森瑤子さん

私は二十代の頃、森瑤子さんが
大好きでした

彼女の文章は、私のすべてに
影響を与えました
小説にでてきた香水やファッションも
真似しました

でも、二十代の私に森瑤子さんの
心の叫びは理解できていなかった
上っ面しか読み取れていなかった
んです

今なら心の叫びや軋みが
悲しいほど理解できます
胸がかき乱されるほどの渇きも

だから、今あなたの本を
もう一度読み直しています
同志のような気持ちで
いつになっても、時は流れても
形をかえて、やっぱりあなたは
憧れの存在です

過去の自分

今ならわかる
理解できる

過去に分からなかった事や
許せなかったこと
なぜ、過去の自分はあんなに
不器用で、他人にがんじがらめ
にされていたんだろう

私の人生なのに
私が決めていい人生なのに
私が私を生きなくちゃいけなかった
のに

あと私の人生はどれだけ続くか
わからないけど
前に広がる道は
誰にも惑わさず
私の歩きたい歩幅で歩いて行こう