この写真は、この間のモノレールシリーズの小田原散歩の際に訪れた「石垣山一夜城の公園」から空を見上げて、ヘッケル君が撮影した物である。ちなみに「石垣山城(いしがきやまじょう)または石垣山一夜城(いしがきやまいちやじょう)は、豊臣秀吉が1590年(天正18年)の小田原征伐の際に小田原城の西3kmにある笠懸山の山頂に構築した陣城。神奈川県小田原市早川にある。」とWikipediaにはある。
実際、この山に登ったが、山麓には石垣山というように石垣になりそうな大きな石がいっぱいあり、これを一夜で山頂まで運んだんだと感心していたのであったが、調べてみると3万人以上を動員し、約80日かかったそうである。そりゃそうだ。そういや、山頂の公園にはガイドさんがいたので聞いてみればもっと早くわかったかもしれないのう。
さて、本題。コントレールというのは飛行機のエンジンの排気ガスに含まれる水分が、上空の冷気によって冷やされて発生する。この日は地上でも快晴・無風。そして、このきれいなコントレールができたように上空も無風であった。ゆえに、問題のような雲が徐々に蒸発して消えて行くところをきれいに撮れたのである。なにか、染色体の分裂を思わせる形であったが、もともとはこの写真のようにきれいに分かれた2本線。よって、染色体分裂の逆回しで分かれたのがくっついて行った途中の写真を問題にしたのである。
応募者2名で、正解者は「あたっくちゃんす・こだま」さんであった。おめでとう。

さて、このコントレールから飛行機が分かるのであろうか?これだけ鮮明に2本線となれば、二発ジェットであることは確実。四発のB747やA340は、かならず4本線が出るので除外。また、軍用機という可能性はこの方向はないと勝手に断定する。さて、2本となったがこの地域を関西方面に飛ぶとなると、民間機でもB777、B767、B737やA300、A320といっぱいいるのだ。
ここは、太さが問題となるが、これは太いので大型機となるとB777に決定するのである。

しかし、本当にきれいなコントレールであった。
あ、そうそう、1本線はあるのかというと、胴体の後方にエンジンを二発搭載した
MD-80や90やガルフストリームに代表されるビジネスジェットなどが候補。なぜかというとエンジンの間隔が狭すぎて1本にまとまって見えてしまうのであるよ。
でも、この日の天候なら微妙に2本に見えたかもしれないのう。
それほどにいい天気であった。
