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DEAR the MODS

THE MODSというバンドが大好きなオイラ。そんなオイラが書き記す、THE MODSにまつわる自己中心ブログ。

SWITCH LIVE "ONE MORE!!"@LIQUID ROOM ebisu

2010-03-30 18:26:53 | 【LIVE】
本当に久々のTHE MODSのライブ。
この自分にとっての“ブランク明け”が、
あんなすげーライブだなんて、オイラはちょっとうれしくなった。

会場に入ると、ステージ向かって左側にDJブース。
そこではYama-changがゴキゲンなROCKナンバーを回してた。
マイクをとって集まったSWITCHERたちにごあいさつ。
彼曰く、誕生日イブのこの日のライブを、
森やんも楽しみしていたらしい。
なんとも期待を持たせる彼のトークとゴキゲンなナンバーが、
いつもとはちがう和やかな雰囲気を醸し出していた。

でもそれも束の間。
開演時間の19:30に近づくにつれ、次第に沸き上がるモッズコール。
いまかかっているROCKナンバーが終わりそうになると、
ひと際モッズコールが大きくなり、
その次のナンバーが始まるとちょっとコールが小さくなる、の繰り返し。

いつもならこの繰り返しの最中に
いきなり客電が落ち暗闇に包まれオープニングが始まるはずだが、
今回はちょっと趣向がちがった。
おもむろにYama-changがマイクを握ると
「準備ができたようです」と、なんとも事務的なアナウンス(笑)。
どこかほっこりするその光景は、やっぱりSWITCH LIVEだからなのかな?
そしてYama-changは会場を暖めるかのように「We are MODS」コール。
それに呼応するオーディエンスに、
会場が暖まるどころか一気にボルテージが上がると、客電が落ちる。
まるで理科の授業でスライドが始まる前の小学生のように歓声が上がる。
そこにいる全員がLadyとGentを脱ぎ捨てた瞬間だ。

暗闇の中、シュウをはじめシルエットがステージに現れると歓声が飛び交う。
そして3人よりもほんのちょっと間を明けて、
森やんのシルエットがセンターの位置に納まると、
甲高いギターの音が始まった。
一曲目はオイラたちの“今”を代弁する「カウンターアクション」。
客席からは一斉に腕が“生えて”きて、
人の頭が波のように蠢く。いつもの光景だけど、なんかブルっと来るね。

Honey Hush、クラレンス+アラバマ、ONE MORE TRYまで、
息つく間もなく畳み掛けるように疾走するTHE MODS。
時折見せるメンバーの笑顔が、心地よくうれしい気分にさせてくれる。

そしてライブでは初めて、と
森やんが前置きしながらKISS ME KILL ME。
つくづく思うけど、なんて色気のあるボーカリストなんだろう、森やんは。
そしてDTDで風邪を公表(?)した教授にバトンタッチ。
大げさに咳き込みながら、まるで森進一のような声色でMCをかまし
会場の笑いを誘う教授。最近はすっかりTHE MODSのお笑い担当のようだ(笑)。
そしてそんな風邪の心配を吹き飛ばし、飛び出すナンバーはSTEP JAMMING。
この曲ばかりは客席の波が横へ横へと蠢く。うん、心地いいね。

そんな教授の作り出した心地よさは、次のナンバーで潔く一層される。
今となっては超レアな、森やん曰く25年ぶりであろう、ハートに火をつけて、だ。
いやいやいや、ハートに火、つけられちゃうって。
しかもこの時のギター、後ろから見ていたオイラには
Moonのレゲエマスターに見えたぞ!
事の真相はどうなんだろう?
もし前列でハッキリ見た人がいたら教えてもらいたもんだ。
万一レゲエマスターだとしたら、25年ぶりのナンバーにレゲエマスター…
ゾクゾクするくらいの粋な計らいだよ。…ちがうかもしれないけど(汗)。

そして流れはMAKE SOME TROUBLEに続き、ここで一息。
ちょっとのMCの後に、THE MODS TOUR 2010 "SHOTGUN SQUALL"の目玉(森やん談)のRIGHT TIME RIGHT WAY。
最近のシュウくんは緊張が抜けてきたと思いきや、
やっぱりこの曲ではガチガチに緊張しているように見える。
時々キーコに送る視線にはなんだかすがるようなもの感じてしまい
微笑ましくなってしまった。
実際はただの確認のアイコンタクトなんだろうけど、
ついオイラにはそう映ってしまう。ごめんねシュウくん。

その次はこれまたオイラ的にはド肝を抜かれたUNTOUCHABLE。
これも最近では久しいナンバーだよね。いやー、掛け値なしにカッコいい。

そして本編は佳境へと向かう。
森やんが歌詞を忘れ教授がガイドしたGANGSTER。(確かこの曲だったよね?)
なんとなく苣木さんがしてやったり顔に見えた。
これもあまりライブでは観ないBABY BLUE。
ピアノ抜きという点で、ある意味ひと味違うJELLY-X。
オープニングのおどけたキーコも微笑ましかった。
クラッシュを彷彿とさせる、シャレたクツの下に。
そして本編の締めはKeep Your Finger Free。
うーん、圧巻のステージング。
いつもより若干MCが少なめだったからか、全体の疾走感はいつも以上!

誰もいないステージには、再登場を願うモッズコール。
その声に、さほど待たせない間で苣木さんがハッピーバースデーを奏でながら登場。
それに合わせて客席大合唱の中、森やんうれしそうに登場。
そして「まだまだまだ、まだ53」と言い放つと、客席から笑い声。
そして苣木さんのギターと森やんのハープ、ふたりで奏でるブルースセッション。
これもなかなかのレアな光景じゃないですか。
そして森やんがキーコをメンバー紹介風に呼び込み、続いてシュウも呼び込む。
シュウがポジションに着くのを確認して間髪入れずに
「Song for hooligans!」のかけ声一発で始まった不良少年の詩。
いつものごとく危険な香りを漂わせる演奏。
目を見張ったのはシュウのドラミング。
エンディングへの流れの中の乱れるようなドラミング、
オイラは彼の上達ぶりに驚いた。音が一段と迫力を増してたよ。

そしてセンターマイク1本を、あたかも奪い合うかのように歌うIT'S MY TURN。
時々森やんをチラ見する苣木さんの視線。
まるで間違えないように見守る母親のようでした(笑)。

「前回のツアーで聴き逃した女の子のために」演奏するバラッドをお前に。
そしてTOMORROW NEVER COMESでアンコール一発目を締め!

当然のことながら、これでオーディエンスは満足しない。
まだまだほしいぞ! と言わんばかりのモッズコールに3度の登場。
そしてアンコール二発目の最初を飾ったのはa Song。
この曲のリズム、メロディー、歌詞には本当に励まされる。
そして続くは、これまた励まされるLET'S GAMBLIN' TIME。
さらに「ROCK'N'ROLL以外に何がある?」と叫び問われて始まった、他に何が。

このアンコール二発目には、
「おまえら、自分の信じた道を、明日からも突き進め!」と
強烈に4人がプッシュしてくれている、そんなことを感じずにはいられない。
ある意味「元気のテイクアウト」だ。
彼らのライブの効果効能にはこれがあるからハマってしまう。

そして最後のアンコール。
「俺たちが作った」GARAGE WONDERLANDからはじまり、
そのガレージに遊びにいくオイラたちを歌ったLet's Go Garage。
この繋げ方は反則だ。キレイすぎるよ!
さらに締めはLOOSE GAME。
うん、そうそう。俺たちは望んでこのガレージに足を踏み入れた。
自分の意志で彼らに会いに来てるんだ。
流行からは大きく掛け離れているかもしれない。
でもその波に足を掬われることなく、
しっかり土を踏み続けながら、もうかれこれ二十ン年このガレージに来ている。
たぶんこのガレージがある以上、それは何年経っても変わらないんだろうな。

どうやら昨日は東京都内でも雪が散らついたらしい。
でも会場から出てもあんまり寒くなかった。
この心地いい熱さを持って、明日からも自分の道を進んでいこう。
そう思わせてくれたライブでした。

ものすごく長いレポになってしまったけど、
最後まで読んでくれた人に感謝します。
ありがとう。

08.12.17@C.C.Lemon HALL

2008-12-18 02:57:00 | 【LIVE】
冷たい雨の中、
行って参りましたC.C.Lemon HALL。

ツアー途中なので、
いつもの如く非公開ホームページに詳細なリポートをアップしました。
下記の【ライブリポートを読む】をクリックすると
ページに飛ぶことができます。

ネタバレ的な記事なので、
セットリストなど、知りたくない方は
絶対にクリックしないでください!

なお、非公開ライブリポートは携帯には対応しておりません。
予めご了承ください!

 ※終了したツアーなので、
  ライブレポートを非公開ホームページより移転しました。



===非公開ホームページでのレポート===


 まずは本日のセットリストから記しておこう。

1.DESTRUCTION BABY
2.DREAM ON
3.SHITSVILLE
 ~MC~
4.SPADE ACE 4
5.DON’T LEAVE ME ALONE
6.Work Hard And Little Pay
7.TIME WAITS BY YOUR SIDE
 ~MC~
8.I WANT YOU BABY TONIGHT
9.Harlem Queen
10.SLOW DOWN BABY
11.BLACK DICE
 ~MC~
12.PLEASURE FOR YOU
13.JERRY-X
14.WAH WAH
15.JUST SAY FUCK NO

EN1
CHIRISTMAS TIME
(通常セット)
YEAH!! YEAH!!
COME ON DOWN
バラッドをお前に

EN2
GANG ROCKER
他に何が

 ~重大発表~
TWO PUNKS
LOOSE GAME
Let It Glow

 心なしか登場前のSEの毛色もちがう。そして超久々の指定席ライブ。昔、渋公時代にはよくここで彼らのライブを観たものだが、なんだか勝手がちがう感じは否めない。それは今日訪れた大半の人たちが思っていたかも知れない。現に、いつもならオープニングSEが流れると同時にみんな臨戦態勢に入るのに、ポツリポツリと幾人かが立ち上がるだけ。立ち上がってる人も若干の躊躇が見られるほどだ。それでもメンバーが登場すれば、総立ちになるんだけどね。

 そしてオープニング3曲。毎回のことながら、この出だしの3曲の選曲は鳥肌物だ。今回2曲目に「DREAM ON」がセットされたのには虚を突かれた。“夢を見なけりゃ、夢にはなれない”…この言葉に励まされていた十代の頃が甦る。でも、これだけのゴキゲンな3 曲でも、どうしても今イチ乗り切れない感がある。ただメンバーは百も承知のようだ。MCで森やんは「仙台、札幌でも前半はこんな感じでした」と苦笑い。なんだか今イチ乗り切れない我々をほくそ笑んで見ている感じすら漂う。THE MODSは客を裏切るのがウマイぜ、まったく!

 お客の戸惑いは一向に取れる気配はない。その戸惑いはチサキさんも感じているようだ。「Work Hard And Little Pay」を歌う前、いつもの「ハロー!」という元気な挨拶の後に「楽しい?オレは楽しいです」とMCをかます。そして不景気ネタ(笑)。なんとなく緊張感をまとったお客さんを笑いで解し「森山さんプリーズ!」…最近のチサキさんはTHE MODSの癒し担当のようだ。しかし演者の方に緊張を解してもらうオーディエンスってのも珍しいなぁ…。

 「I WANT YOU BABY TONIGHT」の前に「昔、アイドルをやってました」と森やんに紹介されて藤井ナオユキが登場!そして森やん、本日初立ち。この辺りから客も暖まって来た感じ。そして「BLACK DAICE」の16ビートが会場にウネリをもたらした。昔、後楽園の特設テントのライブ…あのジェイクというサックスプレイヤーは、今どこで何をしてるんだろう? そんなことを思い出しつつ、「ナオユキってうめぇーなー」と妙な感心。森やんのアクションもカッコええ!

 この辺りになると、アコースティックってことを忘れてる。結局のところエレキ持とうがアコギ持とうが、プレイしているのはTHE MODSであって、そりゃ音はアコギな感じだけど、ステージ全体から醸し出されるニュアンスはいつもと何ら変わらないROCKだな、と思い始める。そう思うと自然に体が動き出すから不思議なものだ。

 今日のライブでなにより圧巻だったナンバーと言えば…あくまで独断と偏見だけど本編ラストの「JUST SAY FUCK NO」ですね。どんなアレンジでくるか楽しみだったけど、まさかこれほどまでにカッコええとは思わなかった。ものすごく細部まで練りに練ったアレンジで、聴き答えは充分だった。このバージョンの音源が欲しいくらいだ。

 アンコールのシュプレヒコールを受けてTHE MODS再登場。そして「まだちょっと早いですけど」と森やんが前置きして始まった「CHIRISTMAS TIME」。森山達也の唄うたいとしての本領発揮。実はこういう甘いナンバーも聞かせてくれるのがシンガー・森山の真骨頂。演出でキラキラ輝くミラーボールの煌めきが、ステージのバックに雪のように舞って見える。まさかTHE MODSのライブでクリスマス感覚になろうとは、誰が予測しただろうか。これはちょっと事件ですぞ。

 「CHIRISTMAS TIME」が終われば、いよいよ前衛メンバー3人全員がスタンドアップ。森やんの「立ったぞ」には笑えた。そして「YEAH!! YEAH!!」「COME ON DOWN」の後に、ちょっと森やんが、渋公にまつわる昔話。HANDS UPの頃、客がイスを壊し、2年間出入り禁止を食らったという素敵な想い出を語った。そして「壊すなよ!」と。さらに「この中に(客席を指差し)、壊したヤツがいるはずです…まあ、みんな大人になったってことで(笑)」と。「その頃にやってた懐かしい曲を」と語って始まったのは「バラッドをお前に」。最近、しばしばライブで演っているけど、今夜は伊藤ミキオ&藤井ナオユキを加えたCDに近いパーフェクトな「バラッドをお前に」。やっぱりいつもより音が厚いし深い。この曲は名曲であることを再確認。ここで1回目のアンコールが終了しました。

 再び沸き上がるシュプレヒコール。その声を切り裂くかのようにEコードの小気味よいカッティングが会場に鳴り響く。そう「GANG ROCKER」の始まり。森やんはジャケットを脱ぎ、いつもの袖をカットしたスタイル。いつのまにかキーコも“肌色”の衣装に衣替えだ。いよいよ持っていつものTHE MODSが現れた瞬間。前半の“借りて来た猫状態”だった客も狂喜乱舞でビートに酔いしれる。そして演奏が終わると、「やっぱりこのスタイルが好きですか?」と問いかける森やん。前半の乗り遅れを取り戻すかの如く、会場が「イエ~イ」とお返し。苦笑いをしながら「じゃあ、次回のツアーもこのスタイルで(ニヤリ)…ウソウソウソ」と客を茶化す。今日のMCはいつも以上にフレンドリーだ。

 「他に何が」の後、重大な発表が飛び出した。「梶浦が辞めてから…」と切り出した森やん。その言葉でなんとなく何を発表するかは見えていた。「このツアーが無事終わったら、シュウ…佐々木周を正式にメンバーに加えたいと思います」。いろいろな人にいろいろな思いがあるTHE MODSのドラムというポジション。みんなの反応ははたして…とほんの少しの心配をしたオイラ。でも、そんなのはホントに的外れな心配だった。会場は大きな歓声と暖かい拍手で溢れた。中には解せない人もいたかも知れない。でもあえてオイラは満場一致でシュウを迎え入れたと書かせてもらう。「THE MODSを前に進めるために選択しました」という森やんの言葉にウソはないと思う。たぶん、この日のライブで一番大きな歓声と拍手がシュウに贈られた。その瞬間、シュウの顔は紅潮し、そして手で涙を拭った。きっと23歳でサポートに入り、いろんなプレッシャーと戦って来た1年半だったと思う。あのドラムのイスに座れば座るほど、THE MODSの歴史と偉大さ、ファンの思いを感じて来ただろう。そして自分が正式メンバーになるということ…そこにはこれまで以上の不安があったと思う。受け入れられなかったらどうしよう。オレで勤まるのか。ところが会場の客はシュウを大きな拍手で迎え入れた。そして「この4人で演ります!」と森やんは叫び、「TWO PUNKS」が始まった。

 「LOOSE GAME」「Let It Glow」で今日のライブは幕を閉じた。ステージの袖にメンバーが一人ずつ消えるいつもの光景。でも、ちょっとだけちがっていたのは、最後にステージを降りたのがシュウだった。彼は客席に両手を合わせ、まるで拝むように感謝のアクションをした。そんなシュウに再び暖かい歓声と拍手が贈られる。

 実はオイラはシュウに握手を求めた時がある。差し出した手をしっかり両手で包んでくれた。その彼の手は、意外にがっしりとしていて皮が厚くなっていた。オイラは「モッズを走らせてくれてありがとう」と伝えた。「いえいえ…こちらこそ」とシュウはハニカミながら応えてくれた。
 今回のツアーはTHE MODSのターニングポイントとなるツアーだと思う。もしかすると自分たちが音楽の幅を広げた「easy listening」の乗りをシュウに体験させたかったのではないかと勘ぐってみる。実際、前回まではどことなく“浮いてる”感じだった彼のドラムが、今回のツアーではハマっているように感じた。

 森やんはしばらくライブはやらないと言った。オイラは勝手にその期間でシュウを更にパワーアップさせようと目論んでいるのではないかと予想した。今回のツアーが試金石となって、はたして次回、どのような形でお目見えしてくれるのか、つい期待させられるライブだった。

散文、乱文、長文、失礼しました。

博多ONE NIGHT ~2~

2008-10-14 03:36:36 | 【LIVE】
「S.O.S.」から音は続く。
間髪入れずに「MONEY GAME」だ。
1990年頃、よく「S.O.S.」から「I FOUGHT THE LAW」の流れを演ってたTHE MODS。
なんだかそれを彷彿とさせるメドレー風味に、ちょっと当時を思い出す。
そして、続いて飛び出したのは「それで満足かい?」。
オレの思いは、10周年記念の日比谷野音までタイムスリップ。

「それで満足かい?」って…十分満足ですよ。

そして、いつもの如くここでMC。
博多恒例の「ただいま!」はなかったものの、
いつもの彼ららしい挨拶に顔がほころぶ。

そして飛び出したのは超久々の「BOY'S GO CLAZY」!
またまたオレの思いはYum-YumやEASY COME EASY GOの頃までタイムスリップ。
記憶が正しければ「涙のLast Night」のカップリングじゃなかったけ?
確か映画の主題歌にも使われて、CMで流れていた記憶もある。
CDだと微妙に森やんが鼻声の曰く付きナンバー。

そんな懐かしさに浸っていると、
お次は「YOUNG GUNS」が飛び出した!
おいおい今夜は一体どうしちまったんだぁ!?
またまた頭ン中が10周年の日比谷野音だよ。
しかしTHE MODSのウエスタンROCKはカッコイイ!
歌い出しが金井克子の「他人の関係」に似ててもカッコイイのだ。

そしてチサキさんの登場。
ちょっと前まで体調を崩してダウンしてたけど、

「体調は100%じゃありません。オレだけ寝てたので120%です」

ってMCに一安心。
最近のチサキさんは、いちいち笑わせてくれるから面白い。
肩の力が抜けていて、オレ的には今の方が魅力的だ。
そして、そんなMCとは一線を画すように、
飛び出したナンバーは「I CAN TELL」…う~んシブイ!

続いて息つく間もなく「SHE THE "C"」!
歌ももちろん、森山さん、ギターも絶好調。
ブリリアントなギターソロ! …つーか、森山さん、ギター上達してないっすか?
恐るべき52歳のギター少年に脱帽。

そしてヒートアップする会場を熱く冷ますように、
じっくりと始まった「のら猫ロック」。
ほぼほぼステージの見えないオレの頭の中に、
B-29ツアーの映像が紛れ込む。

怪しくシブく余韻を残す「のら猫ロック」のエンディングを一掃するように、
森山さんの「Ooh-La-La~」の声が会場を支配する。
そして明るくマーチの雰囲気をまとった「Ooh-La-La」が始まった。

この曲のサブタイトル「終わりのないGAMEは続く」。
本当にTHE MODSは体言してると思うよ。
とやかく言うヤツはいっぱいおるけど…続けることがROCKだし、
解散してしまって消えて行ったバンドがほとんどなのに、
THE MODSが現役なのは、ある意味奇跡に近いと思う。
たまにチラっと聞くかつてのROCK BANDの再結成話。
それはそれでいいけれど、THE MODSに限ってはバンドとして転がり続けた。

ROCKをROLLしてはじめてROCK"N"ROLL

オレは彼らが正真正銘の“ROCK"N"ROLL BAND”だと思うし、
その辺、もうちょっと評価されてもいいと思うんだよなぁ。
そんなことを考えながらこの曲を噛み締めながら聴いていたよ。

そして次は「WATCH OUT RUDIE」。
軽快なスカのリズムが小気味いいナンバーだけど…
ちょ、ちょっと、おい! 今夜の「WATCH OUT RUDIE」は速くないかい!?
シュウの若気が先走るのか、
それともシュウに負けじとフロント3人が突っ走るのかはわからんが、速いって!
ある意味、ここはパンキッシュだよ。魂、魅せつけてもらいました。

この中盤の流れ、
「BOY'S GO CLAZY」から「WATCH OUT RUDIE」までの7曲は圧巻だったよ。
ほとんどノンストップ状態でのプレイだもの。
今考えるとね、次回のツアーはホールライブでしょ?
どうやらいつものスタイルとは違って、全席指定らしいし、
ある意味、攻撃的なライブの区切りのような気がした。
まあいつもの勝手な憶測だけどね。

そしてお次は「BABY BLUE」。
イントロで鳥肌立ったよ。
あのアマチュア時代の名曲を博多で聴けるってのは、
得も知れず、ヤバイくらいに感動だった。
しかも最近じゃ滅多に演らないでしょ。
だってオレ、夜ヒットのビデオでしか観たことなかったもん。
そしてなにより驚いたのは演奏力だよね。
THE MODSって実はスゲーうまいんだよね、演奏。

「BABY BLUE」に酔いしれてさ、
オレの頭の中には、この曲のPVが再生されてさ、
今ではあり得ない、この頃の彼らの衣装を思い出したりなんかして。

「北里さん、あのPVのベースはないよねぇ」

なんて、自分の心の中で北里さんと会話してたら、
ステージの方からは「EVERYBODY LOVES SOMEBODY」が鳴り出してきた。

「きしゃん、いらんこと考えとらんで、こっちば観んしゃい!」

って怒鳴られた気がした。
すみません北里さん、オレ、ほとんどステージ観えないんですよ。
だから余計なこと考えてました。
と、言い訳しつつも、なんとかステージ上に目をこらす。
すると、観えた! 人の頭と頭の間から、裸という最大の衣装で歌う北里さんが。
う~ん、シブイ!

ちょっとした恐怖すら覚える(いい意味でね)気迫の北里タイムの後は、
「Windup Boogie」でがなり立てる。
しかし、この曲も速え!
もしシュウの仕業だとしたら…頼む、カンベンしてやってくれ(笑)
途中、森山さんが歌詞を…いや、きっとオレの聴き間違いだな。うん。

そして続いて「EXCUSE ME, Mr.FUCK」で巷の不満をブチまける。
FM福岡主催のこのライブで、メディアに意義を問うのは素晴らしい。
まあもっとも、FM福岡さんはこの曲がいうところの腐れメディアじゃないけどね。

そして本編ラストは「PRISONER(野獣を野に放て)」。
これまたステージが観えないオレの脳裏に浮かんだのは、
「SCARFACES DRIVE~ギャング達の行進」だ。

JACK NIFEがいた。
THE COLTSがいた。
THE 100's(当時)がいた。
佐々木和也がいた。
商業ROCKに戦いを挑んだTHE MODSがいた。

数年後「敗北宣言」するけれど、
あの時のTHE MODSは本当に野に放たれた野獣だったと思う。
あの愛おしいギャング“達”はもう側にはいないけど、
THE MODSはまだまだ行進を続けている。
行進を続けている彼らに、いつもオレは歩き方を教わっている気がする。

本編が終わって、ステージのまばゆい光が消えた。
一瞬の静寂から、そこかしこでモッズ・コールが始まった。
まだまだオーディエンスは食い足りない。

そして再登場。
THE MODSにとって大切な曲だ、と前置きしながら「a song」が始まった。
この曲は応援歌だとオレは思っている。
そしてこの夜の「a song」も誰かの背中を押すために歌ってる気がしてならない。
じゃあ誰に対して?
もしかしたら、脱退して新しい人生を歩み始めた梶浦さんに、かも知れない。
もしかしたら、家庭の事情でロカホリを辞めたSASAに、かも知れない。
もしかしたら、それぞれの人生を抱え、駆けつけるファンに、かも知れない。
そしてなにより、今もなお歩き続ける自分たちのためでもある、かも知れない。

この曲はファンにとってもすでに大切な曲になっている。
会場は大合唱。THE MODSの演奏で集まった全員がボーカリストだ。
それはあたかも、エールの交換にさえ思えてきた。
じゃあ誰に対して? そんなことはどうでもいいや。
みんながみんなにエールを送ろう! そんな空気を共有した瞬間だった。

そして「NO REACTION」。久々の森山Vo.!
チサキさんのそれもいいけど、やっぱり森山さんですよね。
またまた頭ン中がB-29ツアーだ。

そしてこれも久々じゃない? 「ゴキゲンRADIO」。
昔、1990年のチッタ川崎のライブだったかな? この曲の途中でMCが入ったの。
森山さんが両手を広げて演奏を制してさ、
なんか重大な気配がしてね、耳を澄ませたら、

「今年で…」って言うじゃない!

「うわ! 解散!?」かと思ったら、

「今年で…今年はこれが最後のゴキゲンRADIOです」だってさ。

まあ勝手に早とちりして感情がゾワゾワしたってだけのヨタ話なんだけどね、
「ゴキゲンRADIO」を聴くといつもそんなことを思い出すんだな。まあいいか。

そして再びステージを後にしたTHE MODS。
しかし今夜のライブは記憶を呼び覚ますライブだなぁ、
なんて思っていっているところに、三度登場。

2度目のアンコール一発目は「LIVE WITH ROCK"N"ROLL」。
オレ的には究極のLOVE SONG。
森山さんはROCK"N"ROLLへの愛を歌っているけど、
これを自分の恋人だったり、家族に置き換えても、
ものすごくしっくり来てしまう。
普遍的な愛がテーマだけに、この詞には大きな包容力がある。
作詞家・森山の真骨頂だと思う。

そして「BLUE RESISTANCE」。
反骨心溢れるナンバーは初期THE MODSのお家芸。
しかし、この曲リリースされたのって1983年だよ?
なんでこんなに色褪せないんだろう。

で、2回目のアンコールの締めは「Let It Glow」。
オレはこの曲の「泣くことをむずかしくしないで」ってフレーズに、
THE MODSならではのやさしさを感じてしまう。
強さだけじゃなくて、弱さも曝けてROCKしてる彼らだから言える言葉。
人の頭と頭の間から見えるシルバーのタンバリン。
森山さんはぜんぜん見えないけど、タンバリンとその歌詞だけで十分泣ける。

そしてね、
四度登場したとき、ついにあの曲が帰ってきた。

「TWO PUNKS」

正直、もう少し時間がかかるかと思った。
でも意外と早く、でもようやく帰ってきた。どっちやねん!
この曲でもオレの頭ン中に想い出が甦る。それは赤坂BLITZのライブ。
CLOUD 9のライブビデオにも入っている、あのTWO PUNKS。
曲の途中でのモッズ・コールに一瞬言葉を詰まらせる森山さん。
そして飛び出た言葉は、

「みんなを抱きしめたいぜ!」

これ、本心だったと思う。だから鳥肌がたった。
ある意味バンドとファンの関係って、ファンの思いの一方通行感が大きい。
でもTHE MODSに関してはインタラクティブに愛情が行き交ってる気がする。
この日の「TWO PUNKS」もインタラクティブだった。

「TWO PUNKS」もエンディングに差し掛かる。
おそらくはこれで終わりだろう、そう思った人も多かったと思う。
でも、今夜は最後の最後にデザートが残っていた!

「他に何が」

この間の「博多ONE NIGHT ~1~」でも書いたけど、
オレはこのライブの前日まで仕事に追われて、ほとんど寝てない状態だった。
でも、今日このライブで5日間のキツさを洗い流してもらったよ。
博多をはじめ日本全国から、そういう思いをして
駆けつけた連中が多かったと思う。

ぶっちゃけて言ってしまえば、THE MODS以外のお楽しみもオレにはある。
もちろんROCK以外の音楽で体を揺らすこともある。
でもね、ほとんで徹夜で、ポケットにお金なんてほとんどないのに
飛行機に飛び乗ってまで会いたくなるほどのお楽しみって、他に何がある?
確かな何かに出会えたこと、オレは本当に幸せ者だと思うよ。

THE MODSに、そしてあの場所で、
あの時間を共有して作り上げた全ての人に感謝したいです。




ざっとライブレポを書いたけど……

長っ!

まだまだ後日、
この後の博多のドンチャン騒ぎの想い出と、
ライブの総括を書くつもりです。
もし時間が余ってたら覗きにきてくださいね。






博多ONE NIGHT ~1~

2008-10-07 02:54:20 | 【LIVE】
まだ興奮が覚めやない感じがする。
それほどまでに凄まじく楽しかった博多の夜。

オレにとっては4回目の博多。
内、1回はライブ延期だったけど、
だんだん博多の街に土地勘と知り合いが増えてきたのは、
自分にとってなんともうれしい限り。

今回はライブレポも含めて、
楽しかった博多の夜を書き記しとこっと。

朝、8時前に目が覚める。
前日仕事の関係で就寝したのは午前6時。
2時間も寝てないのに、パッチリ目覚めたのは、
やっぱり楽しみで興奮してたんだろうな。
速攻着替えて羽田空港へ。

フライト時刻は13:25。
どうしても飛行機に乗るときは前倒しで行動するクセがある。
出発時間の40分前には搭乗口に着いた。

搭乗口付近で、現在FM福岡で森山さんのパートナーを務める
山CHANGらしき人物を見かけるも、声をかける勇気もなし。
そうこうしてる内に、明らかにLOGOSに行くであろう人が目の前に腰掛ける。
ついうれしくなって声をかけ、少しお話をさせてもらった。
結局、その人たちとは会場では会えなかったけど、
なんとなくうれしさを共有できて楽しかった。

飛行機の中の記憶はほとんどない。
離陸もわからないくらい泥のように寝た。

福岡空港に到着すると、博多の友人に到着の報告メール。
いつも博多で遊んでくれる、イカした先輩。はたして今夜は会えるかな?

メールを打ち終えて地下鉄に潜る。
祇園の駅を降りて、まっさきに向かったのは「かろのうろん」。
博多の人ならみんな知ってると言われるうどんの名店。
いつも博多にくると、いろいろとお世話してくれる友人に教えてもらって以来、
必ず博多についてまっさきに行くようになる。
今回3回目ということもあり、つい

「ごぼ天!」

と、地元民を気取って注文してしまった。
もうひとりの自分が恥ずかしがっている(苦笑)。

うまいうどんにたっぷりネギを入れて、ハラに流し込む。
なんで博多のうどんってこんなにうまいんだろう。最高!

汗だくになって再び地下鉄。
目指すは天神。
宿はLOGOSに極めて近い安ホテルだ。
この時点で17時前。
すでにLOGOSの前には人だかり。

ホテルにチェックインして軽く身支度をすると、
さっそくLOGOSの前に。
博多の地元の方との待ち合わせ。
会うのは2度目だけど、ほぼ初対面みたいなもの。
やっぱり待たせたくないからね。

で、LIVE開始10分前に合流。
LOGOS名物、手描きの電飾看板の下で挨拶を交わし会場へ。

会場に入ると、もう満員状態。
後から聞いた話だと1,000人近く入っていたとかいないとか?
LOGOSのキャパってたしか800人だっけ?
よくわからんけど、とにかく超満員。
ほとんどステージは観えない、バーカウンターの横に陣取ると、
まもなくオープニングSEが流れてきた。

流れてきたのはタクシードライバーのテーマ。
THE MODSお馴染みのオープニングだけど、
妙に久しぶりの気が…
ある意味、JUST SAY FACK GO!ツアーやFREEDツアーは、
シュウのお披露目だったとすると、
本当の意味でTHE MODSがTHE MODSとして帰ってきたかのような
そんな気にさせてくれるオープニングSEだった。

しかし、このタクシードライバーのテーマの低音が似合うね、彼らは。
事実、モッズ・コールも最高潮だったもの。

その最高潮の声援を切り裂くかのように、
爆音で始まった初っ端の曲は「S.O.S.」!
LOHASなんて気取ったメッセージなんかよりも、
はるか前からTHE MODSは警鐘を鳴らしていたんだぜ!
まさかのオープニングナンバーにそんな痛快な想いを寄せて、
カラダを揺らすと客席の前の方では、
まるで巨大な生物の内臓ののようにウネっている。
LOGOSがTHE MODSを中心にひとつの生命体になっていた。



  …ことの他長くなりそうなんで、続きはまた後日!
   やっぱりONE NIGHTとはいえ、
   博多の夜はおいそれとは書き切れませんわ。


2008.10.04 DRAM LOGOS

2008-10-04 19:53:26 | 【LIVE】
すごいセットリスト!
まさにスペシャル!
ワンナイトライブだから、セットリスト載せちゃいます。

ライブ中のメモそのまんまだけど、好きな人ならわかるはず!

…全部ひらがなだけど(笑)

詳しいレポは後日書きます!


えすおーえす
まねーげー
それでまんぞく

ぼーいずごーくれいじー
やんぐがんず
あいきゃんてる
しーざしー
のらねこ
うーらら
るーでぃ

べいびーぶるー

えぶりばでー
わいんだっぷ
えくすきゅーずみー
ぷりずなー

アンコール

あ、そんぐ
のーりあくしょん
ごきげん

アンコール

りぶうぃず
ぶるーれじすたんす
ぐろう

とぅーぱんくす
ほかになにが

2008.3.29/福岡DRUM LOGOS

2008-04-04 19:35:52 | 【LIVE】
すでにライブ終了から1週間過ぎようというのに、
ぜんぜん更新ができずに、面目ない次第です。
ライブもさることながら、あまりに博多の夜が楽しくて、
はしゃぎすぎた挙げ句にちょっと風邪を引き、
仕事という現実に追い打ちをかけられてしまいました。
ようやく今、落ち着いて書ける状態になりましたよ。ははは。

さてさて今回のFREEDツアーですが、オイラは渋谷と博多に行きました。
渋谷ではちょっと足が重そうな森やんでしたが、
博多ではまったくもっていつもの

THE MODSの森山達也

が、ステージを所狭しと動き回っておりました。
ブラックのウエスタンシャツにピンクのジーンズ…
こんな色気のある51歳には、なかなかお目にかかれませんよね。

前回の更新はまさにライブ終演直後に、
興奮冷めやらぬ状態でケータイからちくちく打ち込みましたが、
そこでも記した通り、まさに

ホームタウンライブ

って感じでした。

誤解のないように書いときますが、
それは決してユル~いライブとかじゃなくてね、
演奏はもちろんバリバリだしアグレッシブ。
でもMCの雰囲気がぜんぜんちがうんですよね。

ライブ中盤に飛び出した、
「ごめん忘れてた」の前フリ有りの
「帰ってきたばい!(笑)」
やら、

オーディエンスの「待ってたぞぉー!」に対しての
「おおう、ずーっと待っとけ!(笑)」
やら、

4回目のアンコールに応えて登場してきたときの
「おまえら、とっとと帰れ!(笑)」
やら、

東京ではお耳にかかれない言い回しの連続には、
ものすご~い暖かみを感じてしまいました。

教授なんて「Work Hard & Little Pay」のときに

「こん安月給が!!(笑)」

と叫んでましたからね、しかも2回も…。

MCの終止がそんな感じだったけれど、
でもオープニングダッシュのMCでは、
今回のツアーの延期に関して、ものすごく真面目に

「申し訳ない!」

と頭をさげた森やんがいた。
その姿はROCKやらTHE MODSやらとは別の

ヒューマンな森山達也

だったと思う。

このライブの次の日森やんは51歳から52歳になった。
ここ最近のTHE MODSにはものすごく“人間くささ”が漂ってると思う。
オイラは個人的に、この傾向を歓迎している。
もっともっとヒューマンな部分が見たいし、知りたい。
いわば、

人と人との付き合い

をしたいんだなぁ。THE MODSと。

私事で恐縮なんだけど、
POD CASTで聴くことができる「裏ROCK'N'ROLL DIVE」に投稿したのさ。
内容は「ROCKAHOLIC」の事務所としての裏話を教えてほしい
って質問…というかお願い。

スピーカーから聞こえてくる、オイラの文章読み上げる森やんの声。
一語一語を大切に読んでくれて、その声の“表情”から、
少なからずの共感が伺えて(オイラは勝手ながらそう聞こえた^^;)、
オイラはうれしくなったよ。

ものすごく真摯に丁寧に、
THE MODSの現状を絡めながら教えてくれた。

カタチも規模もジャンルも異なるものの、
オイラも同じように事務所を構える身。
森やんのアドバイスはどれもが共感できるものだった。

そういう“人間”としての部分では、
52歳の森やんも38歳のオイラも同じなんだと思うと、
それはバンドマンとファンを越えた所で、心強さをもらえてしまう。

ちょっとライブのレポートとはズレてしまいましたが、
いつもいつも仕事に勉強に、人間として生きているファンたちが、
同じようにいつもは人間として事務所を切り盛りしている森やんを支えて、
THE MODSの森山達也としてステージに“上がらせる”!
そうすればオイラたちは、スーツを脱いで革ジャンに着替えて、
人間(=日常的な姿)から、THE MODSのファンに帰れるワケだ。

共存共栄、一蓮托生

今回のロングツアーは終わったけれど、
また次のTHE MODSのステージに、恥ずかしくなく胸を張って行けるように、
しっかりTHE MODSをサポートしながら、
人間としての所行を全うしようと思います。

たかがTHE MODS。
でもね、それが大好きなんですよ。オイラは。



博多DRUM LOGOS

2008-03-29 20:28:36 | 【LIVE】
いま終了しました。
後々ちゃんとしたレポートは書くとして、
ツアー最終日なんで、携帯から書き込もうかと。

とにかく熱いライブでした。
明日は森やんの誕生日ってこともあり、
ライブ中盤には「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」の演奏&大合唱があったり、
MCも友達に語りかけるようなしゃべりで、
まさにホームタウンライブって感じでした。

アンコールでは「LOOSE GAME」も飛び出し、終わりかなと思いきや、
帰らないオーディエンスのコールに


「とっとと帰れ(笑)!」

とメンバー登場!
そして飛び出したのは「LONDON NIGHT」。
メンバーから素敵な博多ナイトをプレゼントさせていただきました。

と、そこで終わりかと思いきや、ステージ袖でギターを受けとる森やん。
そして飛び出した今宵のラストナンバーは「HEY! TRAVIS!」でした。


ポッドキャストでの約束通りの「倍返し」!
その心意気…確かに受け取りました。

THE MODS、いつもいつもありがてう!

2008.1.27/SHIBUYA-AX

2008-01-27 22:52:52 | 【LIVE】
さいたまは仕事でダメ~。
福岡は延期でダメ~。

去年から待ちこがれた今回のツアー。
ようやくTHE MODSに会うことができました。

これからTHE MODSはケリを付けるべく“延期ツアー”が始まります。
まだまだ観ていない、ライブを楽しみにしている方々に配慮して、
いつもの如く別サイトにリポートをアップしました。

まだまだ興奮冷めやらぬって感じで、
ダラダラと書きなぐったリポートですが、
ぜひヒマ潰しに読んでみてください。

もしコメントをくださる場合は、
ネタバレなきようお願いしますm(_ _)m

ライブを楽しみにされてる方はクリックしないでくださいね!


 ※終了したツアーなので、
  ライブレポートを非公開ホームページより移転しました。



===非公開ホームページでのレポート===


 まず最初にお断り。セットリストは他の方に任せます、すみません。なぜって? いやぁ~、あんまり冷静に観てられなかったんですよ、ええ。

 予定ではツアー初日の11月22日にさいたままで観に行く予定が、仕事であえなく行けなくなり、そうこうしていくうちに森やんの体調不良で延期になる公演がチラホラ…。それでも「博多は大丈夫だろう」と、まったく身勝手な思い込みをしながら旅の準備をしている最中に、福岡公演も延期の知らせ。さすがに森やんの体調が心配になってきました。まさかこのままリタイアになっちゃうんじゃ? なんてマジに思ってましたから。

 そんな思考回路だったから、一昨日から公式HPを何回も覗き、延期の知らせが出ていないので安心するも、正直、実際にステージに立つ森やんを観ないことには、本当に安心できません。開演前のステージを眺めつつ、突如スタッフが現れて、「今日の公演は中止になりました!」なんてのもあり得るんじゃね?なんて思ってましたからね。

 まあそんな心配、客席の照明が一気に落とされ、見事に吹き飛ばされましたけどね。ステージのバックに映し出される「FREED」の文字。そして颯爽と現れたサポートドラマーのシュウのドラムソロ。その力強いビートは、去年の6月よりも逞しく、すっかりTHE MODSの屋台骨の風格が漂ってきます。次々に現れるメンバーたち。もちろん森やんも悠然と現れてくれました。そして飛び出したのは「KID WAS…」! 後楽園球場の特設テントのライブを体感していないオイラにとって、そのナンバーはまさに垂涎の1曲!それまでの心配からの安堵感も重なり、オイラはもう舞い上がり、セットリストを覚えておこうなどという冷静さは失われてしましました。

 それでもオープニングダッシュの3曲はなんとか頭に刷り込んで来ましたよ。「KID WAS…」の次は「COUNTER ACTION」。~やっとおまえに会えるんだ~って歌っている森やんの表情は印象的でした。そして「Windup Boogie」。めちゃめちゃハイスピードのナンバーで疾走感は抜群! これが50歳前後のバンド(しかも病み上がり)なんだろうか?と疑えてしまうくらいの見事なスタートダッシュでした。そして3曲が終わるといつもの如く森やんのMC…。「久しぶりです、THE MODSです」の後に、話は体調不良の話へ。この時森やんは「まだ本調子ではありません」と苦笑しながら言ってましたが、確かに体調はバッドコンディションのようでした。スタートダッシュこそキメてくれましたが、やっぱりどこかカラダは重そうでした。これはオイラの当て推量なので、そのつもりで読んでほしいのですが、森やんひょっとすると腰を痛めているのではないかな?いつものノリで自然とギター弾きながらジャンプするモーションに入るんだけど、直後ハッとしたように軽いジャンプで逃れたり、ステージの袖に帰る時にもどこか脚が重そうなのが目立ちました。MCの時に「途中で倒れるかも」みたいなことを言っていたことからも、体調はまだ相当悪かったように思います。それでも、そのカラダにムチ打って、本編から3回のアンコールを全うした姿に、オイラは並々ならぬプロ意識を感じましたよ。

 話はすっかり森やんの体調の話になってしまいましたが、今回のライブではオイラ的にはうれしい選曲が多かった。それだけでも今日のライブは忘れられないものになりました。オープニングの「KID WAS…」然り、「HELL TO HEAVEN」なんてホント、ライブで聴けると思ってませんでしたから。そして個人的には「HONEY BEE」。この曲は一昨年の25周年で演り、そのドラミングの凄さに梶浦さんの偉大さを再確認した曲でしたけど、こんなに早くにシュウのドラムで観ることが出来るとは思ってませんでした。正直「荷が重いんでは?」なんておこがましい危惧を抱いてましたが、なかなかどうしてシュウのドラムはカッコよかったです。彼が若いとかテクニックがどうとかは、全然関係ないのね。約1年、彼がステージを共にしたのはあのTHE MODSなんだよね。そりゃ成長は早いはずだよ。何にも増して、その表情からはカタさがヌケて、「THE MODSをステージに上げるんだ!」っていう強い意志を感じました。

 いつもね、THE MODSのライブが終わる時、メンバーが袖に消えるのを見ながら「ありがとう」って気持ちになるんだけど、今日はいつもよりもずっとずっと感謝の気持ちが強かった。体調不良でも必死にステージに帰って来た森やん、本当にありがとう。その「ありがとう」の気持ちは、きっとTHE MODSのメンバーもいつも以上に強かったんじゃないかな。「a Song」が終わりステージを引き上げる時、キーコが客席に向かったお辞儀をした。きっとそれはファンに対する「ありがとう」の気持ちの表れだと思った。

 さすがに森やんの体調を考えると「a Song」で終わりかな? と思ったけど、THE MODSファンってしつこいね(笑)。まだまだTHE MODSコールは鳴り止まない。オイラはちょっと躊躇しちゃったよ。それくらい森やんの足取りが重かったからね。こうなるとキーコのお辞儀も「もうカンベンしてやって」の意味に思えてきた(苦笑)。でも4度THE MODSはステージに現れた。森やんはしきりに苦笑しながら始まったナンバーは「LOOSE GAME」。有無を言わさないラストナンバーだ。

 体調が万全ではないとは言えTHE MODSの“復帰戦”となった今夜のSHIBUYA-AX。まったくもっておかまいナシの手荒い歓迎に苦笑しつつも答えてくれたTHE MODS。昔のTHE MODSはなんとなくオーディエンスとケンカしてるような部分もあったと思うけど、今夜はなんとなく頼り頼られ、持ちつ持たれつの関係だった気がする。そしてお互いが抱いた「ありがとう」の感情。

 ライブは50/50だ! という森やんの言葉。今日のSHIBUYA-AXはまさに50/50だったんじゃないかな? そう思えてならないライブでした。 長文・駄文ですみません…

2007.6.30@FUKUOKA DRUM LOGOS

2007-07-03 02:12:18 | 【LIVE】
まず最初に言いたいこと。
博多サイコー!

K.Sさんをはじめ、Tさん、Sさん、Tっちゃん、Nちゃん、Sくん、
その他、さまざまな地元の“諸先輩方”、
東京から訪れた素性のわからないオイラを
呑みの席に加えていただいたこと、本当に感謝します。
ありがとうございましたm(__)m

博多に溢れるROCKの風は、オイラに得も知れない元気をくれました。
今回はTHE MODSのツアーに併せての博多行きでしたが、
もうTHE MODSを関係無しに、また元気をもらいに行きたいと思います。
その時はまた、よろしくお願いいたします。

ゴキゲンな方々との、抱腹絶倒な夜にカンパイ!

と、いうワケで、実は博多に行っておりました。
地元の方々との時間をハラいっぱい味わいたくて、
万難を排して、朝までとことん遊ぶ覚悟で乗り込んだ今回。
あまりの楽しさに、翌日は帰るのが精一杯なほど、
心地のいい疲れが体に残りました。

やっぱりTHE MODSを育んだ街…
そのパワーは一筋縄じゃイカンったい!!

もう日付的には最終の大阪ライブも終わって、
情報解禁しても問題はなさそうだけど、
なんとなく…ただなんとなく、やっぱりライブレポートは別枠にしました。
ご覧になりたい方は、下記をクリックしてくださいねm(__)m


 ※終了したツアーなので、
  ライブレポートを非公開ホームページより移転しました。



===非公開ホームページでのレポート===


 6月30日土曜日、博多City。東京とは質の違う熱さに“九州”を感じて、オイラはちょっとうれしくなる。THE MODSを好きになって以来、何度も恋い焦がれた博多の地。彼らの育った場所…あまりに思い入れが強くて、初めて来た場所なのに初めてじゃない錯覚を感じたよ。

 博多に着いたのはお昼時。早々に宿泊先のホテルに荷物を預けると、オイラは“かかり気味”の競走馬の如く、天神の親不孝通り目がけて飛び出した。通りの街灯に掲げられた「親富孝通り」の文字。それでも店の看板に記載されている「親不孝通り」の文字。おそらくはイメージの問題で市は「親富孝」と改称したんだろうけど、地元の店は従来の「親不孝」にこだわる。そんなところに博多の意固地さをオイラは感じて、なんだかうれしくなってきた。

 やがてオイラは地元在住のK.Sさんと落ち合う。オイラはこの人と出会わなかったら、未だに博多の地に憧れを抱いたままだったと思う。ホントに行動力が乏しいんだ、オイラは。彼との出会いが、オイラを今この地に立たせているといっても過言じゃない。

 さすがK.Sさんは地元の人。THE MODSを愛して止まないオイラのために、スペシャルな案内をしてくれた。行く先々にTHE MODSを感じる。これはイヤでも今宵のライブに向けてテンションが高まってくる。本当に至れり尽くせりの案内に、心から感謝します。

 さて、オイラの博多観光の話はさておき、ライブのレポートを。一言で言うと「博多は熱い!」。もちろん、どこにいっても熱いとは思うけど、博多のそれは格別である。開演前のTHE MODSに向けられる声援もハンパではない。ただ不思議なことに、開演に先立つアナウンス時、東京であれば声援で掻き消されるのが常なのに対し、博多ではみんながアナウンスに聞き入っている。オイラはこれには理由があると思っている。博多の街を案内してもらって気づいたこと…それは博多にはROCKが日常的に浸透していること。とにかくバンドマンが当たり前にそこにいる。そしてそのバンドマンをサポートする大人たち当たり前にいる。ライブハウスだって、そんな大人たちが営んでいたりする。20数年前、デビュー前のTHE MODSに、朝からオープンまでの時間をリハーサル場として提供した80's FACTORYのオーナーの如く、バックアップする大人たちがいるのだ。そんなバンドマンとそれをサポートする信頼関係のようなものが、この博多の地には根付いていると思う。だからこそ、会場側のアナウンスには敬意を持って耳を傾けるのではないかな。オイラはそんな気がしてならない。

 しかしアナウンスが終われば、会場のテンションはまさに最高潮。THE MODSを引っ張り出すかのような声援は怒号のように会場に鳴り響く。でも手荒いんだけど、どこかやさしいんだよね、不思議と。

 やがて客電が落ち、渋谷と同様のオープニングが始まる。スクリーンに映し出される「HELLO」の文字。胎動のように点滅を繰り返し、やがて現れた3人のシルエットに悲鳴にも似た歓声が飛ぶ。オイラ、この演出はSHIBUYA O-EAST以来2度目なのに、鳥肌が立ってしまった。やっぱカッコいい!そして続いて現れた“謎”のドラマーの影。脱退騒動は周知の沙汰だけに、このドラムのシルエットにはどよめきにも似た歓声が飛んだ。そんな雰囲気の中、飛び出すナンバーは「FIGHT or FLIGHT」である。

 この日の衣装も3人+1がお揃いのシャツ。森やんは黒、チサキさんは赤、キーコは黄色、そしてサポートドラマーは青。最初、SHIBUYA O-EASTでは違和感を感じたユニフォームも、この日は差して気にならなかった。それだけ、このサポートドラマーの彼に馴染んできたということなのかな? しかし、ドラムの彼は馴染むことなく、SHIBUYA O-EAST以上の緊張に包まれているようにも見えた。それもそのはず、なんと言ってもここは地元・博多の地。THE MODSへ対する思い入れはハンパじゃないからね。そりゃ新しい緊張が生まれて当然である。

 オープニングの「FIGHT OR FLIGHT」、「ご・め・ん・だ・ぜ」、「LET'S GO GARAGE」を間髪入れずに叩き込む。まさに怒濤の3連発。このスタートダッシュの後、MCで森やんは一言「ただいま!」と告げた。THE MODSの「ただいま」が聞ける唯一の地。オイラは今まさに博多にいるんだ、ということを改めて噛み締める。やっぱり博多のライブはどこか違う。メンバーの表情もぜんぜん違う。客の「おかえりー!」の声援にも愛を感じるもの。

 そんな博多の雰囲気を堪能している時に、おそらくはTHE MODS史上初めてのハプニングが起きた。それはチサキさんが歌う「Congratulation Song」。「あいつに歌います」と言って始まったこの曲。徐々に後半に差し掛かるにつれ、チサキさんの歌声が上ずってきた。調子が悪いのかな、と思いきや、遂には歌えなくなったチサキさん…その顔からは汗に紛れて涙がこぼれていた。THE MODSがステージで涙を流す。これはデビュー以来26年で初めてじゃないかな。多分それは、4つの物語が出会ったこの街だからだと思う。

 「Congratulation Song」が終わった後、森やんは「チサキに“暖かい”拍手を!」と言った。涙したチサキさんに追い打ちをかけるようなやさしさを森やんが見せた瞬間。オイラは思いっきりの感情を込めた拍手を送った。

 その後「Ooh-La-La」「Long Way」が続く。まさに今現在の決意表明とも取れる2曲。この2曲でオイラは森やんも泣いているように見えた。ドラムセットの向かって左側、間奏を小気味良く弾きながら、森やんがバンダナを巻いた右の手首で、そっと目を拭った。アレは汗を拭ったと言われればそれまでだが、オイラは涙だと思う。それだけの一大事だったんだ。バンドの存続がかかった4ヵ月。その苦労はオイラたちファンには想像はできても、計り知れない感情の渦までは分からない。でも、その苦労と葛藤、不安みたいなものをステージで曝け出してくれたこと、オイラは素直にうれしく思った。と、同時にもっともっとファンに頼ってほしいとも思った。その瞬間、バンドとファンを超えた人間としての絆を感じていた。

 やがて、そんなしんみりムードを払拭するかのように「GO-STOP BOOGIE」のビートが飛び出す。もうすっかり、その時にはいつものTHE MODSに戻っていた。

 セットリストはSHIBUYA O-EASTとほぼ変わらなかった。しかしSHIBUYA O-EASTでオイラが違和感を覚えてしまった「IL GARAGE」が「HEY!! TRAVIS」に差し変わっていた。オイラはTHE MODSがサヴァイバルゲームに勝ち残ってほしい、と思いながら、この久しぶりのナンバーに耳を傾けた。

 梶浦さんの脱退についての森やんのMC。それは博多だから違うということは決してなかった。おそらく、これについてはツアーの全会場で多少の言葉尻の違いはあれど、同じように説明していると思う。森やんの「ここでオレから話すのはフェアじゃない」という言葉。やはりそこには、キレイじゃないこともあったと匂わせる言い回し。だからこそ「梶浦との思い出はキレイなまましまっておいてください」という言葉は、ファンにとっての現状の最大限の気遣いに思えてならない。もう、この件についての説明は、これだけで十分なものとしなければ、それは野暮という言葉以外、なにものではないと思った。この先、THE MODSという最高のROCK'N'ROLLバンドを、その終焉まで見届けるファンとしては、やっぱりROCKな姿勢を貫きたいな。ROCKっていうのは、どこか不粋ではいけない。やっぱり粋でないとCOOLとは言えないもんね。野暮なことはしたくはないよ。

 生まれて初めて観た博多でのTHE MODSのライブ。その街の佇まいから、THE MODSが生まれたことは寧ろ必然だったとオイラは感じた。街の至る所にROCKが溢れる街に、オイラはTHE MODSのライブが有る無しに関係なく、また訪れたいと思い、できればそれは定期的にライフサイクルに組み込みたいほどの思い入れが生まれた。だって、ものすごく元気をもらったんだもん。何かに傷つき、倒れた時、ヨソ者のオイラにも再生するパワーを与えてくれる街。きっとTHE MODSのメンバーも新たな力をたくさん吸収できたはず。

I LOVE THE MODS!
I LOVE HAKATA!!
こっぱずかしいセリフだけど、これよりも的確な言葉がない以上を、オイラは胸を張って叫びたいと思った。

【当日のセットリスト】

FIGHT OR FLIGHT
ご・め・ん・だ・ぜ
LET'S GO GARAGE
TEENAGE BLUE
Congratulation Song(Vo.CHISAKI)
Ooh-La-La
Long Way
GO-STOP BOOGIE
LONDON TIME IN BLUE
(I wanna be a )GANGSTER
My Way(Vo.KITAZATO)
HEY!! TRAVIS
EXCUSE ME, Mr.FUCK
WATCH YOUR STEP

HELLO
壊れたエンジン
不良少年の詩

LIVE WITH ROCK'N'ROLL
GANG ROCKER
他に何が

NAPALM ROCK

2007.6.22@SHIBUYA O-EAST

2007-06-25 20:06:24 | 【LIVE】
もうすっかり“昨日のニュース”になってしまった感がありましたが、
O-EASTのライブに行ってきました。

オイラなりに、どのようなカタチでリポートを書こうか迷いました。
ややをもすると、ツアー終了までは楽しみにしている方への配慮から、
書かない方がいいのかな? とも思いましたけど、
やっぱり知りたくて、ここに来てくれているという方も少なからずいるので^^;

別の非公開ホームページにアップして、
そのリンクをここに張る、というカタチでアップさせました。

ちなみに、下記の「070622@SHIBUYA O-EAST REPORT!」をクリックすると見ることができますが、
ここにはオイラの自己中心的なレポートの他、
当日のセットリストもアップされています。
また、リポートを読むと、サポートドラマーが誰かもわかってしまいます。
自分の目で確かめたい!という人は、
絶対にクリックしないでください!!

それと、このリポートに関するコメントは、
なるべく上記のような方への配慮から、
極力ネタばれしないような書き方でお願いしますm(__)m

なお、このリポートのURLは携帯には対応しておりませんので、
予めご了承くださいませ。


 ※終了したツアーなので、
  ライブレポートを非公開ホームページより移転しました。



===非公開ホームページでのレポート===


 6月22日金曜日、雨の渋谷。オイラは携帯のナビウォークを片手にSHIBUYA O-EASTを目指して歩いていた。かつてTHE MODSがO-EASTでライブを演ったことってあたっけ?ここ数年、彼らのライブの会場を訪れるのに、ナビを頼るなんてことはなかった。だからこそ、このO-EASTって会場にちょっとだけ“居心地の悪さ”を感じてしまう。

 O-WESTの入口と間違えそうになりながら、なんとかO-EASTの入口前に到着。どうやらオイラの整理番号は、すでに入場が許可されているらしい。普段持ち慣れないビニール傘の水を払い、ROCKファンには似合わずやけに几帳面に折り畳む。これもオトナのマナーだ(^^;)。THE MODSのファンならば6月の雨には紳士な対応をしたいところ。

 そんな戯れ言はさておき、話を前に進めよう。オイラ自身、初体験だったO-EASTの会場。やはり勝手が違う。オイラのチケットの整理番号からすれば、一番前のブロックまで行けた。でも、すでに多くのオーディエンスが会場入りしていて、ついに前のブロックへ行くための導線がわからなかった。単純な話、柵をくぐり抜けてしまえば行けるんだけど、なんかそれはやりたくない行為。…小さな小さな自主規制で、オイラは前から2番目のブロックのキーコ側にスタンバイした。

 おそらくはキーコ編集の客入れのSEにしばし耳を傾ける。ゴキゲンなROCKナンバーが連なり、そのナンバーとナンバーの間の沈黙に「森や~ん!」という怒声にも似た声援が飛び交う。そしてその声援にニヤっとニヒルな笑みを浮かべるかのように、まだSEは続く。いつものTHE MODSのライブの風景だ。それでも開演の時間が迫るに連れて、その声援は徐々に人数を増す。それはよりにもよってスタッフ・アナウンスで最高潮を迎えるのも、まったくいつもの風景だ。ただちょっと違っていたのは、その声援のデカさかな。おそらく、ここ最近で一番声援が大きかったのではないだろうか。それだけ、あの2月の“梶浦脱退”の騒動の大きさが伺える。はたして、サポートドラマーは誰? オープニングナンバーは何?いったい、どんなステージになるの? みんながみんな、それぞれの思惑を乗せた声援は、途切れることなく続く。

やがてSEがフェイドアウトするとともに、じっくりと客席の照明が落とされる。こうなると声援は3倍増しだ。ステージに緞帳のように懸けられた白い幕に「HELLO!」の文字が浮かび上がる。新生THE MODSからの挨拶に呼応する声援。オープニングSEはいつもの「タクシードライバー」ではなかった。もしかしたら、この辺から過去にはさよならをしたのかな? そんな勘ぐりをしながら「HELLO!」の文字を絵空事のように眺める。

 続いて現れたのは、ギターを携えた3人のシルエット。ヤバイ! 単純でチープな演出なのに、この鳥肌の立つような高揚感はなんだろ? さすがTHE MODS。観客に有無を言わさぬ説得力だ。「HELLO!」の文字、3人のシルエット、それが恰も胎動の如く切り替わる。そこに突然現れたのがドラマーのシルエットとタイトなビート! オープニングナンバーは、ある意味予想通りの「FIGHT OR FLIGHT」だ!!

 一瞬、その力強く引き締まった音に、梶浦さんを頭に描いてしまう。それほどパンチの効いたビートだった。事実、そう思った観客は多かったと思う。すごく後ろ向きな願いだが「梶浦復帰」を夢見る連中も少なくないと思う。オイラも頭のどこかでそれを願っている節もある。でもそれは現時点ではまったくの夢物語。「FIGHT OR FLIGHT」の激音の中、潔く幕が落とされると、その音が梶浦さんのビートでないことは“一目瞭然”だった。

 THE MODSには珍しく、3人+1がお揃いのシャツだった。森やんは黒、チサキさんは赤、キーコは黄色、そしてサポートドラマーは青。…キーコはいつハダカになるんだろう?そんなことを思いながら、このお揃いの“ユニフォーム”に少々違和感を覚えたのは正直な心境である。というか、サポートドラマーの彼は、いったい誰なんだ? まったくの初対面だけど、ノリノリの隣の人の肩を叩いて「あれ?誰なんですかね??」って聞きたいくらいだった。そんな疑問符はおかまい無しに、オープニングの「FIGHT OR FLIGHT」、「ご・め・ん・だ・ぜ」、「LET'S GO GARAGE」を間髪入れずに叩き込む。おそらくは、いつものこのオープニングダッシュの後に、森やんから説明があるだろうと思いながら、オイラはサポートドラマーに目が釘付けになった。サポートドラマーの彼は要所要所でキーコを見る。キーコも明らかにドラムの近くでプレイしており、しばしばサポートドラマーの彼に視線を送る。そして時折、確認するように首でリズムを取るのだ。この日、THE MODSのリズムを引っ張っていたのはドラムではなくベースだった。それは間違いない。

 怒濤のオープニングダッシュは「LET'S GO GARAGE」のエンディング、♪ガンゴンガンゴンガガガガ~ンで終わる。そしていつものように森やんは語りかける。まったくもっていつものように「お久しぶりです」と。そして「最後まで楽しんでください」と。そして始まったのは「TEENAGE BLUE」…うわー、この曲はドラマチックでいいよね~…ってオイっ! いっさいサポートドラマーの紹介とかはナシかよっ!?ってくらい見事な肩すかしを食らった。あくまでもサポートだから、名乗る必要もないと思っているのかな?だとしたら、その意図を汲み取るのも大切かも知れないな。でもアタマでそうは分かっていても、単純に知りたい気持ちは募るばかりである。

 ライブはまったく滞りなく進んだ。マキシからの新曲を折り込みつつ、いつものライブでお馴染みのナンバーはもちろん、まったくアレンジを変えてきた「Long Way」など。サポートドラマーもものすごくがんばってるし、なにより「成功させたい!」って気持ちが全面に出ていた。ただひとつ、個人的にここでは聴きたくなかったナンバーがひとつだけあった。それは「IL GARAGE」だ。

 オイラ、この曲は「WALTZ」同様に、あの4人のTHE MODSの曲だと思っていたから。だって『4つの物語はここで出会い、ここで生まれた』んだもん。その“4つ”ってフレーズにこだわってしまった。ただ森やんは『過去が今よりいいと、思たって針は戻らない』って言いたかったのかな、と一旦の理解で飲み込んだ。それにTHE MODSが4人で出発(デビュー)したことは事実だしね。その後3つになろうと、それは変えられない事実だからね。ただただ単純に“4”に目クジラが立ったワケだ。考えてみりゃヘタに“4”を“3”に変えずに歌ったワケで、森やんの中に梶浦さんがいた事実を“変えない”で歌ってるってことだもんなぁ。メンバー以上にファンっていうのは止まってしまうんだね。反省…。

 ライブの途中、どのタイミングだったかな? アンコール明けのMCだったかな?別段、ノート取ったり、録音しながらライブを観ていたわけじゃないので、すっかり舞い上がってしまい忘れてしまいましたが、サポートドラマーの紹介があった。森やん曰く、名前のあるドラマーや高い金を払おうとも思ったけど、結局は名も無きドラマーをサポートに選んだ、と言っていた。そしてその後、梶浦に勝てるドラマーは梶浦しかいません。と言った。オイラはなぜか妙にうれしくなった。これを梶浦さんに聴いてもらいたいと思ってしまった。そして、そんな THE MODSのそのポジションに座った、名も無き勇気ある弱冠23歳のSYU SASAKIを紹介した。オイラは最大級の拍手を送ったよ。だってホントにすごいプレッシャーだったと思う。リズムが走ったり、音が抜けたり(スティックを落とした?)もした。でも、彼無しではこの夜のライブはあり得なかったワケだし、よく最後までやりきってくれたと思う。SASAKIくん、オイラたちに THE MODSを観させてくれてありがとう。オイラはあなたのドラムも大好きです。

 とにもかくにも、新生THE MODSは転がり始めた。でも、あくまでも“新生”なのである。これまでの4人編成のTHE MODSとは、明らかに違うことは認識しなきゃいけないな、と思った。

 正直、サウンドの違和感はどうでもいいとさえ思った。SASAKIくんはホントがんばってた。梶浦さんのドラムを彷彿とさせてくれるに十分だった。それでも、細部のディテールはやっぱり違う。「WATCH YOUR STEP」なんて、結構如実にちがった。でもそれは当たり前のこと。新しいアレンジだ!くらいの気構えでいれば、いくらでも吹き飛ばせる。ただし、バンドの雰囲気は絶対的に違う。

 今まで梶浦さんのビートに押し出されていたフロント3人のパフォーマンス。もちろんね、ステージ上で森やんが梶浦さんにハッパ懸けてもっと強烈なビートを要求して、リズムを引っ張る瞬間は何度も目撃したけど、それでも梶浦さんのビートが3人をプッシュアップしてたのは事実。そのパフォーマンスを笑顔で後ろから見守ってた梶浦雅裕という存在はあまりにもデカすぎた。あのバンドとしての最強の布陣は、もう観られないんだということは割り切らないと。それをこの“新生THE MODS”に求めるのは野暮なことだと思った。きっと新生には新生のよさがあるはず。それを見出す気概で、オイラは終焉のその瞬間まで見届けたい。

 森やんは梶浦さんの脱退についてこのようなことを言っていた。ここで経緯を話すと一方的な話になってしまうんで話しません、と。おそらくは、いつかの D.T.D.でキーコが書いていたように、愛憎半ばな感情だと思う。きっとファンには聞かせたくない事情があったと思う。美しいままの梶浦との思い出を胸にしまっておいてください、とも言っていた。

 たぶん、本当にたぶんの話、この言葉の端々には「梶浦復帰」というファンにとっての夢物語は完全にあり得ないことを匂わしていると思う。その過去に縛られるよりも、今現在のTHE MODSを見てほしいという、森やんの気持ちの表れに思えてならない。

 かつて、新曲を精魂込めて作っても「TWO PUNKSをやれ!」という心ないニーズに『FUCK NO!』と唱えた森やん。きっとTHE MODSにとっては現在進行形が一番見てほしいことなんだろうね。だとしたら、今現在のROCKな“もがき方”をしかと見届けたい。そして自分の人生にフィードバックしよう。それがいいバンドといいファンの付き合い方だと信じて。


【当日のセットリスト】

FIGHT OR FLIGHT
ご・め・ん・だ・ぜ
LET'S GO GARAGE
TEENAGE BLUE
Congratulation Song(Vo.CHISAKI)
Ooh-La-La
Long Way
GO-STOP BOOGIE
LONDON TIME IN BLUE
(I wanna be a )GANGSTER
My Way(Vo.KITAZATO)
IL GARAGE
EXCUSE ME, Mr.FUCK
WATCH YOUR STEP

HELLO
壊れたエンジン
不良少年の詩

LIVE WITH ROCK'N'ROLL
GANG ROCKER
他に何が

NAPALM ROCK