騙されない大学選び

加速する少子化の中で大学が自己アピールする内容も過激になってきた。そうしたアピールには嘘も多い。騙されない真実の大学の姿

新興進学校より名門進学校

2013-09-01 08:31:24 | 日記
最近昔は「馬鹿学校」として有名だった高校がいきなりけっこうすごい有名大の合格者数を出す、いわゆる新興進学校が多くなっています。
こういうものは古くは渋谷幕張、ここ10年だと渋谷渋谷、本郷、山手学院、逗子開成など数多くあります。
渋谷渋谷高校などは一昔前は渋谷女子高校といって渋谷界隈で恐れる人の多い有名なスケ番女子高でしたしね。
それがいきなり進学校にチェンジ。
しかし不思議なのはこういった進学校は別にバカ学校時代の教師が相当数残っているはずなのにどうしてこんなにいきなり合格者を出せるんでしょうね。
そりゃ当たり前です、こうした学校で有名大の進学実績をあげているのはほとんど奨学金で小中学校から買ってきた生徒を3~6年間予備校や塾の講師を彼ら専用に配置して、受ける学校を徹底的に研究し受けさせている。
しかもその大学を私大ならセンター方式などで徹底的に乱れ撃ちさせて表面上の合格者数を多くしているだけなのです。
だからちゃんと学費を払ってその高校に通っている生徒は有名大なんかほとんど受かってません。せいぜい全入のバカ大か、わりと出来る生徒でも日東駒専がせいぜいでしょう。
こうした学校は学校説明会など「うちは真ん中辺の成績ならマーチに受かる」などと豪語しますが騙されてはいけません。
マーチはそんな甘くありません。
また、もしこうした高校から東大に受かったとしても就職のときは本当の名門進学校から東大に入った学生よりずっとお安く見られます。
最近の就職における学歴判断では大学評価が付きにくいので地頭の良さを見るのに出身高校まで見てきます。
新興進学校の評価は名門進学校よりずっと下です。つまり同じ東大卒でもワンツーランク下の評価しかもらえないのです。
もしあなたが中学生で将来有名大学を目指すだけの能力があるなら新興進学校はやめておいたほうがいいです。