克己厩舎の偉大なる先輩アブクマポーロが、29歳で亡くなったことが、
競馬界でも大きなニュースになりました。
1996年春、大井競馬場から克己厩舎にやって来たポーロ。
1997年と1998年のNARグランプリ年度代表馬に輝き、
G1レースは4勝をはじめ、東海Sなど重賞レースは通算14勝。
写真は、当時あった船橋競馬場のミュージアム内より↓
ポーロが亡くなったとニュースになった日、克己先生からコメントを頂きました。
「本当にすごい馬でしたよね。頭が良くて、どのくらいから上がっていって、ゴールはここだとわかっていた馬だったと思います。
まだ駆け出しの頃でしたが、中央の重賞も勝たせて頂いたり、すばらしい経験をさせて頂きました。ポーロは恩人です。
彼のお蔭で勉強になったこともたくさんあって、その経験が他の馬たちにもつなげられたところもありました。
みんなの人生を背負って走ってくれながらも、それをサラッとやってのけてくれた馬でした。
ポーロが亡くなってしまい今はとても悲しいですが、何人ものホースマンたちを育ててくれたことを誇りに思って、天国に行って欲しいです。
これも順番ですかね。いずれまた一緒に遊ぼうねと、伝えたいです」
ちなみに、今も克己厩舎の冬場は、当時製作されたというアブクマポーロ風のぬいぐるみが、
水道の凍結防止をしてくれています。