【ロンドン時事】10日付の英紙ガーディアンは、国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者に関し、米国とパキスタンが10年近く前に密約を結び、米国はパキスタン領内で同容疑者らアルカイダ幹部の捜索を単独で行えることになっていたと報じた。パキスタンが主権侵害に公然と抗議しても構わないことまで合意されていたという。
密約は、アフガニスタン山岳地帯トラボラで米軍が同容疑者の行方を見失った後の2001年末、当時のムシャラフ・パキスタン大統領とブッシュ米大統領の間で結ばれた。対テロ戦に詳しい元米高官は「米国がビンラディンの居場所を見つければ米国が行く。パキスタンは文句を言うがやめない。それが合意だった」と述べた。
密約は、アフガニスタン山岳地帯トラボラで米軍が同容疑者の行方を見失った後の2001年末、当時のムシャラフ・パキスタン大統領とブッシュ米大統領の間で結ばれた。対テロ戦に詳しい元米高官は「米国がビンラディンの居場所を見つければ米国が行く。パキスタンは文句を言うがやめない。それが合意だった」と述べた。