さて、昨日は我がクラブの競作発表会でした。これまでの記事で紹介しておりました今年のお題である「ペーパー車両」である近鉄通勤車キットですが、お盆休み後半戦の決死(!)の作業の結果何とか締め切りまでには完成したのでした。
まずは車体のクリア吹きをして、さらに屋根の塗装を。
屋根の色はタミヤのヘイズグレーを使ってみましたが。ちょっと濃いかったかな…
屋根の塗装が済めば取付済の空気配管を支えるガイシパーツの色入れを。
配管部分はタミヤエナメルのライトグレー、ガイシパーツは艶消し白を筆塗りでチョコチョコと塗り分けました。が、細か過ぎて何故か背中が痛くなってしまいました(泣)…
空気配管の塗り分けが済めば電気配管の取付を。
先週までに曲げておいたので、取付後に色入れをしておきまにた。
屋根が済めば床下に取り掛かります。
キットには厚手の紙をレーザー加工したものが同梱されております。このレーザー加工した紙を4枚貼り合わせる構成で厚みも十分なんでそのまま組み立てました。
床下を済ませたら窓ガラスパーツに着手。
前回までに銀色の塗装は済ませておりました。マスキング代わりの保護紙を剥がし中桟はキット付属のレーザー加工したパーツを黒く塗り、それが乾燥したら所定位置に置いてシンナー貼りをしておきました。
こうして発表会当日の10時過ぎまで作業を行い何とか完成に至りました。
ホントは予め準備しておいた前面の灯火類の取付も出来たなら良かったんですが、灯火類は競作の参加条件には含まれておりませんので今後の宿題としたのであります。
そうして何とか滑り込んだ競作発表会ですが、今回はゲスト様3名を含めた12名がエントリー。
競作の結果を含めた詳細はいずれクラブのブログで公開されると思いますので、今回はゲスト様の作品を簡単にご紹介。
まずはU本様の可部線。
どこぞのペーパーキット素組の作品で、この17m車に加え同じくペーパーキット素組クモハ73や伊予鉄も出品頂きました。素組を強調されておりました(笑)が、キッチリ組まれており塗装も美しく仕上がりは文句なしです。
こちらはO本様の可部線。同じ可部線でも72系4両編成です。
ご自身がPCで作図されたものを外注でレーザー加工した、いわゆる型紙から製作されたもの。屋根板を使わないペーパールーフ構造でしかも4両すべて異なる屋根のRの違いも忠実に再現されております。この他に西武鉄道E31もエントリー。こちらもペーパー自作でしたが、この可部線を含め素晴らしい完成度でした。
最後は昨年も参加頂いたO田様の近鉄ビスタカー。
アレ?どこかで見たことがあるような?そうです、かのTMS誌の表紙を飾ったペーパー自作の近鉄10000系です。作品の凄さはTMSをご覧頂くとして、ワタシの大好きな近鉄車両に興奮してしまいました(爆)。
なので、当然このビスタカーが優勝!そらそうよ、お~ん。
ちなみに突貫工事も真っ青なワタシの近鉄通勤車なんですが、なんとO本様の可部線72系と同率の2位に選出頂きました。正直完成させることが最優先で、仕上がりは二の次だったものですから思わぬ高評価に感謝感謝なのであります。
残念ながら昨年同様優勝はゲスト様となりましたが同じくゲスト様と同率とは言え何とか2位に食い込むことが出来たということで、クラブの副会長としての役割(?)は果たせたものと安堵しておる次第です。
そんなワケで今年の競作も多くのゲスト様にエントリー頂き、これまで以上に盛り上がったと思います。また、競作エントリーはされなくてもご参加頂いたゲスト様も同じく多数いらっしゃいまして、この場を借りて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。