ひたむきってどっち向き?

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茨城県立中央病院 後期研修医募集説明会に行ってみた。

2015-07-08 17:23:15 | 臨床研修
7月4日(土)に、茨城県立中央病院において、来年度の後期研修医募集説明会が開催された。
※当日配られたパンフレット、超カッコいい。

【関義元先生のお言葉(ブログから抜粋)】
初期研修を終えた医師が独り立ちするまでの数年間は、非常に重要な期間です。これまでは、この時期の教育は各学会任せの専門医制度あるいは医師個人の自助努力のみで成り立っていましたが、2017年度から後期研修に入る全ての医師は、19領域の専門医プログラムの内、いずれかを選ぶことが義務化されます。当院でも、総合診療専門医プログラム、内科専門医プログラムを基幹病院として立ち上げる予定です。
(茨城県立中央病院 総合診療科 ~ 県中新聞 online ~)
http://kenchu-soushin.blogspot.jp/2015/07/1ptls.html


【今回のメニュー】
今回は、2017年度から立ち上がる(1)総合診療専門医プログラム、(2)内科専門医プログラムの概要説明と、既設プログラムである「内科総合コース、救急・総合診療コース、茨城県立病院群家庭医療後期研修プログラム『かさま』」の紹介、当科の後期研修プログラムに所属する4名の後期研修医の先生方のポートフォリオ発表会(研修の振り返りも合わせて)というメニュー。

よく耳にする「ポートフォリオ」って何よ?と言われれば
症例+省察、といった形で記載される詳細な事例報告のことで、ポートフォリオをみると、それを書いた医師が、どのような視点で患者をみているか、を垣間見ることが出来るらしい。


北茨城市民病院で研修中の市毛博之先生。以前、体調不良でリアルに診療されたことあり。とても信頼のおける今後が楽しみな先生である。

【感想】
◆後期研修中の先生方の報告を聞いてみると、県中が自由度が高く、急性期医療を中心とした幅広い総合診療研修を行っていることが垣間見れた。
◆今回は、石岡第一病院、常陸大宮済生会病院、東京医大茨城医療センターなどなど、外部協力病院の指導医も数多く参加されており、院内外での充実した研修が期待できることが分かった。
◆参加者の1人は静岡県から。茨城県出身でもなければ筑波大学卒でもない。まさに「縁もゆかりもない」のないこの病院によく来ましたねと思いつつ、それだけ「この病院は何かある」と思わせる魅力があるということかと。


現在の1年目の研修医が専門研修に入る2年後から新専門医制度が始まる。現在、県も病院もその移行準備のため、とんでもなく忙しそうに作業を進めているようだ。


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