夫は2月始めに入院、途中12日ほど帰宅したものの最終的には7月末の退院。
そこまで長期間の入院になるとは考えなかった。なのに9月末に高熱をだした。その頃、たいていの病院は高熱をだしている人はお断りという。掛かり付けの病院も、予約外診察にはコロナじゃない証明がないと診察しないという。まずPCR陰性を証明してくれる病院を探し出し、その病院に救急搬送してもらった。しかしその病院は、水疱性類天疱瘡を患ってステロイドのプレドニンやその諸々、薬が複雑すぎて面倒見きれないと(暗にそのような口ぶりで)PCR検査で陰性証明と解熱剤の点滴の処置をしてもらっただけで、朦朧としている夫を抱えて自宅に帰された。
倒れ込むように自宅の一階居間にたどり着いたが、その場から動けず、夜を明かした。明け方、様子を見ると全身びっしょり、3Lくらい汗かいてるじゃないかと思うくらい、びちょびょの腕を握ると冷たい。顔も頭もびっしょりで、まさかと思うくらいだ。熱はない、冷たすぎるくらい。掛けた布団もびっしょり。
それなのに朝、PCR陰性の証明書をもらってるから、今かかっている病院に行くよ、と言えば、起き上がる!えっ、、起きられるの?階段昇れるの?それならそれでいいけど。
かけりつけの大病院は、従来の病からの熱じゃないから、はい又次の予約診療日に、と帰された。解熱剤がしっかり効いていたみたいで平熱。
そこまでは良かった。午後、今度は強烈な震えがきた。ちょうど看護師さんが来たところだったので、いろいろ手配してくれて、やっと最初に入院していた病院に救急搬送された。そこで大量の抗菌剤を点滴してもらって、どうやら症状は落ち着いた。けれども今は家族といえども病室に入ることができないし、どのような治療を受けてるのか知らされてもいないので、本人が医師から言われたそうな「今、発熱の原因の菌が心臓の弁に取り付いてしまっていたら、だめかかもしれません」とか。ええーっ!そんなんだったの!?
自己抗体を押さえる治療ばかりしていたから、普通の人なら負けないような菌にも負ける、という事らしい。これで入院すること12日間。ホントにお医者様のおかげで生還(?)して、今は自宅でゆっくり、じゃなくて毎日ほど病院通いしてる。私、車の運転、ヘタッピなのに。