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dessin letters

デザイン系デッサンクラスの課外授業的なブログ

ムーブマンて何?

2018-02-04 23:13:35 | 日記
前略

明日は男性モデルクロッキーとなりますが、

1分×20ポーズと2分×10ポーズのクロッキー時間を取っています。

1分は極めて短い時間です!!

今までと同じ描き方では描けるわけがありません。もちろんそうする必要もありません(^^)/

ではどうするか?


「動きだけを捉える」


「ムーブマン」という美術用語があります。

意味は、
運動、動作、動勢 などですが、
絵や彫刻、さらにデザイン構成などの「動きを感じさせるような表現」
をムーブマンといいます。

止まっていても形態の角度や曲線の動き、それらから生じる目線の流れがあります。


↑バチカンにあるラオコーン像です。ミケランジェロをはじめ様々な芸術家に影響を与え続けるマスターピースの中のマスターピース!
まさに、静止していても形態が蠢いている。ムーブマンの代表例の様な作品です。


別の角度から見ても、見る場所で物語が移り変わるような時間の流れ(時間性)を持ちます。

さてこのような「対象の動き」をそのまま線にしてみましょう。細部にこだわらず、ポーズの流れだけを描いてみたり、慣れてきたら人間のポーズを動きを捉えつつ描いてもOKです。






このワークも今までのワーク同様デッサン力をパワーアップさせる重要なワークです!!

その効果は
①全体を捉えて観ることができるようになる
②ものそのものとしてだけでなく動きという要素を観る感覚を養う

固定した捉え方をぶち壊して下さい。

「ムーブマンの線をそのままデッサンとかヴィジュアルワークの下書きにするなんてクリエイターの常識だぜ」(^з^)-☆



プロダクトデザイナー 秋田道夫さん



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