ラビリンス－緑川佳功展

早いもので、前回緑川さんの個展を紹介してから丸2年も経ってしまったのである。ワシは歳をとったが、緑川さんは元気なまま。好きなことをしていると歳をとらないのか。
個展の場所は、銀座四丁目和光近くのギャラリー・オカベで、今週の土曜日（4月14日）までということで、皆さんには急いで行って欲しいのである。緑川さんは、このところ売れ出しているので、銀座のデパートでもこの秋に個展をするくらいなのであるからこれは急がないと何か大変なことになるのである。

今回の「緑川佳功展」のテーマは「ラビリンス」である。一番上は厚目の白い紙であるが、それに幾何学的なカットを入れその下にある様々な色のこれもカットされた紙を覗くような作品なのである。

この作品は、「ラビリンス１６」


2年前の個展から比べるとテーマ通り表現は、やや複雑になってきている。じっくり見ていくと切れ目から覗きながら迷路の道をつなげていっている自分に気がつく。もしかしたら居るかもしれないアリスを捜している自分は、まんまと緑川ラビリンスに嵌められたのである。
お値段は1万5千円から10万円くらいまでと大きさなどで差があるが、どれも緑川ワールドがいっぱいの楽しい作品である。



ギャラリーを出て、銀座の居酒屋で昔話をした時のスナップがこれである。2年前と変わってないでしょう。しかし、昔話ばかりで肝心の作品のことを何にも聞かないで帰ってきてしまったのである。
ま、ご本人からメールで解説をもらえるかもしれないので、それはまた。