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DEAR the MODS

THE MODSというバンドが大好きなオイラ。そんなオイラが書き記す、THE MODSにまつわる自己中心ブログ。

PV「GO MAD BUNNY(Wild Saxophone Version)」

2007-03-09 17:03:05 | 【VIDEO/DVD】
沖縄の言い回しで
「テーゲーな」
という言葉がある。

意味は
「いい加減な」
という意味らしい。

語源はおそらく
「たいがい」
にあると憶測する。

パっと見の話、THE MODSと沖縄って似合わない。
だって、沖縄はなんと言ってもリゾート地だし、
キラキラ輝く太陽と真っ青の空と海、そこに佇む彼ら・・・
どう考えても似合わんでしょう。

でもね、このPV(藤井尚之氏のサックスが黒っぽくてシブイ!)を観ると、
そんなこちら側のイメージなんぞは、ものの見事に吹き飛ばされるくらい、
沖縄の街がTHE MODSにフィットしてる。
もっともロケーション的には米軍が駐留しているから、
その辺りのテーストは、街の至る所にあるからなんだろうけどね。

でも実は、沖縄がTHE MODSにフィットしているのはそれだけじゃぁない!
沖縄もTHE MODSも大好きなオイラが勝手に分析してみた。

冒頭の沖縄言葉。
実はこの「テーゲー」って言葉に、オイラは沖縄の真髄が隠れていると思う。
沖縄での暮らしってのはこの言葉どおり、
「テーゲーに暮らす=好い加減に暮らす」のが真骨頂。

例えば・・・
暑すぎてもダメ、寒すぎてもダメ!
昔ながらの沖縄木造住宅を見てみると、
木陰を利用して、ふんだんに風を取り入れられるように、開口部が広い。
実はエアコンを使わなくても快適に過ごせたりもする。

近すぎてもダメ、遠すぎてもダメ!
これも木造住宅の話だけど、
必ず日常的な“生活導線”と来客用の“公用導線”に別れてる。
Welcomeなんだけど、プライベートに立ち入るなかれ、って感じ。

沖縄にはこんなカンジに
曖昧の中のケジメ
が、しっかりあるんです。
曖昧の中に存在する境界線。
その判断基準はただひとつ。
自分が心地よく“好い加減”に暮らせるか、どうか。

これって、ROCKな考え方に似てませんか?

ROCKな考え方って、けっこう考えてるようで、実はノリだけ。
もしくは、ノリだけのように見えて、実は考えてる、みたいな。
だからこそ、周りにいる人は振り回されちゃうんですけど、
要は判断基準はただひとつ。

カッコいいか、否か。

ってトコだけしか考えてないんですよね、ROCKって。
その「カッコいい」って基準も個々でバラバラだったりするから始末に負えない^^;
でも、それくらいのスタンスがテーゲーなんですけどね。

ちなみに、今回の写真はこの「GO MAD BUNNY(Wild Saxophone Version)」の
PVにも、チラっと映ったお店(?)の写真。
とある撮影の仕事で、沖縄本島の金武町(キムチョウ)で見つけました。

オイラこの時、まだこのPVを見たことなくて、
偶然コレを見つけた時に
「やっぱROCKっしょ!!」
とワケのわからん理由でカメラに納めました。
その仕事、ぜんぜんROCKなテーマじゃないクセに。

PVでは、この建物の前に円陣を組むように集まった
THE MODSのメンバーが映ってますが、
なんとなく「やっぱROCKっしょ!!」っていうノリでこのPVに納めた気がする。

THE MODS・・・どこかストイックに考えてそうで、
実は結構「好い加減」な男たち(に思える)。

オイラはそんな彼らが、やっぱり大好きです。

LIVESLINGER ~YA-ON COMPLETE~

2007-01-26 17:22:46 | 【VIDEO/DVD】
25/50

あくまでもメジャーデビューからの話だけど、
25年もの間ROCKし続けるTHE MODSは、
50歳の森やんの人生で、ついに50%、つまり“半分”を占めたワケだ。

THE MODSに出会って、デビュー当時の記事をかき集めた。
少しでもTHE MODSのことが知りたくてね。
その中にこんなフレーズがあったっけ。

森山のワンマンバンド

確かにデビュー前のTHE MOZZからTHE MODSに至る経緯や、
映画「狂い咲きサンダーロード」のサウンドトラック制作、
その後のデビューまで、現メンバーでの成り立ち方を考えると
そう見られるのも致し方ないのかもしれない。
特に博多特有の縦社会の中では、
年長者である森やんは“ひとつ上の存在”だったかもね。
事実、チサキさんやカジウラさんにとっては憧れの人だったみたいだし。

でも、このDVDを観たら、絶対ワンマンバンドなんかではないって、
改めて思った。というか、思わされた。

近年のTHE MODSのサウンドって、格段に厚くなったと思う。
それは、チサキさんがサウンドプロデューサーとして成長した証。

THE MODSの音楽の幅は、とてつもなく広い。
それは、カジウラさんがあらゆるリズムを刻んでいるから。
HONEY BEEなんか観てみなよ。
カジウラさんのドラミング、すごいよ。
オイラはそのバンドの幅の広さって、ドラマーの技量が大きく影響すると思うよ。

ベースラインだって、最近ではけっこう難しいことやってると思う。
そりゃチョッパーとかはないけれど、
こんなラインで来たのか! って毎回思わされる。
それはキーコのROCKに対する探究心の賜物ではないかな。

このDVDは、改めて
ワンマンバンドではない!
ってことを実証してくれた。
DESTRUCTION BABYなんて、理屈じゃなくて鳥肌たったもん。

きっと25年の間に、いろんなことがTHE MODSにあったんだね。
“オレたちは変わった、激しい流れの中”って歌っているように。
 ※注)こんな歌詞はないですね。すみませんm(_ _)m
    正しくは「オレたちは変わった、歳を取り疲れ」(by WALTZ)でした。
    訂正いたします。<07.2.2>

オイラはその変わりようをずーっと見続けたいと思ってる。
それは彼らの音楽作品ももちろんだけど、
言動、行動、ファッションに至るまですべて。
森山達也って男が、人生の半分以上を賭したものだから。

これから1年1年、森やんは年齢を重ね、
25/50=50%から、そのパーセンテージを増やすだろう。
それだけのパワーをこのDVDでは、見て取ることができた。
それがなにより興奮したし、楽しかったし、安心した。

OK、今度会えるときまでしっかり仕事して、恋をして、ROCKします。
その日々積み重ねた、オイラの“DAILY ROCK”を引っ提げて、
ライブ会場に押し掛けますよ!

ライブでは、50/50の真剣勝負をしましょう。
待っていろよ! DEAR THE MODS!!

It's a Kingsway ~ THE MODS LIVE 2001

2007-01-23 03:40:00 | 【VIDEO/DVD】
いよいよ1月24日に、25周年“約束の地”野音でのライブを納めたDVD
「LIVESLINGER ~YA-ON COMPLETE~」
が、発売になりますね。

気が早いファンは、もうすでに視聴済みだと思いますが、
オイラと言えば、ちょっと発注のケアレスミスが本日発覚!
悲しいことに、手元に届くのは2月になっちゃいそうです(T_T)
発売日に買いに行ける時間もなさそうだし・・・ここは20周年の野音DVD
「It's a Kingsway ~ THE MODS LIVE 2001」
でも観て、おとなしくイイ子で待つとしましょう。

しかし、改めて観てみると、オープニングから“ジ~ン”と来るよね、このDVD。
このLIVEは、オイラも会場で観たけども、冒頭のシーンには生で観た時の感動が甦ります。
20年の歩みがVTRで流されて、それにいちいち反応するオーディエンス。

ああ、この時あんなことがあったなぁ・・・

なんて、THE MODSの歩みにオイラの歩みを重ねて観てると、
ホント、THE MODSはいつでも側にいてくれたって実感するし、
その時々の想い出の“匂い”みたいなモンが、ぱあ~っと甦ってくんのよね。

THE MODSは結構、テンション的にヤバイ時があったなんてのも知ってるし、
そんな時は、自分自身もヤバかったりして^^;
そういう意味で、この20周年は格別だったよ。
それはきっとファン一人一人がそう思ってるんじゃないかな。

もっとも、このDVDには、ある意味懐古する20周年だけじゃなくて、
ロンドンでのレコーディング風景やフォトセッション、
周年に一旦区切りをつけて、新年を迎えるカウントダウンライブの映像も
ふんだんに収録されてて、21年目のTHE MODSの活躍を予感させてくれる作品になってる。

過去は過去。それはそれ。
カウントダウンライブで森やんは
終わるぞ、クソったれの20年が!
ってなコト言ってますが、この時にはもう前しか向いてないって感じで、
カウントダウンが終われば、すでに“王道”の先しか見ていない、そんな気がしてなりません。

とにもかくにも、彼らはまた5年突っ走ってくれて、
めでたく25周年として“約束の地”に帰って来てくれました。
また5年。また10年、と周年を重ねてくれることを願うし、
その反面、THE MODSと歩めるのも、残り少ないかも、と覚悟して、
一瞬一瞬を大切にしたいな、とも思う。

いつかの47分ライブの如く、お楽しみには制限時間がある。
そんなことは思いたくないけど、THE MODSにも終わりはある。
彼らはオイラたちの代弁者でも神でもなく、
ただのROCKが好きな等身大の人間なんだから。

きっと30周年もあると思う。
そう信じてるし、彼らがTHE MODSでいられるように
ファンとしてのサポートは惜しまない。
ただ、オイラはONE BOYになっても、心が折れないくらいのスピリットは、
もうすでにTHE MODSからもらったと思ってる。