考えることによってすべてが明らかになることはない

考えないでください。

考えるのではなく、そのときのフィーリングでやりたいことをやるのです。



あなたがすべきことは考えて自分の進む方向を予測することではありません。

細分化されたあなたにとって予測できる事はたかがしれています。



そのとき、自分が一番やりたいことをできる範囲でやる。

それが強烈な方向付けとなり、次の喜びへとつながっていきます。

そこに思考は不要です。



思考はものを作る時のオーダーフォームでしかありません。

あなたがいつも自分にとって喜ばしい思考しかしていなければ、喜びだけを
あなたにもたらしてくれます。

でも、思考にこだわり、思考を駆使してしまうとまず思考ありきになって
しまいます。



思考が思考を生み出し、いつのまにか自分がまったく望んでいないものを
生み出してしまう。

思考はもともとこの宇宙を生み出す際のツールでしかありませんでした。

誤解しないでください。　あなたは思考そのものではありません。

あなたは思考を使う存在なのです。

どうかツールでしかない思考に飲み込まれないでください。



そのためには考えすぎないということです。



ただ単に喜びを求めてください。

喜びを求めていけば、あなたが欲しいものはどんどん提供してもらえます。

その喜びを得るにはどうしたらいいのかなどと考えて、思考を喜びを遠ざける
ツールにする必要はないのです。



あなたがなにかをするために原因、論理、方法などはいっさい考える必要は
ありません。

あなたがなにかについて原因を考えたとたん、思考はそれに対するもっとも
らしい状況を作り出そうとします。

後付け解釈です。　あなたの世界では真実のように見えますが、真実では
ありません。



要するにあなたが真実を知ろうと探求し、考えれば考えるほど、そこに
先回りするように事実を作り出します。

もとからあったように思えるかもしれませんが、みんな後付け解釈です。

もちろん、あなたが知りたいと思ったからそれが提示されただけなのです。



「●●●したいんだけど、どうすればいい？」と求めるのは別に問題は
ありません。

実際、あなたが経験したい喜びにつながっているでしょう。



でも、なにか自分に起こったことの真理や本当の意味などは考えない方が
いいのです。

考えれば考えるほど、それに対応する事実が作り出され、納得していくだけです。

それが自分にとって喜びを得るような方向に向かっていればいいのですが、
そうでなければ不毛の迷路にはまり込みます。

あなたにとって得られるものはなにもないでしょう。



わたしがここに書いたことにも反論したいと思えば、どんどんあなたの意見を
裏付ける証拠が集まってきます。

でも、少しでも信じればやはりそれを裏付ける証拠が集まってくるのです。

ただ、「信じたいから、なんとかして証拠が欲しい」などと思ってしまうと
なかなか証拠はやってきません。

そのときのあなたの前提は「わたしは信じていない・証拠はない」だからです。



なんと精妙なのでしょう！！



もう一度言わせてください。

考える事によってあなたのやりたいことが現実化することはありません。

考える事によってすべてが分かることもありません。

思考が次から次へとそれに対応する事実を作り出してしまうからです。



あなたができることはただひとつ。

喜びを求め、それによって作り出された波に何も考えず乗っていけばいいのです。

この世界はこんなに簡単なのです。

愛する人はあなたの目の前にいます

愛する人はあなたの目の前にいる・・・、それを認めてください。



わたしが認めてもダメなのです。

あなたが認めなければ、愛する人はあなたの見えるところにやってくることが
できない・・・。



愛する人のことを考えるとついつい頭で考えすぎてしまいます。

「わたしがあんなことをしたから・・・」

「どうしてわたしだけが・・・」



正直、そんなことは関係ないんです。

あなたがどんな考えや行動をしようが、最終的にそれを愛する人がいない
と思われる世界にリンクさせてしまった、それだけのことなのです。

あなたとおなじ行動をしても愛する人を失っていないひとはいっぱいいます。

そして、その人たちもあなたが作り出したものなので、あなたもそうなれます。

あなたに失って当然のものなどないのです。



あなたの世界はあなたが注意を向けているものについていろいろな情報を
集めてこようとします。

だから、あなたが愛する人がいない・・・、どうすればいいの・・・と
考える時間が多ければ・・・

「愛する人が目の前にいないのは当然の成り行き」

「現実的になれ」

「夢を見るな」

「奇跡など起こらない」

というような、その愛する人がいない世界を補強するような情報が
いっぱい飛び込んでくると思います。



あなたは愛する人がいない世界と戦っています。　

目の前の世界と戦わないでください・・・。



あなたはこの世界です。

何度も言っているように喜びを求めることがこの世界の本質なのです。



遊んでいてお金が入ってくるアラブ人のような生活をしたいのであれば、
それもその人にとっては喜び・・・。

働くことに意義を見いだし、その範囲内で楽しみたいのであれば、それも
喜び・・・。



どんな形であれ、人が喜びを求めるのは本質でありそれを世界は喜んで
サポートしてくれるのです。

なぜなら、この世界はあなただから・・・。

自分を喜ばせるのは当然の権利です。

だからまず、あなたも自分を喜ばせることをしてください。

そうすれば世界も喜んであなたを喜ばせてくれるでしょう・・・。



おそらく、あなたは意識して愛する人がいないと思える世界に足を
踏み込んだわけではないと思います。

ただ、どんな形であれあなたの思考が愛する人がいないと思える
世界にリンクしていた・・・、これは確実なのです。

でも、その理由探しは辞めてください。

そんなことを始めるとそこにどんどん意識を注ぎ込み、次から次へと
新たな理由を増やし始めます。

そして、あなたはそれを克服しなければいけないと思い込む・・・。

そしてそうしている限り、あなたの目の前にその理由は問題として
存在し続ける・・・。

まさしく不毛なのです。



あなたの愛する人は確実にあなたのもとへやってきます。

だから、待たないでください。　いつやってくるのか知らなくても大丈夫です。

いまのあなたは「愛する人」イコール「いない状態」になってしまっている。

あなたが愛する人を思い浮かべ、出てくる概念は「その人がいないこと」です。

あなたがその人のことを考えているかぎり、その人が目の前に見えてくることは
ないでしょう。



なぜなら、その人のことを考えているときのあなたは、身の回りに強烈な
「あのひとがいない」という結界を張っているからです。

目の前に愛する人がいないと思えるあなたの知覚の狭さを考えると当然なのかも
しれません・・・。

でも、あなたは意識を広げ、愛する人がいる世界に入っていきたいと
思っているはずです。

自分には見えていない現実がある・・・、１００％わからなくてもいいので
あなたの認識の中に留めておいてください。



新しい考えを知ったからといって１００％理解しなければいけないわけでは
ありません。

あなたの心の中でそういった考えがあるということを認識しておけば、
少しずつあなたの考えは変わっていきます。

そしてことあるごとに、その認識は大きくなっていくのです。

あなたが意識を注げば・・・。



どうか目の前の世界とは戦わないでください。

そして、うれしいこと、楽しいことをどんどんやってください。

その途中で他の人に魅力を感じてときめいても大丈夫です。

そのときめきが牽引力になって、いずれあなたの愛する人とのときめきを
つれてきてくれるでしょう。



かといって、考えすぎないで・・・。

「ここでときめいておけばあの人はやってくる・・・」とは
考えないで・・・。

ときめくことが愛する人を連れてくるための作業になってしまいます。

そして、それは「愛する人がいない」世界でする作業なのです。



あなたがすべき作業はいっさいありません。

自分の進む方向をこの世界に知らせるために、自分ができる範囲で
喜びの一歩を踏み出すだけ・・・。

できる範囲で自分にとってうれしいことをしてください。



あなたがどんどん喜びを経験すると決心すれば、世界はどんどん
喜びを運んできてくれます。

そしてその中にはあなたが愛する人も入っているでしょう。

なぜなら、愛する人はあなたにとって喜びだから・・・。



どうか、あの人を欲することが愛ではないとか、エゴであるとか
余計なことは考えないでください。

ほんとうの愛はあなたが思っているようなちっぽけなものではなく
そのようなえり好みをしません。

だから、どんなことであれ愛する人と一緒になれない理由を見つけよう
としないで・・・。

あなたが勝手に自分に制限をつけているだけなのです。



あなたはこの世界を楽しみさえすればいいのです。

この世界は本当に楽しい世界だから、愛する人もそこにいるのです。

ほんとうのあなたは・・・

ほんとうのあなたは不変の存在です。

そして、この世界の始まりからずっと存在しています。

というよりも、この世界の始まりがあなたの始まりなのです。



「え？！　そんなの知らないよ。　だいたいこの世界の始まりなんて
　みたこともない！！」



もちろんです。

最初はひとつでしかなかったあなたはこの世界を作り出し、どんどん自分を
細分化していった・・・。

まさしく箱庭です。

そして、その中に物語を作るためにいろいろな存在を作り出した・・・。



細分化したあなたはその箱庭の中を動き回る事ができる・・・。

いろいろなドラマを経験する事ができる・・・。

一人だった時よりももっと楽しい・・・！



ところが、その箱庭の中でもなんでもできてしまう・・・。

なので今度は制限をつけ始めた。

自分が経験した事がない世界を経験してみたい・・・。

自分を究極まで細分化してしまうことで、この世界のほとんどの部分を
未知の領域にしてみた。



そして、時間的な制限もつけるようになった・・・。

あなたの命は有限だと思えるようになった。

これで「いずれすべてを経験できる」と、のらりくらりすることはなくなった・・・。

時間も資源もすべてが制限されている・・・。

壮大な椅子取りゲームだ！！



命を有限にすることによって、まるで四季のように美しいストーリーが
できあがる・・・。



あなたは何度も何度も生まれ変わってきたように見えますが、この世界の
始まりからいままでずっと存在してきたのです・・・。

かといって、「わたしの前世は●●●という人で・・・」と特定の人に
限定するのも適切ではありません。

というのも、みんなあなただからです。



たまたまあなたのある感情パターンをたどっていけば、前世と思える時代の
個人と思えるものにたどり着く事はあるかもしれません。

あなたは世界のはじまりから分裂、転生と思えることをくり返す事で
壮大な概念、認識、感情のデーターベースを作り出しました。

あなたはそこにアクセス可能です。　だから、この世界のすべてのデーターを
引き出す事ができます。

当たり前なのです！　あなたの中にあるのですから。



「じゃあ、進化論とかはどうなるんだよ！！！　人間はサルから進化したんじゃ
　ないのかよ！！」



忘れないでください。

あなたがこの世界を作り出しているのです。

つじつまを合わせるためであれば、どんどん後付け解釈をして新事実を作り出します。



理屈できちんとした証拠を出してくるなんて不可能なのです。



この世界では科学が進歩した事により明らかになったことがどんどん
増えていくように思えます。

でも、それは実際は後付け解釈が新たに作られただけです。

そして、どれだけ突き詰めていっても、最後には未知の部分が残るのです。



いろいろと新発見が増えていきますが、ほとんどが後付け解釈に過ぎません。

つじつまを合わせるために無理やり新事実をでっち上げているようなものです。



この世界は思考でできています。　思考すればするほど新事実が生まれてくるのは
当然の事です。

そしてそれが事実かどうかはどうでもいいのです。



あなたがほんとうにこの世界の始めから存在し、細分化したことによって認識が
変わっただけの存在なのか、それともほんとうにサルから進化した人間の親から
生まれた、いままでの年齢分の存在でしかないのか・・・

確かめたければご自由にどうぞ・・・。



ただ、思考があなたに解決をもたらすことはありません。

思考がそれに合う事実を作り出すだけですから堂々巡りです。



話はそれましたが、あなたにはこのような膨大なデーターベースがあります。

でも、それに容易にアクセスできてしまうとせっかく細分化してもこの世界
では万能な存在になってしまい、おもしろくともなんともありません。

結局、転生と思える過程で全部リセットしてしまった。



「転生と思える」といったのは、本当の転生ではないから・・・。

死すら制限でしかないのです。

では、その死という制限を取り払うとどうなるのでしょう・・・？

あなた次第です。



正直、転生の前の時代が前世であり、後の時代が後世であるという
認識すらでたらめなのです。

あなたは存在する世界を変えただけで、そこに時間の前後関係がある
わけではありません。

しかも、この世界はすべてあなた。　前世と思える世界にいるあなたと
後世と思える世界にいるあなた・・・。　その活動は同時進行なのです。



クラクラしてきましたか？



結局、時間は幻想であり、あなたは自分の分身をいろいろな世界に
存在させていろいろな経験を積んでどんどん成長しているのです。



もちろん、細分化されたあなたが存在しているある世界の中で意識が向上し、
その世界がよくなっているように見える時もあります。

それはそれで素晴らしい事なのですが、本当はもっと壮大なスケール
なのです。



だから、この世に提示される考え、すべてはあなたの反映です。

あなたが持っていながら気づいていない部分の反映です。

あなたは本当に強大な存在なのです。

ただ、細分化されたあなたはそのような提示される様々な考えから
好きなものを選ぶ事ができます。

そしてそれがあなたの目の前の世界を作り上げていくのです。



自分が選ばない考えとは戦わないでください。

認めなければそれであなたに対してなんの力も持ちません。

ただ、あなたの膨大なデーターベースからポッコリ出てきただけです。

なんらかのきっかけで・・・。



たまたまあなたが考えている事に関連したから出てきただけかもしれません。

ひょっとしたらいま、あなたが信じたいこととまったく逆の内容で
あなたを当惑させるかもしれません。

ある意味、そんなきっかけであなたが当惑するほど意識を注いでいたから
でてきただけのことです。

その正当性を認める事はまったくないのです。



あなたは力を備えており、さらに無限の存在なのです。



では、細分化されたあなたはこのような壮大なスケールで蓄積された
データーベースにいつでもアクセスできるのでしょうか？

もちろんです。

自分を細分化し、無力な存在と思い込む事によって、自分が存在する
ことに決めた世界を目一杯楽しむ事こともできますが、そのような
データーベースの助けを借りたければいつでも借りる事ができます。



自分にいじわるをしても仕方がないわけですから・・・。



そういう情報が手に入る・・・、これを認めてください。

そうすれば必ず手に入ります。

あなたが作っているこの世界です。

そういった情報を教えてくれる人がいて、その人がさらにいろいろと
助けてくれると考えてもいいでしょう。

異星人であろうが、神の使いであろうがなんでもかまいません。

なんと心強いことでしょうか！！！



あなたはこの世界を１００％の喜びとともに経験する事ができます。

自分の望むがままに、この世界を作り出してください。

この世界はあなたのオーダーメードに１００％応えてくれる、
光で映像を作り出すホログラフィーのような世界なのです。

マイナスの感情はまもなく消えていきます

あなたが抱えているマイナスの感情については、あまり気にしないでください。

それでも、時々、どうしようもない怒りや恐怖を感じたら・・・

自分の声を聞くかのように静かにその感触を感じてあげてください。



無理に思考に結びつける必要はありません。

でも、なにか訴える声が思い浮かぶのであれば聞いてあげてください。



ただ、そのような怒りや恐怖をしらみつぶしにして感じきるようなことを
する必要はありません。

自然に出てきたら対処をしてあげればいいのです。



どっちにしろ、そのようなマイナス感情はいずれ消えていきます。

あなただけでなく、この世界から・・・。



くり返しになりますが、あなたが存在している理由は喜びです。

喜びを感じることがあなたの本質であり、生命としての拡大なのです。



怒りは細分化されたあなたのもっと愛されたいという気持ちの現れです。

「自分はこんなものに値しない」という心の叫びなのです。



それに対して恐怖は自分のまちがった姿を信じることです。



あなたはこの世界の創造者であり、自分が望むことはなんでも作り出すことができる。

そしてあなたの本質は喜びを求めます。

次から次へと喜びを作り出し、それを経験していくことは当然なのです。



でも、細分化されたあなたにはそれを信じることはできない。

とてもではないが、自分にそのような力があるとは思えない・・・。

自分のいままでの経験と照らし合わせてもそのようなことは絵空ごとだ。



仮にそのような力を持っていたとしても、自分にはとてもじゃないが、
使いこなせそうにない・・・。

今日もネガティブなことをいっぱい考えてしまった。　その報いを受ける
にちがいない・・・。　



でも、よく聞いてください。

あなたは強大な存在であるだけではないのです。

喜びを求める存在なのです。

なぜってわからないですか？



細分化されたあなたの目から見ても喜びが欲しいとは思わないですか？

すし詰めの通勤電車よりも、ラッシュアワーの動かない高速道路よりも、
朝は海沿いの別荘で潮風を感じながら紅茶を飲んで本を読んだり、友達
と語り合う・・・、そんな生活を求めませんか？

たとえ、上の例があなたの求めているものではなかったとしても、
自分の生活に喜びを求めませんか？

喜びを求めることがあなたの本質であり、それがこの世界の本質なのです。

なぜなら、この世界はあなただからです。



たとえ細分化されたあなたが目の前の現実のようなものに執着し、本当の
自分の姿に抵抗しても、この世界の巨大な力はあなたを喜びに向けて強力
に後押しします。

時にはゆっくりと穏やかに、時には「目を覚ませ！」といわんばかりに
急激に・・・！

放っておいてもあなたは自分には力があり、おのずと喜びを求める
存在であると気がつきます。

そしてそのように振る舞わざるを得なくなるのです。



いずれマイナスの感情は消えてなくなります・・・。

あなたは自分の力に気づき、喜びをひとりでに求めるようになります。

そうなれば、自分が愛されていないという叫び声である怒りや、
まちがった事を信じている倒錯した状態である恐怖などは
感じなくなります。



あなたがやることはただひとつ・・・。

いま、目の前がどのように見えても、できる範囲で自分がやりたい事を
やること・・・。

自分がうれしいと思える事をやること・・・。



自分がやることがこの先どのようにつながっていくのかなど考えずに・・・。

ただ、自分をできるかぎり喜ばせてやる・・・。



これをするだけで怒りは徐々に消えていくのです。



あなたは強力で喜びを求める存在です。

そのあなたにまちがったことが起こるはずがないのです。

それを自分に認めてあげてください。

しつこく唱える必要はありません。

気づくだけで認識は変更され、思考パターンが少しずつ変わっていきます。



完璧にできなくてもいいのです。

自動操縦で目的地にたどり着けるのですから・・・。

かなうメソッドなどない

題名の通りです。

あなたの夢を叶えるメソッドなんてありません。



もう、わかりますよね。

かなえるためのメソッドを意識した時点で「まだ、かなっていないから
早くかなえて」という意思表示になるのです。

イメージング、アファメーション、断言法、いろいろなメソッドが
存在します。

これらがメソッドとして存在し得たのは「もう、すでにかなっている」
という認識を得ることが前提だからです。

毎日、努力していそしんで、「ああ、まだかなわないのかしら・・・」
と待ちこがれるものではないのです。



なによりもあなた自身が一番気がついているはずです。

「なにかがおかしい・・・」

自分でもよくわかっている。

それをあなたが作り出した世界の一員であるわたしが、あなたにわかる形で
伝えただけなのです。



ほんらいあなたの世界は自動操縦です。

なにかを興味を向けたら、自然にそちらに向かって進んでいく。

ところがあまりに早くついてしまうとおもしろくない・・・。

いろいろと売られているゲームでもすぐにゲームクリアーなら
売れませんし、そもそもゲームとして成立しません。

「金を返せ」になってしまいます。



だから、いろいろな制限をつけた。

ほんとうであればレベル９９で無敵のところを、わざと自分の見える範囲に
制限をつけてレベル０、つまり本当に無力に思える存在にした。

この無力と思えるところがポイントです。



でも、あなたはどんなことをしても無力にはならない。

そもそもあなたが作り出し、ゲームに参入したこの世界。

この世界はあなたです。

その世界とつながりが完璧に分断されるわけがない。



「じゃあ、それを証明してくれ！！」



その証明はあなたが意識を向けさえすればいっぱいある。

少し前に見た数字の羅列とまったくおなじものを直後に目にする。

友人との話題に出てきた話題がまったく違うところでまた出てくる・・・。

もっと意識が広がってくると「この世の中はまったくあり得ないやり方で
ひとつにつながっているんじゃないか」と思えてくる。



あなたが意識を広げようと思えば、このような偶然の一致はいっぱいある
わけです。



でも、このようなことをコントロールしようとするとうまくいかなくなる・・・。

このような小さな偶然の一致さえ、意識的に作り出そうとすると
なかなか現れてくれない。



あなたは本来は大きなこの世界、非常に巨大な存在です。

そして、こういった偶然の一致は、細分化されたあなたが呼吸をするくらい
自然なことです・・・。

ほんとうはどんなことでもできるのです。

１００億円手に入れることさえ、細分化されたあなたがカフェに行って
カプチーノを頼むこととあまり変わらないのです。



ところが細分化されたあなたは自分のまわりに巨大な結界を作ってしまった。

「わたしは無力であり、この世界のあらゆるものとは完全に分離した存在である」
という認識を・・・。

その結界を超える範囲が大きいように思える願望であればあるほど、あなたの
中で勝手に抵抗が増えていきます。

そう、あなたが勝手に抵抗を増やしているのです。



このような抵抗はあなたがなにかを意識的にしようとすると、ことごとく
影響してきます。

なにかを意識的にしようとする、それはあなたが自分が張った結界を超えて
なにかに働きかけなければならないということだからです。

この意識的な行動をやめれば、あなたはなにかを待っている状態です。

その時は周囲が結界そのものまで動かしてくれますから、あなたがなにかに
働きかける必要はない。



よく、「行動してください」と言われます。

これはある意味真実であり、ある意味少しズレたものの見方です。



あなたがなにかを望めば世界は喜んで動いてくれます。

あなたはこの世界であり、あなたが存在している理由は喜びだからです。

これは絶対的な真実です。



そして、世界が動いてあなたのために完璧な状況をセッティングしてくれた
とき、その状況が目の前にやってきたとわかったとき・・・、

あなたは動かなければいけないのです。

これが「受け取る」ということなのです。



そして、そういう状況が絶対にやってくると知る、思い出す。

これも「受け取る」ということです。



「わたしはこのような状況を見落とすんじゃないか・・・」



そんなことは絶対にありません。

あなたがなにかを経験すると決めた以上、世界はなにがあってもあなたに
それを経験させようとしてくれます。

最後の最後にあなたが気持ちを変えない限り・・・。

弱気になって尻込みをしないかぎり・・・。



「こんなに調子に乗っていずれ報いがくるのではないか・・・。　罰を受ける
　のではないか・・・。　どこかに落とし穴があるのではないか・・・」



このような考えがいかに有害なものかよくわかるはずです！！



このような考えはあなたの世界の住民があなたに吹き込んだものです。

彼らももとはといえばあなたが作り出した世界、つまりあなたが作り出した
考えを話しているだけです。

でも、それはゲームの中の演出に過ぎません。

いろいろな考えがあなたに対して提示されますが、すべてを受け入れる必要
などいっさいないのです。

レストランでメニューを見るといろいろな料理が載っており、その中から
好きなものを選ぶことができる・・・、これと全く変わらないのです。



これだけ自然に流れていく世界の中で、なにもわざわざメソッドを実践して
「わたしの夢はかなっていません」と意思表示をすることによって、あなたが
求めているものがやってくる道をでこぼこにする必要はないのです。



あなたはこの世界を信頼し、そして楽しむ・・・、それしかないのです。



イメージング、アファメーション、断言法、その他のメソッドをあなたが
楽しんでやれるのであればどうぞやってみてください。

ただ、それがかなえるための必死の努力なのであれば、あまりおすすめ
しません。

それでもやるかやらないかはあなたの自由です。



あなたが「やりたい」とこの世界にオーダーしたもの・・・、それにつながる
道は最初は予想外の姿で現れることが多いのです。

そしてその予想外の姿のサインは・・・、

「なにかをやりたい」という気持ちです。



なにかをやりたいという気持ちであなたを引きつけてきます。

どうかその気持ちを本物かどうかなんて分析しないでください。

その気持ちがあなたの望むものにつながっているかどうかなんて
考えないでください。

それ自体がこの世界を疑っていることになるのです。



この世界は完全な愛であなたが望むものを提供してくれます。

あなたがこの世界を疑ったとたん、すぐさま荒涼とした世界を
提供してくれるでしょう。



なにも考えずにあなたは人生を思いっきり楽しめばいい。

あなたの人生はあなたの夢をかなえればそれで終わりというような
ちっぽけなものではない。

人生のあらゆる局面を楽しむようにできている。

あなたはそれを信じることなのです。

信じてくれなければ提供しようがない・・・。



最初は小さくてもいいのです。　喜びへの一歩を踏み出してください。

自分がうれしくなるような最初の一歩を・・・。

そうすれば、次から次へとつながっていきます。

あなたが考えすぎて疑わない限り・・・。

そして、喜びを広げていけば、最終的にその喜びはあなたの夢さえも
包み込み、かなえてくれるでしょう。

あなたが「まだまだ・・・」と自分で遠ざけていた夢でさえも・・・。



あなたはすべてを受け取っていいのです。

完璧でなくてもいい・・・。　少しずつ信じていってください。