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阪神電鉄、企業価値向上の基本方針発表・球団上場拒否

2005-10-20 | 事業再生・M&A
私はプレイガイドではありませんが、
今日、日本シリーズの千葉マリンスタジアム分
のチケットが発売されました。

昼休みに八重洲のチケット屋をのぞいたら、
「2枚で49,500円」というスーパーのような
値段の付け方で早速、売りに出されていましたね。

そして昼食後、もう一度のぞいたら、売れてました。
元値は分かりませんが、もし外野席なら10倍です。
こういう転売目的の輩のために、
真のファンが割を食うわけです。


野球とカネにまつわる話は、
選手の契約金・年俸とせいぜいチケット代
くらいにして欲しいものです。
前にも書きましたが、株式上場は反対。
ファンを持つ者、持たざる者を分けて
何の意味があるのでしょうか。


そんな中、阪神電鉄が企業価値向上の基本方針を発表。
原文を読みましたが、基本方針だけあって抽象的ですけど、
それなりに頭をひねって書いた跡がうかがわれます。

いいんじゃないですか。中長期の視点で。
迷ったら、基本・原点に帰ればいいんです。

TBSが電波の公共性をとやかくいわれますけど、
電鉄会社も基本は公共性。
効率を追求し過ぎたなれの果てが
「あの事故」だった訳じゃないですか。

<以下、NIKKEI NET>
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阪神電鉄、企業価値向上の基本方針発表・球団上場拒否
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阪神電気鉄道は20日、同社の筆頭株主である村上世彰氏
率いる投資ファンド(村上ファンド)と企業価値向上の取り組みを
協議する上での基本方針を発表した。
阪神タイガースを中核に、中長期的な視点で鉄道や流通事業などの
価値向上を目指し、村上ファンドが提案する球団上場には
改めて反対の姿勢を示した。

西川恭爾社長と村上氏のトップ会談では、球団上場の是非をファンに
問うことで意見は一致していたが、具体的な手法は22日からの
日本シリーズ後に公表する考えも明らかにした。

村上ファンドは阪神電鉄に傘下の阪神タイガースの上場を
求めているほか、事業分野ごとに提携により収益拡大に
つながりそうな企業を紹介している。

ファンドの性格から短期的な利益追求を求めるとみられる
村上ファンドに対し、阪神側は今年度初めに策定した
中長期戦略を基に企業価値の向上に取り組む姿勢を示した。
両者の立場の相違が改めて浮き彫りになり、
今後の協議は難航することも予想される。
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