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プロレス玩具箱

プロレス&格闘技、本と映画を愛する、武闘派文系管理人・りらが、プロ格中心にあれこれ放り込む玩具箱です。同好の士、歓迎。

観戦記~BML7.2後楽園ホール『BIG MOUTH ILLUSION VI』その1

2006-07-02 21:44:58 | プロレス
BIG MOUTH LOUD 7.2後楽園ホール大会、『BIG MOUTH ILLUSION VI』。(試合経過の詳細と結果はスポナビに既に出ていますのでそちらへ。)
お客の入りは観た感じ7割強くらいか。今日は異様というか過剰なほどノリのいい方々が一部にいて、しかもその人々と席が近くて少しばかりツラかった(…悪いけど「楽しい、賑やか」を通り越してひたすらうるさかったのだ…)せいもあったとは思うものの、私は今ひとつ波に乗り切れないままに終わってしまったなー。ところどころウェーブ的にぐわっと気持ちが盛り上がったりはしたのだが、終わってみれば物足りなさが。
 自分の、柴田に対する要求水準がおそらくは回を追うごとに高くなっていってるんだとは思う。それを頭においてもなお、今日は柴田の試合に十分満足できなかったよ~。勝つ、勝たないではなく、何か歯がゆさが最後まであって…自分でもそれが何故と上手く言葉にできないので余計むずむず気持ちが悪いのか。
 相変わらず彼には目を惹きつけられるし、動きが悪いと思ったわけでもない。なのにこう、プロレスとして凄く面白いと思えなかったのさ。ドキドキしながら観ていたし声も出たのに。あーもうもっと面白くて凄い試合ができるはず、というこっちの思い込みもあるんだろうけどなー。にしても、柴田は流れを自分にひきつける場面が少なかったように感じた。それと内容もなぁ…蹴りを中心に組み立てていくのは全然悪いと思わないが、その蹴りにも目を瞠るような威力は感じられず。結果、やや単調な印象になってしまっていたような。健介が異様に打たれ強いというのは否めないけど、巌のようなあの存在感を揺るがすことができずに終わった感が強い。ただ純然たる「力」だけがプロレスを左右するわけじゃない。柴田がパワーで及ばないのなら、何を出すべきだったのか。そこがまだ埋められていなかったのか。
 ビンタの応酬をしていた時。健介は柴田の手が顔に飛んで来るのを待ち構えている時、まったくひかなかった。むしろ前に出ていたかもしれない。対する柴田、何度か、少し構えてひいていた。無意識に反射でやっているだけかもしれないけどそんなことも気になった。気にさせてはいかんのじゃないか。 
 年齢差も経験差も当然ある。試合数の差。今はこれを少しでも埋めることがやっぱりどうしても必要なんじゃないか。
  頑張ったよねで終わって欲しくないんだな、柴田には。どんな相手との試合でも。…それだけ期待しているんですわ。面白い、だけでも満足できないかも。凄みを感じたいんだなきっと。

 では自分が関心を持って観ていた第3試合から感想あるいは観戦記。
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☆興行全体としては、以前よりさらに各試合のバラバラ感が強くなったかな。ごった煮的面白さは一部感じるし、それを全否定はしない。今はそれしかできないのかもしれないとは思うし。
 しかしそれにしても第1、第2試合はどう観ればよかったのか正直わかりませんです。別に無理に試合数を7や8にしようとしなくてもいいんじゃないのかなー。

☆第3試合のAKIRA VS 義経(AKIRAの勝利)は、中だるみがあったけどAKIRAがカッコよかったな。技を惜しみなく繰り出してほぼ一方的な展開。義経は身の軽さ以外に何か自分の個性や面白みになるものがあまり感じられないなぁ。上井氏はかなりお気に入りみたいだけど…

☆第4試合、マッドドッグスは「上井のハウス」と屋根に描いた犬小屋を担いで登場。リングインしていきなりレフェリーをトップロープ越しに場外に放り出し、マイクを奪ってエンセンを「裏切り者」呼ばわりして挑発。
 試合開始のゴングなきまま場外乱闘、そして場外乱闘、ずっと場外乱闘…。お客は街中の喧嘩を遠巻きに観る野次馬と化す。実際、リングで行われたのは「無効試合」のゴングが鳴った後の殴り合いと、後藤がバックドロップで石川とセコンドの伊藤を投げ飛ばした、たったそれだけ。私のいた席からはエンセンなんて殆ど顔すら見えませんでしたよ。
 あの猥雑さや荒んだ感じは期待通りなんだけど、いくらなんでももう少しリングでやってほしかった。だって見えないんじゃしょうがないじゃんか…
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第5試合 新世代対決30分1本勝負
○中嶋勝彦(健介オフィス)  VS  澤宗紀(バトラーツ)●
(7分18秒 ジャーマンスープレックスホールド)
*パンチやキックの数では澤、ひとつひとつの正確さや重たさでは中嶋。中嶋は勝負に臨む姿勢や技に安定感が出てきた気がします。かといって熱気や覇気が薄れたというわけでもなく、いい意味の落ち着きが出てきたような。頼もしいなー。
澤はいつも通りバッチバチ。中嶋はかなり冷静に見て動く。

しかし澤の蹴りは結構効いてたようで、痛そうでした…



澤お得意のシャイニング・ウィザード炸裂!しかし読んでいた中嶋、きれいにかわす。
伊達に本家の試合を日頃間近に観てないよねw




関節技に入るタイミングや巧みさは澤のほうが上という印象。


最後は高さのあるきれいなジャーマンできまり。
あちこちの団体に、いいライバルが増えていってるね。

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第6試合 BML軍vsTARU軍 6人タッグマッチ30分1本勝負
    村上和成(BML)      TARU(VoodooMurders)
臼田勝美(BML)   VS    近藤修司(VM)
     原  学 (BML)     “brother”YASSHI(VM) 
(15分41秒 TARUのレフェリーへの暴行→BML軍の反則勝ち)
*私は青コーナー側花道の近くの席だったんですが、その近辺の一部の人たちがわざわざブーイングで入場をお出迎え。おかげでとばっちりを受けしょっぱなからTARU水を浴びるはめに。今日は前フリトークはTARUさんがちょこっとお客イジリをしただけで、YASSHIの喋りは殆ど聞けませんでした。…明日の健介とのシングルが気がかりでそんな気分じゃなかったのか?www
 同じく観戦していた九印さんの言うとおり、VoodooMurdersへのブーイングによって場内の一体感が非常に高まってましたねw つまりVMはいい仕事、十分な仕事をしたと。といってもまだかなり抑え気味で様子見の感じかな。対戦相手が、村上はまだしも原や臼田はVMとどうやりあうかが「?」のように見え、ところどころかみ合わないぎこちなさがあったけど、場内は盛り上がってメインへのテンションをしっかり上げてくれたんじゃないかと。
 そうそう、試合には全く絡まなかったものの、諏訪魔がずっと花道の奥で楽しそうに観戦してました。私服姿だったけど、私服でも傍によるのが怖いような人にすっかりなりきってるよ…。
コール前、いつものイヤな準備を怠りないYASSHI。
VMの試合はこの人じゃないと裁けない、和田レフェリーがこの日も登場。

VMの挑発に乗せられ、背中を向けた村上にVM勢が襲いかかっていきなりの場外乱闘。



村上は顔で凄むのが仕事の半分以上かもw



私の斜め後ろあたりでVMへのブーイングが盛んだったおかげで、
幾度となくTARUさんの「エエ顔」を拝ませてもらいました。



 
‘バビロン’始め連携技を披露。初めて観た人も多かった様子。


反撃に出た村上に対しイス攻撃。止めに入った和田氏の背もイスで殴り、
結局反則を取られて試合終了。

あれだけ場内が盛り上がったのだから、またの機会もありそうな感じ。


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