goo blog サービス終了のお知らせ 

GSOだんちょのアナログな日々

GSOのだんちょです。
デジタルが当たり前の昨今ですが、音楽聴くならアナログだ!ということをお薦めするブログです。

Berndt C Meyer : German Trombone

2014年08月21日 | 雑感
<団のブログより転載>




ドイツ・ドレスデンの名工 Heckel の正統な後継者であるBerndt C Meyer作のテナートロンボーン1号機。所謂ドイツ管トロンボーンの銘品

氏は現在はトランペットの製作とメンテナンスに追われており、またエルベ河の氾濫によりベル型を紛失とのことで今後もトロンボーンが作られることはないかもしれず貴重な楽器。

ドイツ管との出会いは大山先生の所に通うようになってから。
それまでのドイツ管の印象はただ単に「お高い」楽器としか思っていませんでした。
なんせ私の学生時代(もう30年も前の話ですが)に高校の吹奏楽部にあった楽器のカタログに掲載されていたレッチェの価格が当時で100万位!で「お大尽」の持つ楽器だと思い込んでいました。当時の円のレートも250円位の時でしたがなんでこんなに高いんや!とその違いも判らず勝手に私の持つ楽器じゃないと思ってました。
それが大山先生のところにひょんな事から通うようになりドイツ管の魅力に魅せられてしまったのです。
しかし時既に遅し。
独身且つバブル時代に知っていれば即購入できたものの、今は女房子持ちでバブルは弾け、生活にキュウキュウしていたのでした。。。
これは10年計画で貯金し、夢はレッチェ!と考えていたところ先生からこの楽器を譲っていただけるとのお話し。貯金計画は女房攻略計画に即変更、まず稟議書の提出からスタートし艱難辛苦の甲斐あってやっと女房を攻略、入手することができました。
多少生傷は増えましたが。。。

ドイツ管の魅力はなんといってもこの音色。
倍音をたっぷり含んでいてとても柔らかくふくよかな音!
ppでの艶やかさ、ffでのジャーという心地よい振動、
私の印象ですが、レッチェが高貴な音とするならこのヘッケルは大地の音。土の香りのする温かさが感じられる音なんです。

ドイツ管はドイツのマイスターが1本づつ手作りで精魂を傾けて作られており、工芸品でありながらその美しさは芸術の域に達していると思います。
しかもこのマイヤーヘッケルは彼のトロンボーン製作数がとても少ない(2~3本??)ところから、特に気を入れて作っているのではないかとも思われ、その形や音の美しさに私も満たされてゆくように感じます。

シカゴ響のフリードマン氏もこの楽器を吹いて唸ったとのこと。



今はまだこの「友」を鳴らしきるまでの技量はありませんが、いずれ「唯一無二の親友」になれるよう腕を磨きたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。