清らかな少女の気持ちで 2011-04-23 | 鉛筆・木炭 清らかな少女の気持ちで 心躍る夢をみましょ まるい額 ふっくらとした頬 愛らしい口元 それが描ければよしとしましょ 柳の小枝の炭の香り 消えてしまわないうちに 木炭 F10
流木 2011-04-03 | 鉛筆・木炭 上手に笑えない 上手に笑いたい テーブルに置いた流木に 震災をみた 街や人や家畜たち 風さえも呑み込んだ 地球のエネルギー 壊滅した光景 悲しすぎるよ 一条の希望の光を描き加えようとしたけれど あせちゃいけない あせちゃいけない 時間はかかる 悲しみがあふれて 泣けるだけ泣いたら まつげのむこうに きっと虹が見えるはず 流木 F10
プロティアの花をそえて 2011-03-26 | 鉛筆・木炭 どうして二人は長靴を履いていなかったの? アラームが鳴っていたのに こんなに早く鳴るはずがないと思って? 協力会社の若い社員が・・・? わからない・・・ わからない・・・ 確かな事は 高い濃度の放射能が漏れていた事 震災でものすごい数の人が命を落とした事 耳を澄ませば聞こえるよ フルートとピアノのメロディーが 花がうたう鎮魂歌 ・・・心よりお悔やみ申し上げます・・・ プロティアの花をそえて F10
大海原へ 2011-02-27 | 鉛筆・木炭 一瞬のきらめきは まやかしのイルミネーション? ほんとうの光を求めて船出をすれば 大海原にでられるかも・・・・ たとえ小さなヨットでも・・・・ 木炭紙 65x51
テーブルの上のオーストラリア 2011-02-21 | 鉛筆・木炭 テーブルの上のオーストラリア 古い友に再会したよ オーストラリアのおみやげよ 皮の栞くれたね もうあなたはいないけれど 栞は今もカンガルーの形を保って 思い出のページにはさんであるよ テーブルの上のオーストラリア 動物の気配が なぜかあたたかいね 木炭紙 65x51
やがてペガサスとなって 2011-02-02 | 鉛筆・木炭 傷ついて病んでも 夢は草原を駆け巡った さよならの朝の 静かな眠り 嘘のように輝いて 小さくなったほほ 両手でつつんで 白い花を添えた 紡いできた思い出忘れないよ またいつかきっと会えるよね 朽ち果てた木馬 まばゆい光に照らされて やがてペガサスとなって 大空にはばたくだろう 木炭 F10
幸せのおすそ分け 2011-01-13 | 鉛筆・木炭 真冬のとがった風に 青磁の瓶が光った 今日もどこかで 伊達直人さんが現れたらしいよ 善意の嘘をついて ランドセルを置いてゆく みんな少しずつ幸せ ニュースを聞いた私にも 幸せのおすそ分け 木炭 F10
赤い実の誘惑 2010-12-25 | 鉛筆・木炭 スケッチの行き先を検索していたら 偶然ヒットしたんですよ あなたのブログ見ました ここに来てる人だと思いました 同じモチーフが出てましたので・・・ 風景画いいですね 絵はいきいきしていればいいんですよ いい先生についてると思いました いい先生? そうです そうです 毒舌K先生です デッサンなんかやっても何もならないんだよ つまんない絵描くなよ あんたにしか描けない絵を描きなさい ローソクの灯がゆらゆら揺れて 静かに踊るやわらかな光 ビナンカズラの赤い実の誘惑に負けて こんなにやさしい絵を描きました メリークリスマス! 鉛筆 F6