つい先日、少年マガジンと少年サンデーが50才の誕生日を迎えたという話を聞き、少女マンガはどうなんだ?と昔を懐かしむ吾が輩
私の少女マンガの原点は今日描いた西谷祥子の「マリイルウ」だな。
牧美也子の「マキの口笛」にしようかとも思ったけど、当時のコミック持ってないし、ネットで検索したら復刻版で、しかもカバーの絵が私の記憶とかけ離れた絵柄だったので、やはり原点の「マリイルウ」でいかせてもらいます。
(因みに牧美也子さんの旦那は『銀河鉄道999』の松本零士先生でありますことは蛇足でしょうが申しておきます)
マリイルウも復刻版が出ていて、やはり当時のカバー絵より相当華美だ。華美っていうか・・・なんかものすごいわ
当時のものさえ表紙はびっくりするほどゴージャスデコルテ且ハート&キラキラが参ったかーっていう程ちりばめてある~ 中はもっとさらりとシンプルな絵なのに。参りました
サラリと何十年も見逃していたけど表紙絵だからか、よくもまあこんなに凝って隅々まで手を抜かずキラキラ乙女に描くもんだと西谷祥子先生に感心しきりの今回です
さて少年漫画の週刊雑誌の世界でマガジンとサンデーが競い合っていたと言うならば、少女漫画界の週刊雑誌と言えばマーガレットと少女フレンドがライバルでありました。(付録つきの月刊はまた別ネ。女王は『りぼん』とかネ)
マリイルウは週刊マーガレットに掲載されていて、私が最初に出会ったのは内科の待合室でした。
これは語るも涙の物語ですが(私の) 幼い頃私はおこづかいを与えられない子供でした(これに関しては別の機会に別の場所でお話ししましょう)
そういう訳でまんが雑誌を自分のおこづかいで買うということができなかったのです
そんな私が少女漫画に出会える場は、友達のうちに遊びに行ってちょっとの間チョースピードで読ませてもらうか、内科の待合室で読むことぐらいだったのです。(あー可哀想)
ですから、内科に行くのは大好きでした。風邪なんか引くと大したことがなくても喜んで飛んで行きました たしか注射も平気だったような気がしますね。だいたい、内科で出る風邪薬が甘くてホントにジュースのように美味しかったのです。
そしてその上にマンガ雑誌が待っている 待合室では、なるべく混んでて、前の人が診察に長~くかかって、読んでる時間ができるだけ長くあるよう祈りながら漫画に目を通していました。
それなのに私はかなり丈夫な子で、滅多に病院にかかることもなかったのです。母親は心配性でホンのちっちゃなことでも町医者に連れて行ったのですが、熱は今まで数えるほどしか出たことはないし、久しぶりに内科に行くと読まなきゃいけない漫画が溜まっているのです
もうこの前読んだ続きの雑誌は見当たりません
友達も精一杯の親切で読ませてくれてるんでしょうけど、私の与えるものは何もないので面白くないかもですよ。悲しい哉、すごく気前よく読ませてもらったような記憶はあまりないのです。いやいやだったかも なにか子供心にも居心地が悪かった気がします
あ、マリイルウか。
マリイルウは周りからルウとも呼ばれてる。マリイルウという名前を外国では(アメリカかな、1960年代だから)ルウって縮めて呼ぶのか。みたいなことに反応する マリイルウはマリイ・ルウではなくマリイルウ・ブラウンなのだ。
冒頭からルウは全てにおいてとても敵わない美人の姉ローラの恋人に一目ぼれしてしまう その彼、金髪ハンサム。
すったもんだあって(簡単~)なにかと関わりになり目障りな(だけどそれは、ルウがそう思ってるだけで、ルウと同じ年頃の女の子たちにはアイドル的存在で、金髪ハンサムの弟みたいな存在の)ジムという男の子と最後は、身の丈が合うとでもいうのでしょうか、めでたく結ばれる(ローラが文句のつけようのない美人とはいえ、ルウだってコンプレックスをもってはいるが相当可愛いんだ。少女漫画によくある「あたしなんか」と言ってるけど、どう見ても可愛いパターン) そしてジム、黒髪。
結局主人公マリイルウにとっての一番ステキな相手はジムだってこと。
ということで、当時の少女漫画の世界ではたいてい金髪が黒髪に負けるのだ
金髪がどう見ても素敵かなーと思うのだけど、最後には黒髪が常に勝利するのだ きっと女流漫画家は黒髪がお好きなのだ。
それは、この西谷祥子さんでもそうだし、水野英子さんの漫画などに顕著に見られる。あー、水野英子もいいわなー
水野英子はオードリー・ヘップバーンが主演した映画をよく漫画にしていたけど「ローマの休日」も「麗しのサブリナ」も私など水野英子さんの漫画から先にストーリーを知ったようなもんだ(友達に読ませてもらって)。
「麗しのサブリナ」は「すてきなコーラ」というタイトルだったけど、やっばりプレイボーイのウィリアム・ホールデンが金髪でハンフリー・ボガートの最後に選ばれし兄が黒髪だった。
1960年代の少女漫画は男の黒髪全盛期だったのよー
って、こんなこと言いたかったんだっけか、わたし?
(追記)西谷祥子さんの描く女の子の目をもうちょっと大きくしすぎると、細川智栄子さんの女の子になってしまうよ。しばらく細川智栄子少女と格闘していた私です。
私の少女マンガの原点は今日描いた西谷祥子の「マリイルウ」だな。
牧美也子の「マキの口笛」にしようかとも思ったけど、当時のコミック持ってないし、ネットで検索したら復刻版で、しかもカバーの絵が私の記憶とかけ離れた絵柄だったので、やはり原点の「マリイルウ」でいかせてもらいます。
(因みに牧美也子さんの旦那は『銀河鉄道999』の松本零士先生でありますことは蛇足でしょうが申しておきます)
マリイルウも復刻版が出ていて、やはり当時のカバー絵より相当華美だ。華美っていうか・・・なんかものすごいわ
当時のものさえ表紙はびっくりするほどゴージャスデコルテ且ハート&キラキラが参ったかーっていう程ちりばめてある~ 中はもっとさらりとシンプルな絵なのに。参りました
サラリと何十年も見逃していたけど表紙絵だからか、よくもまあこんなに凝って隅々まで手を抜かずキラキラ乙女に描くもんだと西谷祥子先生に感心しきりの今回です
さて少年漫画の週刊雑誌の世界でマガジンとサンデーが競い合っていたと言うならば、少女漫画界の週刊雑誌と言えばマーガレットと少女フレンドがライバルでありました。(付録つきの月刊はまた別ネ。女王は『りぼん』とかネ)
マリイルウは週刊マーガレットに掲載されていて、私が最初に出会ったのは内科の待合室でした。
これは語るも涙の物語ですが(私の) 幼い頃私はおこづかいを与えられない子供でした(これに関しては別の機会に別の場所でお話ししましょう)
そういう訳でまんが雑誌を自分のおこづかいで買うということができなかったのです
そんな私が少女漫画に出会える場は、友達のうちに遊びに行ってちょっとの間チョースピードで読ませてもらうか、内科の待合室で読むことぐらいだったのです。(あー可哀想)
ですから、内科に行くのは大好きでした。風邪なんか引くと大したことがなくても喜んで飛んで行きました たしか注射も平気だったような気がしますね。だいたい、内科で出る風邪薬が甘くてホントにジュースのように美味しかったのです。
そしてその上にマンガ雑誌が待っている 待合室では、なるべく混んでて、前の人が診察に長~くかかって、読んでる時間ができるだけ長くあるよう祈りながら漫画に目を通していました。
それなのに私はかなり丈夫な子で、滅多に病院にかかることもなかったのです。母親は心配性でホンのちっちゃなことでも町医者に連れて行ったのですが、熱は今まで数えるほどしか出たことはないし、久しぶりに内科に行くと読まなきゃいけない漫画が溜まっているのです
もうこの前読んだ続きの雑誌は見当たりません
友達も精一杯の親切で読ませてくれてるんでしょうけど、私の与えるものは何もないので面白くないかもですよ。悲しい哉、すごく気前よく読ませてもらったような記憶はあまりないのです。いやいやだったかも なにか子供心にも居心地が悪かった気がします
あ、マリイルウか。
マリイルウは周りからルウとも呼ばれてる。マリイルウという名前を外国では(アメリカかな、1960年代だから)ルウって縮めて呼ぶのか。みたいなことに反応する マリイルウはマリイ・ルウではなくマリイルウ・ブラウンなのだ。
冒頭からルウは全てにおいてとても敵わない美人の姉ローラの恋人に一目ぼれしてしまう その彼、金髪ハンサム。
すったもんだあって(簡単~)なにかと関わりになり目障りな(だけどそれは、ルウがそう思ってるだけで、ルウと同じ年頃の女の子たちにはアイドル的存在で、金髪ハンサムの弟みたいな存在の)ジムという男の子と最後は、身の丈が合うとでもいうのでしょうか、めでたく結ばれる(ローラが文句のつけようのない美人とはいえ、ルウだってコンプレックスをもってはいるが相当可愛いんだ。少女漫画によくある「あたしなんか」と言ってるけど、どう見ても可愛いパターン) そしてジム、黒髪。
結局主人公マリイルウにとっての一番ステキな相手はジムだってこと。
ということで、当時の少女漫画の世界ではたいてい金髪が黒髪に負けるのだ
金髪がどう見ても素敵かなーと思うのだけど、最後には黒髪が常に勝利するのだ きっと女流漫画家は黒髪がお好きなのだ。
それは、この西谷祥子さんでもそうだし、水野英子さんの漫画などに顕著に見られる。あー、水野英子もいいわなー
水野英子はオードリー・ヘップバーンが主演した映画をよく漫画にしていたけど「ローマの休日」も「麗しのサブリナ」も私など水野英子さんの漫画から先にストーリーを知ったようなもんだ(友達に読ませてもらって)。
「麗しのサブリナ」は「すてきなコーラ」というタイトルだったけど、やっばりプレイボーイのウィリアム・ホールデンが金髪でハンフリー・ボガートの最後に選ばれし兄が黒髪だった。
1960年代の少女漫画は男の黒髪全盛期だったのよー
って、こんなこと言いたかったんだっけか、わたし?
(追記)西谷祥子さんの描く女の子の目をもうちょっと大きくしすぎると、細川智栄子さんの女の子になってしまうよ。しばらく細川智栄子少女と格闘していた私です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます