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デザイン系デッサンクラスの課外授業的なブログ

人体デッサン② 身体のDNA

2017-12-20 10:12:20 | 日記
拝啓

頭部のDNAの比率は覚えましたか?
シンプルな構造なのですぐに記憶できます、覚えていない人はもう一度前回のブログを確認して下さい。

比率はあくまで補助的なものです。
まずは見たまま、感じたままに描いてバランスがおかしいなと思ったら比率を確認する感じです。

顔の角度によってはパース(遠近法)ができるのですこし調整が必要です。例えばうつむいている頭部であれば顎-目の長さより頭頂-目の長さが長くなります。とりあえず見たまま描けていれば問題ありません。

さて、今回は全身プロポーションのDNAをご紹介します。基本的なことなので、すでに知っているかもしれません。ですが実際描く時に少し意識してあげるだけで格段に形がとりやすくなりますよ。

少し意識するか全く意識しないか、そのちょっとした差が上達の秘訣です。

せっかくですので大天才の知恵をお借りして覚えてしまいましょう!
レオナルド=ダ=ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』↓


①頭部1:全身8(8頭身)

②頭部1:胴3:股下4(股が全身の真ん中)
③全身と両腕を広げた長さが同じになる
→股を中心にした正方形ができる

④両腕両足を広げて仰向けになるとヘソを中心に描いた円に接する
→ヘソを中心にした正円ができる

等身をもう少しわかりやすくするとこんな感じです↓


⑤肩幅はおよそ頭部の長さの2倍位
これも覚えておくと良いでしょう!

当然男女差や個体差があります。

実際デッサンするときに直接重要になるのは①②⑤くらいかもしれませんが、色々と意識して感じながら描くことが大切ですね。

顔の時と同じで、先づは見たまま感じたままに描いて、あくまで補助的に確認してみて下さい。


『ウィトルウィウス的人体図』にはもっと多くの比率や謎が隠されています。興味があればウィキペディアで詳細が読めますよ~(๑˃̵ᴗ˂̵)

草々


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