3月31日付で引退する出川克己調教師は、
今日の船橋9レースで管理馬キトゥンズルンバ(馬主 吉田千津様)を送り出し、
ラストレースを終えました。
克己先生のお爺様が浦和競馬場などでスターターをしていたことがあり、
お父様は船橋競馬場の名伯楽としても知られる出川己代造調教師。
克己先生のお兄さんたちも調教師をしていました。
競馬界のサラブレッドとは言え、
末っ子の克己先生は最初からこの世界に入った訳ではなく、
当初はバーテンダーなどをしていたこともあったそうです。
26歳でこの世界に入って厩務員から調教師となり、現在68歳。
この道42年。
レース後に、集まった報道陣の取材を受けていた克己先生。
「辞めるにはまだ早いかなと思いましたが、区切りをつけさせて頂くことにしました。
後悔はありません。
人生と一緒であっという間の40年でした。
だんだん辞める実感はわいてきた感じです。
お馬さんたちが無事に走ることをモットーにさせて頂いて、ある程度はできたのかなと。
思うようにいかない難しいこともたくさんありました。
でも、振り返れば幸せなラッキーな仕事人生だったと思います。
これも頑張って走ってくれたお馬さん、馬主さん、働いてくれたスタッフ、
関わってくださった皆さんのお蔭です。ありがとうございました」。
「私が1歳の時に親父が船橋競馬場に来たそうで、子供の頃から競馬場の中が遊び場で、
ずっとこの中で過ごしてきたので、ここから離れるということに関しては、
まだ実感はないです。
こんな風に昔のお話しをしたら尽きないですね(笑)。
長い間、応援してくださり本当にありがとうございました」(克己先生)。
克己厩舎ブログは、まだまだ続きますよ~