◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

トップ証券アナリストの大局観

2010-12-10 | 会計・株式・財務
お疲れさまです。

まずは本題とは全く関係ないのですが、
佑ちゃんの日ハム入団発表。おめでとうございます。

新ニックネームは「ハム勝ち王子」となるのでしょうか。そっちの発表が楽しみです。

で、彼はプロとして活躍できるのか?
そこで先日読んだ、ライバル・慶応の江藤省三監督の半生記を思い起こしました。
KEIO革命 (ベースボール・マガジン社新書)
江藤 省三
ベースボールマガジン社

この本の中で江藤監督は斎藤投手についてこう評価しております。

日本ハムに指名を受けた斎藤だが、その球威不足を指摘する声があるが、
私は彼はプロでやれると思う。というより、本質的にプロに向いている。

星野仙一ではないが彼には「ハートの強さ」がある。誰にもまけない勝負度胸を身につけている。

(中日で一緒だった星野仙一は入団当初、球が遅くて
 江藤氏はこんな程度でプロでやれるかと思っていたそうです。しかし)
星野は「球威うんぬんじゃないんです。そんなの関係ない。要は強い気持ち、これなんです。」
50年ぶりの早慶優勝決定戦での斎藤のピッチングは、日本シリーズ第7戦で必ず勝つ投手のそれだった。

・・・・ということなので期待しましょう。


さてようやく本題。
こちらもプロですが、プロの証券アナリストに関するお話。

9日の日経に環境税の話がでていたので、産業界への影響はどうなるのかという好奇心で
検索をしておりましたところ、面白いレポートがみつかりました。

財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES)
「トップ証券アナリストが説く日本の産業と環境」
鉄鋼・非鉄、エネルギー、化学、自動車、紙パ・ガラス、太陽電池・半導体、家電、不動産、建設、運輸、IT

合計16業種を担当する12名のトップもしくはトップ・クラスの証券アナリストに、
環境省、国立環境研究所、地球環境戦略研究機関の官僚及び研究者がヒアリングし、
その内容を纏めたものです。

質問の趣旨は主に、

①日本の産業の現状や中長期展望、
②日本企業の国際競争力、価格転嫁や炭素リーケージの可能性、
③環境経営の浸透状況、CO2の見える化・各社の温暖化への取り組みや、
 またそれら企業行動に対する投資家の反応、そして、
④環境税、排出量取引制度、温暖化対策基本法や最近の日銀の取組等、
 日本の温暖化対策やグリーン産業創出に係る政策・施策について

となっておりますが、質問時間の制約もあって必ずしも十分な回答が得られているワケではない。
それでも日本を代表する主要産業について有識者の大局観が一気に読める貴重な資料となっております。
単行本で出しても1,500円くらいの価値はあるかも。

ぜひご賞味あれ。


またいきます。



なかのひと

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