この投稿はTwitterでおふぃすかぶさんへのお話を伺った一連のツイートへの返信です。
https://twitter.com/OfficeKabu/status/932516730601070592
先日はありがとうございました。あれからかぶさんのお話をもとに考えたのですが、何のOSを選択するかよりも、環境をローカルからクラウドに移していく考え方、運用に意味があるのかもしれません。
Dropboxの普及以来、個人が複数のPCで環境を共有することが当たり前になり、利便性は格段に向上しました。それぞれのPCが個別にクラウド=ローカル間で同期する仕組みは、オフライン「でも」クラウドサービスを享受するための技術的解決策で、普及の一因となったと思います。
それを僕は今もって「必要な機能」と捉えていましたが、先日の話を経たところ、この数年のモバイル通信環境の向上を踏まえると、「役割を終えつつある機能」と認識を改めました。
冒頭でOSを選択するよりも運用に意味があるのではと自問うたのは、Chromebookに限らず、WindowsであれMacであれ、環境をできるだけクラウドに移し、ローカル環境を身軽にしていくと、使い勝手は変わるだろうという気づきです。
WindowsやMacへの最大の不満は、調べたい、書きたいという欲求が生じたときに、動作の鈍重さゆえに思考と行動を妨げられることが多いところです。
それを避けるため、不要なアプリを消すなど環境を絞るようにはしてきましたが、それでも解消しなかったのがファイル共有のための同期とセキュリティソフトのファイルスキャンでした。考えてみると、ストレージを完全にオンラインに移行すれば、前者は原因からなくなります。またファイルスキャンもローカルHDD内のファイルの変更が大幅に減少することで、負担が軽くなると推測されます。
手元に2010年版の古いMacbookAirがありますが、試しにクラウドストレージとの同期アプリをインストールしないアカウントを作成しました。OS付属のアプリ以外にはMicrosoft Office以外何も入っていないシンプルな環境です。
OneDriveであれば、ローカルのOfficeアプリを使いながらオンラインのファイルを直接編集することができます。この運用でうまくいくようであれば、他のPCにも展開していくつもりです。
ベースとなる環境をGoogle ChromeとOneDriveというクラウドに構築していまえば、端末は「その人に応じて選択する」よりさらに一歩進んで、その「時々の状況に応じて使い分ける」ことになる気がします。
「大きなモニターで使いたい」「慣れ親しんだ文具のように使いたい」「どうしても必要なソフトを使わないといけない」「これまでの蓄積にいつでもアクセスできる環境を常備したい」これらを同時に満たす運用がなんとなく見えてきました。
かぶさんのブログは以前より継続的に読ませていただいており、私の中ではChromebookへの関心が徐々に高まっていました。ですが、お話させていただいたように、検討するほどに超えられないなにかを感じてました。
どうやら、それはChromebookの良し悪しの問題ではなく、OSを選択するという感覚と、すでに役割を終えつつある過去の強みへの過大評価に囚われていたためのようです。
まとまりなくなりましたが、自分の中での整理とかぶさんへの御礼を兼ねて、書きつらねさせていただきました。

https://twitter.com/OfficeKabu/status/932516730601070592
先日はありがとうございました。あれからかぶさんのお話をもとに考えたのですが、何のOSを選択するかよりも、環境をローカルからクラウドに移していく考え方、運用に意味があるのかもしれません。
Dropboxの普及以来、個人が複数のPCで環境を共有することが当たり前になり、利便性は格段に向上しました。それぞれのPCが個別にクラウド=ローカル間で同期する仕組みは、オフライン「でも」クラウドサービスを享受するための技術的解決策で、普及の一因となったと思います。
それを僕は今もって「必要な機能」と捉えていましたが、先日の話を経たところ、この数年のモバイル通信環境の向上を踏まえると、「役割を終えつつある機能」と認識を改めました。
冒頭でOSを選択するよりも運用に意味があるのではと自問うたのは、Chromebookに限らず、WindowsであれMacであれ、環境をできるだけクラウドに移し、ローカル環境を身軽にしていくと、使い勝手は変わるだろうという気づきです。
WindowsやMacへの最大の不満は、調べたい、書きたいという欲求が生じたときに、動作の鈍重さゆえに思考と行動を妨げられることが多いところです。
それを避けるため、不要なアプリを消すなど環境を絞るようにはしてきましたが、それでも解消しなかったのがファイル共有のための同期とセキュリティソフトのファイルスキャンでした。考えてみると、ストレージを完全にオンラインに移行すれば、前者は原因からなくなります。またファイルスキャンもローカルHDD内のファイルの変更が大幅に減少することで、負担が軽くなると推測されます。
手元に2010年版の古いMacbookAirがありますが、試しにクラウドストレージとの同期アプリをインストールしないアカウントを作成しました。OS付属のアプリ以外にはMicrosoft Office以外何も入っていないシンプルな環境です。
OneDriveであれば、ローカルのOfficeアプリを使いながらオンラインのファイルを直接編集することができます。この運用でうまくいくようであれば、他のPCにも展開していくつもりです。
ベースとなる環境をGoogle ChromeとOneDriveというクラウドに構築していまえば、端末は「その人に応じて選択する」よりさらに一歩進んで、その「時々の状況に応じて使い分ける」ことになる気がします。
「大きなモニターで使いたい」「慣れ親しんだ文具のように使いたい」「どうしても必要なソフトを使わないといけない」「これまでの蓄積にいつでもアクセスできる環境を常備したい」これらを同時に満たす運用がなんとなく見えてきました。
かぶさんのブログは以前より継続的に読ませていただいており、私の中ではChromebookへの関心が徐々に高まっていました。ですが、お話させていただいたように、検討するほどに超えられないなにかを感じてました。
どうやら、それはChromebookの良し悪しの問題ではなく、OSを選択するという感覚と、すでに役割を終えつつある過去の強みへの過大評価に囚われていたためのようです。
まとまりなくなりましたが、自分の中での整理とかぶさんへの御礼を兼ねて、書きつらねさせていただきました。
