ゆくひとくるひと

行く人、来る人。

本日は壮行会。長い間うちの事務所の責任者だった人が本社へ戻ることに。
会を一次会で退いて戻ったらば、お世話になったクライアントのお一人から
メールが来ていた。

歳が近いので割合親しくして貰っていたし、自分なりの考えや情熱をもって仕事に
あたる人だったので衝突したこともあったけれど、その人は職場をとても愛していたし
何より熱意を以って自分から行動を起こす人だった。

それが災いして、時に独断専行に走ることもあったのだが、それが上に覚えが悪かったらしく、
四月から配属替え、事実上の左遷と相成った。
私はそれを実は先日さる筋から聞き及んでいて知っていたのだけれど、
今日のメールは本人からそれを伝えるものだった。

もう戻れないものと考えている、という言葉が彼の心情を如実に物語っていて、
なんと返したものか、非常に心が痛い。痛い。痛い。

身の振り方を考えていきます、という言葉はそのまま私へも帰ってくる言葉であるのだけれど、
組織の中で生きてゆくってやっぱり難しい。

そんなこんなで一日胃が痛かった。