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だすけ、せったねかね

新潟の、万年少年?宮ちゃんの、歌って、踊って、ハッピー!ラッキー!レッツ エンジョイ!ミュージック・ライフ!!!

へなちょこな詩 その36 by 宮尾昌成

2019-11-23 08:10:32 | 日記
僕が勤務している会社に
I君という20代の男子がいる
映画のことやアニメのことなど
一方的に話してくる
相手が興味ない話しでも
嫌がってても、それに気づかず
話し続けている
きっと、何かの病気とか障害とかが
あるんだろうけど
ある意味、やっかいな人なのである
だけど、お昼休みとか
僕が、一人ポツンとしてたりすると
どこからともなくI君が来てくれる
そして、訳の分からない話しが始まる
正直、I君の話しなんて、どうでもよくて
だけど、僕のとなりで僕の顔をじッと見ながら
僕に一生懸命話してくれるI君が
めっちゃ嬉しくて
自然に笑顔になれるのである
・・・・・・・・・・・・・・
僕がこの会社に勤務し始めたばかりの頃
なかなか、仕事に慣れなくて
緊張しまくって、くたびれ果てて
不安とか焦りとかで
めちゃくちゃ、つらい時期があった
そんなある日、就業時間が終わり
会社の出口を出たところで
「宮尾さーーーーん」って声が聞こえた
ふと顔を上げて見ると
遠く離れたところにI君が立っていた
僕の方を見て右手を高く上げて
「お疲れさまでしたーーーーー」って言ってくれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
I君に、人の気持ちが解かるのかどうなのか僕は知らない
だけど、そんなこと、どうでもよかった
I君の、ささやかな行為が
さりげなく寄り添ってくれてることが
めちゃくちゃ嬉しくて
僕も思いきり、I君に手を振った
I君が、すごく大きく見えた
I君が、すごく立派に見えた
すごく頼もしく思えた
僕も頑張らなきゃいけないって思った