会いたくて会いたくてたまらないほど好きな人・・・。
なんでも好きなものが好きな時に手に入るあり余るほどのお金・・・。
毎日が穏やかに、楽しく流れる豊かな生活・・・。
ほんとうはもう、実現しているのです。
「なに言ってるの? 実現しているのなら見せてよ。」
そう言っているあなたの気持ちの前提はなんでしょう?
そう、「まだ実現していない」なのです。
じゃあ、「実現している」と思うことにする、ということでもないのです。
それはあなたが「実現させる」ために「実現している」と思うようにする
だけなのです。
だから前提はいまだ「実現していない」わけです。
では、どうするのか・・・。
単純に実現してしまっていることを認めるのです。
そう、あなたの夢はすでにすべて実現してしまっており、夢ではなくなっているのです。
実現してしまっているものをこれからさらにどうするというのでしょうか?
必死で瞑想する、イメージングする、アファメーションをする・・・。
みんなあなたの日常生活を少し豊かにしてくれるかもしれませんが、
あなたの夢の実現にはあまり役に立ちません。
だってもう実現してしまっているのです。
こういったことを「夢を現実化するための手段」にしてしまった瞬間からあなたの前提は
「実現していない」になるのです。
だって・・・、何度も言わせてください。
「あなたがこの世界を作り上げている」のです。
あなたが「実現していない」という立場に立った瞬間に、この世界はそれを
提示してくれます。
「でも、目の前に展開していない事実をどうやって違う状態で認めろって言うんだ!!!」
わかります。
無理やり目の前の現実とは違う事実を認めなさいと言われても難しいはずです。
でも、目の前にないからといって、それが「ない」という根拠にもなりません。
外出中にたとえ目の前になくても、家に置いてきている所有物など
いっぱいあるはずなのです。
思い出してみてください。
欲しくて欲しくてたまらないものが手に入ったとき・・・。
手に入った時はすごくうれしかった。
でも、それからはどうだったでしょうか?
徐々に普通の日常に戻っているはずなのです。
あなたはただ単に欲しいものが手に入った時の気持ちよさを体験したかった
だけなのです。
あなたがあれほど欲しいと渇望していたものは日常の一部になってしまいます。
あなたの夢が実現した後も日常は続いていきます。
いまあなたが生活している日常となんら変わりがないのです。
あなたが待ち望んでいた好きで好きでたまらなかった人と一緒になれた・・・。
その後も一人でお買い物に行くでしょうし、働きに行くでしょうし、同性の友達と
遊びに行くでしょう。
待ち望んでいた億万長者になれた・・・。
それでも買い物には行くでしょうし、遊びに行くでしょうし、遊んでいてもヒマだから
なんらかの仕事はするかもしれません。
欲しいものが手に入った。 それでも、ずっとそれを肌身離さず持っているわけでは
ないでしょう。
指輪とかならともかくも、車などは24時間ずっと自分の側においておくわけでは
ありません。
あなたがなにかを所有していると思っていても、それがあなたの目の前にない時なんか
たくさんあるわけです。
なので、たとえ目の前にないことでも「ある」と認めることはそんなに難しいこと
ではありません。
そして、くり返しになりますが「あなたがこの世界を作り上げている」のです。
毎日の日常に流されたり、不安に押しつぶされそうになったりするときは
この事実をついつい忘れてしまいます。
そういったときはあなたが時々目にする偶然の一致を思い出してください。
先ほど見た数字の羅列をまったく関係のないところで見た。
先ほどラジオで出てきた話題をまったく関係のない友人から聞かされた。
家族の人と10年以上会っていない友人の話をしてから街に出ると
偶然その友人に出会った。
こういったものに意識を向けてください。
そうするとそういった偶然の一致、同時性は加速して行きます。
あなたの意識が広がり、そういったことが存在するという可能性を考えるように
なったから・・・。
そして、あんまりにも頻繁に出くわすので偶然の一致ではなくなり
自分にとって当然の同時性になっていきます。
誰もあなたのためにこういった一致するものをわざわざあなたの目の前に
持ち出したりしません。
あなたが自分で作り出しているのです。
なぜ、こういったことならかんたんにできるのでしょう?
あなたが「偶然の一致」として単純に片付けてしまい、そこから深く考えないからです。
「わ!! すごい偶然だな・・・。 こんなこともあるんだ。」
これで終わってしまいます。
次も同じような状況を再現してやろうだとか、どうやったらこんな状況を
もう一回経験できるのだろうかとかいちいち考えないのです。
そういった状況を再現するのはどうやって・・・、と考えた時点でもう、
ある程度のハードルが存在してしまうのです。
「どうやって・・・」と考えた時点で、もうあなたの力に相反する制限を
付けてしまっているのです。
本来であれば実現して当たり前・・・、あなたが椅子から立ち上がるくらい
容易なことなのです。
まず、「実現している」と認めてください。
そうすればあなたの待ち望んでいる世界は自然に目の前に現れます。
あなたがすることはただひとつ・・・、あなたの日常生活をそのまま続けて行くこと・・・。
実現するための方法やタブーなどありません。
あなたは思う存分自分の夢を実現していいのです。
そしてあなたの夢は実現しています。
なにかがあなたの夢を妨げているわけでもなく、あなたの夢を叶えようとしている
力がもたついている、怠けているわけでもないのです。
あなたが認めなければそんな力などありません。
実現しているのですから、あなたにはなにをする必要もありません。
ひたすら自分の生活を楽しいものにするためにどんどん喜びを経験してください。
そうすれば、実現する前の生活も、実現した後の生活も楽しいものになっていきます。
あなたはもう、実現していると認めています。
なので、あなたのほんとうの喜びに満ちた現実がもうすぐ目の前に現れようとしているのです。
それを認めてください。
目の前の現実は本当に当てにならないのです。
あなたがこの世界を作り出している・・・。
あなたが作り出しているものだから、すべては自分のものにできるのです。