Hip-Hop Diplomatic by DJ Dan

ヒップホップレーベル(株)トリプルセブン/メガバックスジャパン(株)社長Danのblog

今村組×クレンショウゴスペル合唱団

2008年02月17日 | from Tokyo
今回のL.A.での目的の一つ、

今村先生率いる
今村組
 ×
アイリス先生率いる
クレンショウエリートクワイヤ



のコラボレーションライブの打ち合わせを行ってきました。
日本から40名近いメンバー+スタッフでL.A.に乗り込んでいく巨大プロジェクト。
きっと大きな大きな意味のあるプロジェクトになると思います。

クレンショウという町、そこにある「クレンショウ高校」、その中にあるゴスペル合唱団「クレンショウエリート合唱団」、その合唱団の指揮官「アイリス先生」、そのアイリス先生と同じ思いで生徒を育てている日本代表今村先生について少し説明したいと思います。


このクレンショウという町は、黒人居住地域で、他の町と全くといっていいほど雰囲気が違います。

ヒップホップのリリックや、映画でも良く出てくるので、ヒップホップ好きな方は知っているでしょう。

アイスキューブの地元でもありますね。

ギャングやドラッグといった不の要素がたくさんあるのです。

もちろん危険なのでこの地域によっぽどの用事が無ければ普通は近づかないほどの街です。

そのクレンショウ地域にあるのがクレンショウ高校です。

このクレンショウ高校も問題児や、少年院の常連、親を強盗でなくしたり、親がいなかったりと問題を抱えた子供達がたくさんいます。


しかも


あまりの素行の悪さに、高校としての資格を政府から剥奪されてまったほど。学校内にはセキュリティーがうろうろしています。学校の門ではボディーチェックもあります。銃やナイフ持ち込んでギャング抗争をする生徒がいるからです。

このクレンショウ高校にゴスペルとSteppingで全世界に名前をとどろかせた合唱団があります。


それが


「クレンショウエリート合唱団」です。


クレンショウエリート合唱団は

世界合唱オリンピック2回連続優勝

2006年 
ゴスペル部門→金メダル 

霊歌部門→金メダル

ジャズ部門→銀メダル

や、

ホワイトハウスに招聘されてのコンサートや、

レイチャールズのお葬式での合唱など、
数々の快挙を成し遂げてきた全米ナンバーワンの合唱団なのです。

この合唱団を率いるのがあの映画 

「天使にラブソングを2」 

のモデル教師にもなったアイリス先生です。
ゴスペルとSteppingを通して子供達に達成する事の喜びや、みんなで1つの目標に向かってがんばるという事を教え、世の中に生徒を送り出している熱血先生です。

先生の熱血指導の元で生徒達は世に送り出されてがんばっているのです。

この先生、誰かと似てませんか?



そう、我らが

今村先生

なんですね。

今村先生の行っている事は程度や環境の違いこそあれ、アイリス先生と同じなのです。
情熱を持って、勉強だけじゃない、大事な事をダンスや踊りで子供達に世に出るチャンスを作っているのです。寝る時間もおしんで。日々。

この2人の先生と、先生率いるチームのコラボレーションが実現したら面白いと思いませんか?

2008年夏、実現に向けて

今村先生
アイリス先生
K塚さん
E崎さん

はじめ日米のスタッフのみんなで日々準備しています。



ここで1つ



クレンショウエリートクワイヤに実在するメンバーの1人、ロドニー君(15才)のエピソードを紹介しますね。
クレンショウゴスペル合唱団を長年カメラで追ってきた、LA在住のE崎さんから聞かせて頂いたお話です。

現在15才のロドニー君、このクレンショウという街から1歩も外に出た事がないそうです。
今時と言っては何ですが、サンタモニカやダウンタウンという街を見た事がないのです。クレンショウという街には今だにこういう子供達がたくさんいます。貧しさや、色々な問題で外へ出たくても出れないのです。
LAは車社会です。車が無ければ動けないのです。

お金が無くてバスに乗れないから学校に通えない子もいるのです。こんな先進国のアメリカでですよ。ちょっと日本の格差問題とは比べ物にならないような気がしますが。。どうなんでしょうか。。

そんな少年ロドニー君に 

「今一番どこに行ってみたい?」

と聞いてみました。
彼から出た言葉は 

「ハリウッド」 

だそうです。
ディズニーランドでもなく、海でもなく、ハリウッドだそうです。

「ハリウッドにお母さんを連れてってあげたいんだ」

実は、このロドニー君のお母さんは彼がまだ幼い頃、強盗に首を撃たれて半身不随になってしまいました。
半身不随になる前によくお母さんがハリウッドに行ったときの話しを聞かせてくれたそうです。
そのお母さんをもう1度ハリウッドに連れてってあげたいんだそうです。

こんなに優しい、無限の可能性を秘めた子供達がここにはたくさんいるのです。
こういう子供達に外の大きな世界を見せてあげたいんです。

例えば、このクレンショウ高校の合唱団メンバーが日本という国を見たらどう思うでしょう。
きっと良い刺激をうけ、将来何になりたい、あれがしたい、日本にもう一度行きたい、という夢が出来るんじゃないかなと思います。

僕もちょっと遅かったけど、高校の修学旅行で初めてハワイに行きました。今海外で仕事をする事になったきっかけです。完全にアメリカに魅了されてました。アメリカだからじゃなくて、育ってきた日本を出て、まったく違う文化を見たからだと思います。

今、今村先生がこのプロジェクトを実行するのもそういう事です。
先生の指導の元がんばっている子供達も少なからず問題を抱え、行き場を失っている子供達なのです。
その子供達がアメリカで同じ境遇の子供達と1つの事を成し遂げる、しかも海外で。

きっと、彼ら、彼女らは大きな自信と、将来のヴィジョンンを見つけられると思います。
こんな機会を全力を注いで作ろうとする今村先生の力に、少しでもなれたらいいなと思い、

微力ですがこのプロジェクトに参加させてもらっています。

L.A.のK塚さん、E崎さんも同じです。

みなさんも是非応援していてください。

L.A.で色々と動いてくださっているK塚さん、E崎さんありがとうございます!!

きっと成功させ、その先の日本でのクレンショウエリート合唱団クリスマスコンサートも是非成功させたいですね!!

今村先生も連日休み無く子供達のために働いているし、僕らもがんばらなくては!



長くなってしまいましが。。



ほんとに、楽しみです!

次回は、上記でちょこっと触れたL.A.在住のドキュメンタリーカメラマンのE崎さんをご紹介したいと思います。
お楽しみに!


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