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「DIY防災(ネットワーク)」

2011年4月1日、広く一般市民の皆様にDIY防災情報を送る発信基地として発足。各地で数多くの防災・減災指導を実施。

寒風沢島での復興ボランティア(№2)

2012-01-29 12:37:01 | 日記
 宮城県の浦戸諸島に「寒風沢島」という島があります。
寒風沢島は、太平洋からの津波に直撃されました。
その海岸の清掃に行きましたが、ヘドロが来なくて、綺麗な砂しか見当たらず
一見、素晴らしいリゾートにみえました。
実際、海水浴場としては人気があると思います。松島とも雰囲気が違いますしね。

  ただ、驚いたのは、ただのゴミかと思って拾おうとすると、全く抜けません。
掘って掘って…それが船の一部だと分かって、
またひたすら、掘って掘って…何かだと分かった時に腰が引けました。
・・・・巨大な船底が隠れていたのです。

ロープの先端を引っ張ってみたら、流されてきた「ウッドデッキ」に巻き付いていたり
竹を抜こうとしたら、養殖網の一部で、人海戦術では無理だと思い知らされました。

・・・・・それが、この地の現実なんです。
若いMINAちゃん、NAOMIちゃん、そして篝たちがそれを正面から受け止めていました。
若い人たちが「美しい日本を守る!」と、口に出さずとも目で語っておりました。

本当に綺麗な海でした。
      

防波堤の大きなコンクリート片・公衆トイレが破壊され、中井さんが崩れた場所を案内しています。
昭和36年のチリ津波の被災碑の横に、流されてきたこけしが偶然ちょこんと…
          

ネコにクワやジョレンを乗せて作業に、…掘って…掘って…ウッドデッキが出てきた~
    


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備蓄倉庫確保にホームセンターの協力を要請。

2012-01-26 13:06:42 | 日記
  最初ご相談を受けたのは、2011年夏、防災意識の高い都下M市の担当職員の方からでした。
備蓄倉庫として、現存場所(学校の機械室)が的確でないとアドバイスしたのがきっかけでした。

  その時、備蓄倉庫不足の解消にホームセンターの協力を要請するようにすすめてみました。
(社)DIY協会さんにも、私の方から、検討して下さるようにお願いした所、
前向きに検討して「会議」にかけて下さるとのご返事でした。

  その後、別の団体様から、同じご相談を受けました。
その折、DIY協会の理事の方から、「DIY協会はHC各社に対し要請はできるものの、強制力は
無く、最終的には各社の判断になりますよ。」というご丁寧なアドバイスを頂きました。

  結果、その団体様の近くのHC様と直接交渉させて頂きました。
HC各社様からは、大変に誠実なご返事を頂き、それぞれが、自社努力をなさっている事がよく分かりました。何もしないで諦めるのではなく、誰かに相談してみたら道が開けるかもしれない、
と希望を持って頂きたいと思い、皆様にも内容を少しだけ公開させて頂きます。


A社様  昨年3月の大震災の際にも、地方自治体からの要請で商品を優先的に供給させて頂いております。

B社様  一部自治体とは「災害時における応急生活物資の調達・供給に関する協定書」を締結し、
    優先的な供給を行うことになっております。

C社様  現在各県の担当者と打診している段階です。いずれその様な機会があれば検討させて頂きます。

D社様  お寄せ頂いた情報は、前向きに検討させて頂きます。

E社様  確かにHCは水・食料・発電機等を日常的に扱っておりますが、
     少なくとも弊社は、備蓄品のためのスペースを別に確保するのは難しいのが現状です。


 ★ 自治体様、団体様で備蓄倉庫確保にお困りの際は、当方へご相談頂きたく存じます。080-5516-5413

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「DIY防災ネットワーク・防災教室」開催~通学路の点検・サバイバル体験

2012-01-23 00:59:15 | 日記
「DIY防災ネットワーク」では、「防災教室」を開催し、依田真広防災士による通学路の避難指導も行われました。

        

 
「DIY防災ネットワーク」では「防災教室・サバイバル体験」を開催し、
児童でも電動工具を正しく使える指導などを、野武防災指導員が実施致しました。

      

「DIY防災ネットワーク」では、震災後の通学路の現状調査を実施しました。見守りの方は県の嘱託の方です。

       

その他、各地において、「被災した家屋をDIYで修復する講座」を開催しております。


「復興せよ」・・・後藤新平と大震災との2400日の戦い

2012-01-23 00:54:43 | 日記
  関東大震災の復興を推進した、後藤新平2400日の戦い…が日本テレビで放送されました。

  もう、実体験された方がほとんどいらっしゃらない訳ですから、貴重な資料を拝見できたと思っています。
  義父の徳重が、国鉄の被服省に勤めていて、猛火に包まれ、隅田川に飛び込んでも、
人が一杯で…と九死に一生をえた。と話していました。
義父は、明治生まれで、しかも被害の最も大きい処にいたので、私の周りでは唯一の証言者でした。

  後藤新平の功績はよく聞きますが、なかなかその人生や、政治生活までは知り得ませんでした。
最近、都内の小学校が次々に取り壊され、保存が呼びかけられていますが、
117校の「復興小学校」が、配置されていたのですね。

「復興せよ!」後藤新平と関東大震災 №1


「復興せよ!」後藤新平と関東大震災 №2




「釜石の軌跡」・・・釜石小学校児童184人の避難・避難誘導

2012-01-21 19:06:22 | 日記
1月17日の、NHK「クローズアップ現代」で「釜石の軌跡」が取り上げられました。

  東日本大震災において、釜石小学校184人の児童避難・避難誘導・防災訓練が大きな話題となりました。
児童たちは下校後に地震に遭遇し、学校の管理下にはなかった。
逃げ惑う事もなく「自分の判断」で全員が無事に避難しきったのです。
直後、全国の教諭の方々や親御さんから、多くの賛辞が寄せられました。

  今回は、前回の「閖上地区の避難心理」同様、184人の児童の動きを丁寧に追跡調査しておりました。
一躍、時の人となられた、群馬大学院の片田教授の分析も「成程~」と唸らせるものがありました。

★その1つは「行政のハザードマップを信じるな!」とまで、教え込んでいた、ということ。
★もう1つは「津波てんでんこ」とは、「自分で自分の命を守る事」という意味では同じなのですが、
単に「絆を断ち切って、家族がバラバラになっても自分の判断で逃げる」という事ではなく、
「家族の絶対的信頼がないと成立しない。家族も避難していると信じることで行動できる」というのです。

  当日の経験を語る子供たちの証言は、大人をも誘導しただけの事はあります。
本当に「自分の判断」が確立されていて、どの子の目にも「迷い」が感じられませんでした。
最後に、自分たちが避難した高台から釜石の市街地を望みながら、
力強く「この経験を、後世に伝えなければといけない…」と語っていました。
私たちも、重く受け止めたいと思います。

   

「釜石の奇跡」釜石小学校184名児童の「津波てんでんこ」№1


「釜石の奇跡」釜石小学校184名児童の「津波てんでんこ」№2