さて前回、Adobe Acrobat & Reader 7.0xで「WebブラウザでPDFリンクをクリックした際、ダウンロードダイアログを表示できない」問題に関して結論が出たのでレポートします。(前回のレポートはこちら)
Adobeは、「できる！」の一点張りなので今回はOS(WindowsXP Pro SP2)とAdobe Reader 7.01だけというクリーンなテスト環境を用意して検証してみました。
が、結果はやはり出来ません。
周りに出来ているユーザーが誰もいないことと、今回のクリーンな環境による検証結果を踏まえるとやはりAdobeの回答が間違っているとしか考えられないので再度Adobeの購入前相談窓口にこの件について問い合わせたところ、
「7.0のPDFファイルのダウンロードに関しては6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。一度アンインストールを実行して再度インストールを行なってください。」
というこれまでと同じ回答。
周りに出来ているユーザーがいない事とOSとReader 7.01のみのクリーンな環境を用意して検証していることを伝えると、Adobe担当者は飽きれた口調で、
「技術に確認してきます。」
としばらく席を外し、
「技術に確認したところ、Adobe Reader 7.0及びAcrobat 7.0共にできるとのことです。」
という回答。
確認のため具体的な設定手順を教えてほしいと伝えると、
「Adobe Readerはサポートのない無償ソフトであり、こちらは技術サポート窓口ではないので設定手順等をお知らせすることは出来ません。」
とのこと。
この担当者ではこれ以上話をしても無駄と判断し電話を終了し、再度Adobeの購入前相談窓口に電話(違う担当者が対応)し、この件についてこちらの環境や状況を伝えたところ、
「6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。一度アンインストールを実行して再度インストールを行なってください。」
というこれまた同じ回答。
実際にそちらで設定を行なって出来ているのかどうか確認してほしいと伝えると、
「それでは技術に確認してまいりますので折り返しご連絡します。」
ということになり連絡を待つことに。(今回の担当者はすこし柔軟な対応ができる人のようで(´▽｀) ホッ)
小一時間程度して担当者からの折り返しの回答に驚愕！
「技術にて実際に設定を変更し検証した結果できないとのことで、7.0から仕様変更されているようです。」
というこれまでと180度逆の回答。(予想はしていましが・・・笑)
この仕様変更は、Adobe Acrobat 7.0、7.01、Abobe Reader 7.0、7.01すべてに該当します。
ちなみに、WebブラウザでPDFリンクを[右クリック]→[対象をファイルに保存]を行なえば従来と変わらず[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示可能ですが、この方法はPDFへのリンクが実際のPDFファイルへ直にリンクされている場合は問題ないのですが、ダウンロードページ等へリンクされていた場合は対象のhtmlファイルをダウンロードすることになりちょっと面倒です。(実際にこのパターンのPDFリンクは非常に多い)
なにはともあれ結論としては、Adobe Acrobat & Reader 7.0xは6.0xから仕様変更が行なわれており「WebブラウザでPDFリンクをクリックした際、ダウンロードダイアログを表示できない仕様に変更されている」ということが判明しました。
結局今回4人目でやっと正しい回答を得られたわけですが、私の場合は周りににプロの出版関係者のユーザーやOSと該当ソフト(Adobe Reader 7.0x)だけというクリーンなテスト環境を用意できたので自信を持って問い合わせを行なえたので4人目まで突っ込んで問い合わせできましたが、そういった状況/環境を持たないユーザーが問い合わせる事を考えると今回の件は非常に問題です。
しかも、これだけ突っ込んでやっと「実際に設定を行い検証する」というメーカーの姿勢には飽きれるしかありませんね。(今回初めてメーカーがこの仕様変更に気づいたことになり同様の問い合わせを過去に行なっていたユーザーがいたらと思うと・・・)
業界大手のソフトウェアメーカーですら自社製品の仕様変更をまともに把握出来ていないというのには正直非常に驚きました。
発売/リリースされてまだ間もない製品であればまだ理解できなくもないのですがすでにアップデータがリリースされるほど時間経過している製品であるにもかかわらず実際はこんな状態というのにはガッカリですね。(サポートによる回答の信頼性はあやしく鵜呑みにしてはいけないということになります)
それにしても、今回の仕様変更も含めAdobeはこのところPhotoshop CSでサムネイルアイコンの廃止やPremiere Pro 1.5からバックアップイメージ使用できないアクティベーションの導入(バックアップイメージをリストアすると毎回ライセンス認証が必要になる)など、正規ユーザーに不便を強いる仕様変更が続いており個人的にはすっかりバージョンアップが滞っています。(アクティベーションの導入自体は特に問題ないのですがバックアップイメージを取れないその仕様が・・・)
18日、AdobeがFlashで有名なMacromediaを買収することで合意に達したという発表があり、MacromediaのStudio MX 2004ユーザーでもある私としてはStudio MXも不便を強いられる仕様に変更されてしまうのではないかと先行きがかなり不安です・・・^^;
Adobeは、「できる！」の一点張りなので今回はOS(WindowsXP Pro SP2)とAdobe Reader 7.01だけというクリーンなテスト環境を用意して検証してみました。
が、結果はやはり出来ません。
周りに出来ているユーザーが誰もいないことと、今回のクリーンな環境による検証結果を踏まえるとやはりAdobeの回答が間違っているとしか考えられないので再度Adobeの購入前相談窓口にこの件について問い合わせたところ、
「7.0のPDFファイルのダウンロードに関しては6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。一度アンインストールを実行して再度インストールを行なってください。」
というこれまでと同じ回答。
周りに出来ているユーザーがいない事とOSとReader 7.01のみのクリーンな環境を用意して検証していることを伝えると、Adobe担当者は飽きれた口調で、
「技術に確認してきます。」
としばらく席を外し、
「技術に確認したところ、Adobe Reader 7.0及びAcrobat 7.0共にできるとのことです。」
という回答。
確認のため具体的な設定手順を教えてほしいと伝えると、
「Adobe Readerはサポートのない無償ソフトであり、こちらは技術サポート窓口ではないので設定手順等をお知らせすることは出来ません。」
とのこと。
この担当者ではこれ以上話をしても無駄と判断し電話を終了し、再度Adobeの購入前相談窓口に電話(違う担当者が対応)し、この件についてこちらの環境や状況を伝えたところ、
「6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。一度アンインストールを実行して再度インストールを行なってください。」
というこれまた同じ回答。
実際にそちらで設定を行なって出来ているのかどうか確認してほしいと伝えると、
「それでは技術に確認してまいりますので折り返しご連絡します。」
ということになり連絡を待つことに。(今回の担当者はすこし柔軟な対応ができる人のようで(´▽｀) ホッ)
小一時間程度して担当者からの折り返しの回答に驚愕！
「技術にて実際に設定を変更し検証した結果できないとのことで、7.0から仕様変更されているようです。」
というこれまでと180度逆の回答。(予想はしていましが・・・笑)
この仕様変更は、Adobe Acrobat 7.0、7.01、Abobe Reader 7.0、7.01すべてに該当します。
ちなみに、WebブラウザでPDFリンクを[右クリック]→[対象をファイルに保存]を行なえば従来と変わらず[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示可能ですが、この方法はPDFへのリンクが実際のPDFファイルへ直にリンクされている場合は問題ないのですが、ダウンロードページ等へリンクされていた場合は対象のhtmlファイルをダウンロードすることになりちょっと面倒です。(実際にこのパターンのPDFリンクは非常に多い)
なにはともあれ結論としては、Adobe Acrobat & Reader 7.0xは6.0xから仕様変更が行なわれており「WebブラウザでPDFリンクをクリックした際、ダウンロードダイアログを表示できない仕様に変更されている」ということが判明しました。
結局今回4人目でやっと正しい回答を得られたわけですが、私の場合は周りににプロの出版関係者のユーザーやOSと該当ソフト(Adobe Reader 7.0x)だけというクリーンなテスト環境を用意できたので自信を持って問い合わせを行なえたので4人目まで突っ込んで問い合わせできましたが、そういった状況/環境を持たないユーザーが問い合わせる事を考えると今回の件は非常に問題です。
しかも、これだけ突っ込んでやっと「実際に設定を行い検証する」というメーカーの姿勢には飽きれるしかありませんね。(今回初めてメーカーがこの仕様変更に気づいたことになり同様の問い合わせを過去に行なっていたユーザーがいたらと思うと・・・)
業界大手のソフトウェアメーカーですら自社製品の仕様変更をまともに把握出来ていないというのには正直非常に驚きました。
発売/リリースされてまだ間もない製品であればまだ理解できなくもないのですがすでにアップデータがリリースされるほど時間経過している製品であるにもかかわらず実際はこんな状態というのにはガッカリですね。(サポートによる回答の信頼性はあやしく鵜呑みにしてはいけないということになります)
それにしても、今回の仕様変更も含めAdobeはこのところPhotoshop CSでサムネイルアイコンの廃止やPremiere Pro 1.5からバックアップイメージ使用できないアクティベーションの導入(バックアップイメージをリストアすると毎回ライセンス認証が必要になる)など、正規ユーザーに不便を強いる仕様変更が続いており個人的にはすっかりバージョンアップが滞っています。(アクティベーションの導入自体は特に問題ないのですがバックアップイメージを取れないその仕様が・・・)
18日、AdobeがFlashで有名なMacromediaを買収することで合意に達したという発表があり、MacromediaのStudio MX 2004ユーザーでもある私としてはStudio MXも不便を強いられる仕様に変更されてしまうのではないかと先行きがかなり不安です・・・^^;
