◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

会計事務所を叱る書店

2010-12-12 | 会計・株式・財務
本日、渋谷の某書店に立ち寄りまして、会計本コーナーに行ったところ、
次のような趣旨の警告文が掲げてありまして、読んだ私は唖然としました。


<警告文の趣旨>

・最近、会計本の万引きが相次いでいる。
盗まれているのは業種別会計の解説本であり、転売しずらいもので転売目的とは思えない。
・従って、万引きしているのは会計事務所の人間ではないかと見ている。                                    
           (後略   ・・・・・・あとはご想像にお任せします。)




……実に情けない!


たかが数千円~数万円。もし犯人が会計士・税理士だとしたら失うものが大きすぎる。

そこまで追い込まれているのでしょうか?会計人は。会計事務所は。

(参考:水道橋の丸沼書店なら1割引き、会計士協同組合なら15%引きで買えるのに・・・・)








・・・・・と怒りを覚えつつ警告文のすぐ隣に置かれていた新刊本のタイトルを見た私は
思わずズッコケたと同時に、この書店のセンスに唸りました。














監査法人を叱る男 ― トーマツ創業者・富田岩芳の経営思想
早房 長治
プレジデント社


会計事務所を叱る書店、
監査法人を叱る男、


見事な連携プレイです。(出来すぎですが本当の話です。)







なお、「監査法人を叱る男」の著者は、全日空を作った男・美土路昌一氏に関するこんな本を書かれております。
現在窮乏、将来有望―評伝 全日空を創った男美土路昌一
早房長治
プレジデント社



「現在窮乏、将来有望」 、夢のあるいい言葉ですよね。

皮肉なことにライバルであるJALの関係者は今まさにこの思いで再建に取り組んでいることでしょう。





一方、 
会計業界は、今回の事例を持ち出すまでもなく、


・・・現在窮乏、将来大窮乏、なのかも。


またいきます。


なかのひと

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