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Improvisation001 Mack The Knife1

2024-06-07 06:23:14 | Improvisation

 

 

Mack The Knife

前回に分析した「Mack The Knife」を使ってアドリブを創ります。まずは最初の4小節です。

最初の1、2小節は「Cionian」3、4小節は「Ddorian」です。(読み方Cイオニアン・Dドリアン)

最初に「Start」「Target」を原曲の音から引き出します。この場合は「E・A」です。

同じ音ですがスケールの基音が違います。基音Cの上の「E・A」基音Dの上の「E・A」です。

「E」から順次「A」に向かって進行する4音を一つのフレーズとします。

この4音に拍子(リズム)をつけてみます。4拍子です。

赤マルはそれぞれのスケールモードのサウンドと感じている基音単位の音です。

この音をフレーズと共に演奏してみるとそれぞれのA 音の違いが分かります。

対比音は基音単位の音で安定しようとし、基音は基音単位の音と共に安定的です。

1の場合、「E・F・G」は1小節目も3小節目もCionianの3・4・5度です。

2の場合、1小節、2小節はどちらもCionianでF は経過音になっています。

3・4小節目では3小節目のCionianが4小節目の一拍目のGまでで2拍目からDdorianとも考えられます。

4小節目のG 音はCionianでありDdorian と機能が重複しているともとれます。小節線はフレーズの切れ目を表すもの

ではありません。

フレーズのリズムを変えてみました。

Sonny RollinsのMoritat のアドリブの最初の部分です。Cionian の対比音DからEへそして、

Target のAへ!

対比音 D を次の小節のコード C へ進行するためのコードG7 とすると D はGmixolydian

の基音5度の音になる。次のE♭は経過音。各音にいろんなコード進行を当てはめること

ができるがメロディ(アドリブ)はメロディのスケールモードで演奏する。

7小節目は次の小節のDm7 へ進行するためのA7♭9がバッキングで演奏されると思います

がアドリブは B G A G でCionian で演奏されている。ここではメロディ(アドリブ)と

バッキングが独立していることを説明しましたがコード進行に従ったスケールモードで

演奏することを否定するものではありません。

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