憧  憬

支離滅裂な傾向が強いですが、日常での思いついたことや雑多なことを記しています。時にはいい写真の掲載もあります。

ひょぼくれ文佐

2006年05月29日 16時45分16秒 | コミック
毎月27日発売の「コミック乱」が面白い。
そのなかでも「鬼平犯科帳」と「ひょぼくれ文佐」がとくにいい。
 鬼平は言わずもがなの池波正太郎原作のコミック化だけど、絵はさいとうたかおが描き、凄みのなかにも人情味のある絵になっている。
 ひょぼくれは主人公の文佐をいかにもコミックという感じで愛嬌のある顔。いたずら好きでお調子者の反面、人情には弱い.。
 文佐はとにかく苦労しないで調子よく生きたいタイプだが、そうは問屋がおろさない。やることなすことすべてがチャランポランで他人にはいっさい評価されないというお粗末さだ。妻を娶るときも武術でライバルに勝たなければならなかったが、相手が勝手にこけて棚からぼた餅というような有様で、まんまとおけいを娶ってしまった。
 城勤めに抜擢されたときも、城主である殿様とは知らずに言いたいことを言ったのが気に入られたまでのことだった。その後も、この殿様は文佐に身分を明かすことなく文佐と時たま城内で会っては酒を酌み交わすこともあるのだが・・・。  

 文佐の実名は朝日文左衛門といい、実在した人物で「鸚鵡籠中記」という城番をしていたことを日記に残している。
 詳しいことは下のサイトを参照してください。
http://64.233.167.104/search?q=cache:hy-MTnmNtQIJ:www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/nonfc/kosakajiro02.html+%E9%B8%9A%E9%B5%A1%E7%B1%A0%E4%B8%AD%E8%A8%98&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=44


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