この時期の雲は形がころころ変わりますね。
風が強く、雨や晴れ間を繰り返すからでしょう。
ぼーっと空を眺めるのが好きなのですが、あいつら雲はじんわりと、でも確実に全く違う形にいつの間にか変化してるんです。
一分間は最低でも同じ雲を見続けて無いと気付けませんが、アハ体験のようにじわ〜っと形を変えて目的地に進んでいくさまが面白くて好きです。
雲に自我とか目的があるのかは知りませんが、人間目線で勝手にそういう風に妄想して楽しんでます。
流れのままに雲たちが何個かに分裂して、一番大きく雲の体を持っていった雲は「分隊長」です。
残りのちっちゃい賄いしか貰えなかったぷち雲どもは分隊長についていくだけの力のない子分たちです。よわよわ、雑魚雲と呼んであげましょう。
しっかり言うことを聞かないと雲としての存在を奪われ、分隊長にすべて吸収されてしまう鬼畜隊に入隊してしまった哀れな雑魚雲たち。
風の流れを味方にしながらクーデターを起こせるか否か、のお話を妄想しながら
流れていく雲たちを眺めていくごっこ遊びが楽しいです。
どうでもいいことに頭を使う気力はあるのですが、
やらなければいけなさそうなこと、やったほうがいいことには動こうという意思が全く働きません。
雲vs雲してる方が楽です。
明るい空を長時間見すぎて、目を休めるために暗い部屋に目をやると、雲の争いの残像が目の中に模写されています。
やる気がでないのは何故なのでしょうか。体調の問題か、マンネリ化してる日常のせいか、個人の心の問題か。
根性論は嫌いなので持ち出すことはありませんが、燃え盛る熱い心が欲しいです。
熱い心を育むため、鍛錬をせねばならない気がしてきました。
まずはデジタルデトックスと称してスマホから離れる時間を多めに作るのです。
スマホから離れてこそ己と向き合えるものですから。
デジタルデトックスといえば、自然と触れ合うことです。
沢山の自然と触れ合うために、なるべく外を見ましょう。
自然は心を整えてくれます。
そして明るく爽やかな青い空に目を馳せて、
風の流れによって分裂していく雲たちをひたすら見つめます。
そうすると頭の中に雲同士の派閥争いが出来上がって、バイタリティが上がっていきます。
雲同士をひたすら戦わせます。
時間が経つに連れて、自分は何をやっているんだろうという悲しくて虚しい気持ちが心いっぱいに襲いかかります。
次第にやらなければいけないことがどうでも良くなってきます。
また明日やろうと決意して、とりあえず布団の中に潜ります。
明日やります。
明日は雲を見るのに絶好な天気なので、やるべきことをやる前に雲を見ておきます。
これで明日こそはなんとかなりますね。
また明日です
明日
明日ですね