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中国遼寧省大連で生きるおっさん

一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命に書いている大連ブログでございます。

格安航空会社(LCC) 春秋航空(大連→大阪関空)搭乗記

2019年04月16日 | エアライン関係
今日の大連は大気汚染日です。


市中心部「青泥窪橋(大連駅)」の朝7時の大気データです。「中国国旗色」で「健康に良くない」表示です。PM2.5対応マスクをして出勤です。

さて、ちょっと前に「大連⇔日本」としては初めての格安航空(LCC)就航となる、春秋航空の「大連→大阪関空」線に乗りました。期間限定セール価格のチケットが買えたからです。今日のエントリーはこの搭乗記を書きます。春秋航空の国際線利用は「上海⇔茨城」線以来ですねえ。

日本と満州の間を結ぶ春秋航空ですが、「大連⇔関空」線は「春秋航空(上海が本社)」による運行で、「ハルビン⇔成田」線は「春秋航空日本(成田が本社)」による運行で異なります。

「大連⇔関空」線の運航スケジュール(毎日運行)です。私が乗ったこの時(新規就航時スケジュール)は、

9C8721便 大連(20:00)→関空(22:55) フライト時間は1時間55分
9C8722便 関空(17:00)→大連(18:55) フライト時間は2時間55分

でした。関空に夜11時着という、非常に不便で厳しいものでした。今現在はガラリと改善されて、

9C8721便 大連(12:05)→関空(16:00) 
9C8722便 関空(8:30)→大連(10:15) 

となりました。かな~り使いやすい時間帯ですねえ。

私の買ったチケットですが、セール価格で1999円(=約120元)でした。とはいえ空港使用料、燃油サーチャージ等いろいろ加算されて、最終的に総額は9139円(=約548元)になりました。納得はいきませんが、まあとりあえず片道1万円を切ったので、こんなものかと。


地下鉄で空港へ。「安い、早い、安心」です。


空港カウンターは「大阪」行きの表示です。


離陸の一時間前に到着もカウンターはガラガラでしたね。あっという間に手続き終了です。LCCは席によっては事前の座席指定が有料になります。この日は通路側の席が空いているとの事でお願いしました。無料でした。


これまたLCCは機内持ち込み荷物の重量も厳しいです。機内持ち込みの荷物はカウンター横にあるこれで大きさが測れます。が、特に「うるさく」ありませんでした。


ガラガラのイミグレを抜けました。植物と免税店エリアです。


この時間帯は国際線の数も少なく、当然、利用客も少ないので、照明も落とされ暗いです。中国ですねえ・・・。


本日乗る機材とご対面です。LCCと言えばこの機材、小型機材の「エアバスA320」ですね。


機内に入りました。安全のしおりと機内販売(飲食物)案内です。LCCなのでリクライニングも無く、シートピッチも狭く、快適性は皆無に近いですが、離陸後、約1時間半で到着なので問題はありません。

機内は「3列 通路 3列」の配置です。話を聞いていると私の隣の二人は大学生のようで、初めての日本なのかな、とにかくハイテンションで、飛行中はずっとうるさかったですね(笑)。まあLCC、それも中国系エアラインなので、夜も遅い便ですが、前も後ろも皆うるさかったですね。列車やバスと変わりません。

機内販売もうるさいですよ。客室乗務員が何故かディズニー商品を大声で紹介していたので、カメラを向けたら撮影はダメと言われました。コピー商品?無許可販売?


機内販売(飲食物)案内を開きます。


左をアップです。中国語の下に英語でも記載されているので和訳は不要でしょう。


中央部をアップです。


右をアップです。

見栄えも良い素晴らしい料理の写真が並んでいますが、LCCの飲食物は「高くて不味い」が全世界の共通認識です。ましてや春秋航空は中国系です。当たり前、常識である「羊頭狗肉(ようとうくにく、見かけと実質が伴わないことの例え。 立派な物をおとりに使い、実際は粗悪な物を売ることの例え)」感がプンプンします。話のタネに500円(=約30元)の機内食を事前注文しておきましたが、何が来るのやら・・・。期待感よりも不安感に襲われます(笑)。


こちらは裏表紙で飲み物、スナック、おつまみ等ですね。価格は街中で買う同商品より2~3倍設定といったところです。


配膳された機内食(500円=約30元)です。ねっ、「羊頭狗肉」でしょ(笑)。公式サイトの機内食例とは全く違う「中国メシ」が提供されました。LCCなので基本、文句は言いませんが「羊頭狗肉」だけは「ルール違反」だと思います。


1時間半で到着なので本当にあっという間です。関空のLCC専用ターミナルである「第二ターミナル」に到着です。「沖止め」ですが、個人的には好きなんです。空気が美味い!


乗ってきた機材を後にします。

イミグレで日本人と外国人に分けられますが、ここでビックリ!行列の外国人(中国人)列に対して日本人列は誰も居ません。後ろに誰も並んでいないので、スタンプを押してもらう際に入国審査官に話しかけたら「大連からの便で来る日本人はいつも5人もいないですね」と言われました。そういえば客室乗務員は日本語ダメで中国語での会話でしたし、機内で配布していた、帰国の際に必ず提出する「携帯品・別送品申告書」も日本語バージョンは無い(!)と言われました。理由が分かりましたね。「日本人利用客が殆どいない」ということです。

まとめます。

1、「大連⇔大阪関空」線の片道「チケット価格」ですが普段は「5000円~」設定です。しかしこのチケット価格に空港使用料や燃油サーチャージ等などが「ドカンと」加算され、「総額」はソコソコの額となります。

2、LCCですが、大連発の場合、荷物の大きさ、重量に関してそれほど厳格というわけではありません。窓際、通路側希望も言ってみましょう。空いていれば無料で対応してくれます。

3、大連発の場合、日本人客はとても少ないです。中国人客ばかりなので「賑やかな」機内です。

4、飲食物の機内持ち込みも寛容です。ちなみにお隣さんは空港のマックでテイクアウトしたハンバーガーやポテトを食べていました。良い匂いでしたねえ(笑)。

5、客室乗務員が入る機内撮影は注意されます。

6、ご紹介した通り、機内食は「羊頭狗肉」ですので避けた方が無難です。1時間半のフライトですし、関空到着後、空港内には「松屋」等、ワンコイン500円以下で食べられる店が少なくないからです。

私が利用した新規就航時は夕方、夜便だったフライトの時間帯も、今現在では朝、昼の便へと大幅に変わってかな~り使えるようになりました。セールを利用しなければ、今現在、往復最安で「22140円~」程度にはなりますが、日本が恋しくなって「ちょっと週末に」帰国、が可能になりました。片道1時間半程度ですから、多少の不便、不快も我慢できる範囲内だと思います。この春秋航空の「大連⇔関空」線がもたらした貢献度は大きいと結論付けています。

もう一つ最後に蛇足を。


つい先日、大連の地下鉄内で見た日系エアライン、ANA(全日空)の広告です。車内中、この広告です。「大連⇔成田、大連⇔関空」で毎日運航しています。


角度を変えます。話は変わりますが、ポスターの上に見られる車内テレビでは、御覧のように顔写真と個人情報の全てが載った「犯罪者」が、次から次へとエンドレスに紹介されています。「指名手配=見つけて下さい」ではありませんよ。「失信被執行人=信用を失う、信用を守らない、約束を実行しない人」で、与えた被害総額と共に、広く人民に「紹介されている」のです。「悪い人ばかりで良い人が少ない(いない)」、これが性悪説の国・中国です。


話を戻します。広告のアップです。


更にアップです。エコノミークラスとビジネスクラスの価格紹介と他ですね。和訳は不要でしょう。

御参考までに。

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