夕暮れ自転車を漕いで
図書館の帰り道
なぜかまだ自分が20代で
仕事から帰ると
家で母がご飯を作って待っていてくれて
姉と帰りのバス停で会って
帰宅して
そんな頃もあったなぁ
なんて思い出していた
小さな団地の中での
ささやかな幸せ
あの頃は気づかなかったけれど
私は幸せだったな
いい人じゃなくても
いいから
悪い人にはなりたくない
悪い考えを持たなかった日は
帰って鏡をみたら
いい顔をしている
だから悪くない生き方をして
悪くない人でいたい
そんなに注目なんて
浴びなくていいから
あの人は悪い人だと
言われなければ
それでいい
息子が「成瀬は天下を取りにいく」という
本を貸してくれた
本屋大賞も受賞して
前から気になっていた本だ
サラサラと読みやすく
痛快で面白かった
読みやすい本は
読書人口を増やす
普段本を読まない人を
本の世界に連れて行ってくれる
赤川次郎さん
東野圭吾さん
そして「成瀬〜」も
たくさんの本好きを
増やしてくれた
難しい難しくない関係なく
本は相性がある
一度くじけるともう
本の世界には戻って来ない人
もいる
そんな人には優しい
読みやすい本を薦めたい
本は必ず楽しい時間を
くれるから
読んで苦しくなる本は
読まなくていいと思う
とにかく成瀬は天下を取りにいく
一読してほしい
やりがいや
生きがいがなくちゃ
だめなのかな?
幸せじゃなくちゃ
だめなのかな?
いつも笑ってなくちゃ
いけないのかな?
人から見たら
幸せそうじゃなくても
人からうらやましがられる
仕事に就いていなくても
ニコニコしていなくても
自分がよければ
それでいいよね
生きやすい生き方すればいい
人に迷惑さえかけなければ
楽な姿勢で
楽な呼吸で生きればいい
時にはぼんやり
雲でも眺めて
心地よく生きればいいよ
不機嫌を振りまく人
何の権利があって
不機嫌を振りまくのだろう
あなたの不機嫌には
誰も興味がないし
どうでもいい
周りの人を不快にするくらいなら
家で休んでいればいいのに
あなたが不在の方が
職場の空気は軽くなる
あなたは不機嫌病という病
だから
休んでくれたほうが
みんな喜ぶよ