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糖尿病合併症と戦う

糖尿病やその他、医療中心に書いていきたい。また、医師や医療制度にも強い不満がある。少しでも、改善できたらいいと思う。

オンライン対応の医療機関は1%未満

2020年05月18日 09時11分07秒 | ニュース
今回、コロナ騒動があって良かったことは、これですよ。病院へ行かなくても、薬を得れるようになった。

ただ、オンライン診療は前からあった。だが、全然普及してない。なぜか? 
「日本医師会(日医)がオンライン診療の本格運用に難色を示していることがある」と書かれているが、要するに競争相手ができるからです。
どんな商売を始める時でも同じでしょうが、近くに競争相手の同業者がいないかどうか調べるでしょう。耳鼻科医院を始める。でも、すぐ近くにも耳鼻科医院がある。そんなところでやってもだめですよ。近くに耳鼻科医院がないところでやれば、一定数の患者が来るはずです。

オンライン診療は距離は関係ない。だから反対する。何とか利用できないようにしてやれ。そこで、保険適用される疾患は、糖尿病やてんかんなど一部に制限させた。現在は、特例措置として、対象疾患の制限はない。だから、従来認められてなかった対象疾患でも、テレビ電話などを導入してオンライン診療をはじめているところも多い。この流れは変えられないでしょうね。前に戻せば、新規に始めた医院から凄く文句が出るはずです。

それと、オンライン診療の普及を妨げて来たのに、診療報酬の低さがあります。対面診療の半額程度だそうです。医師会は、これで普及しないだろうと思ったんでしょうが、予想に反して、普及しだした。そこで、「オンラインに移行しても3カ月に1回の対面が必要」というのを後から追加させた。これで、オンライン診療の意味がなくなり、それまでやってた患者もやめてしまったんです。

さて、今回オンラインだけでなく電話による診察も認めることとした。これはぜひ残すべきです。ただ、今回認められた「電話等再診料」の報酬は、オンライン診療料よりもさらに低く、対面診療の2割程度にすぎないそうです。これをもっと高くする。でないと、医療機関は続けられないですよ。

私は、安くしてくれなくったって、対面診療と同じ値段でも電話を選びます。行かなくてもいいから、時間とバス代などの料金もいらなくなる。

また、精神科の医師が言ってました。「家から話してるときの方が、患者の気持ちがリラックスしてて・・・」 それどころか、精神科の患者には、人こみが苦手とか電車に乗れない患者もいる。もっと報酬を上げて、電話診療を残すべきです。