「中小証券増配にプリヴェチューリッヒの影」に思う

7日の日経金融の「プリズム」というコラムで
同名タイトルの記事がありました。

私が勝手に注目しているプリヴェチューリッヒ企業再生グループの関連会社に
株式の一部を握られた中堅・中小証券会社が
慌てて配当の大幅積み増しに動いていると。

対象となるのは、
いちよし証券、丸三証券、水戸証券、高木証券、東洋証券の5社。

いちよしが増配に踏み切ったきっかけが、信用買いで約８％取得したプリヴェ側が、
約４％分を反対売買ではなく、現物で引き取ったから。

増配に動いた目的は
①増配→株価が上がる公算大→売り抜けて、もうウチに関わるなー！
②増配→株価上昇→もうこれ以上買うなー！
ということなのでしょう。


でも記事によると、プリヴェ側は引き続き株式を現引きすると見られると。
証券会社側も「統合など何らかの具体案を出してくるのでは」との見方が浮上と。



「現引きしたら増配に動く」との読みから実行に移したとしたら、
このゲームはプリヴェ側の勝ちなのでしょう。

・・・・・・・しかし、「信用買い」する投資ファンドっていうのも、何かセコい。
個人投資家さんのノリ。
・・・・・・・カネがなかったのでしょうか・・・・・・。

阪急HDも信用買いなのでしょうか？
また、阪急HDの買収で知名度上がり、外部から資金が入ってきたので
現引きができたのでしょうか？

まだまだ謎多きプリヴェ。今後もウォッチしていきます。