献血した～い！

高校生の時、翌日が身体測定という日の帰り。
バスセンターの前で、献血のチラシを配っていた。
目を上げると、献血車がとまっていた。
血を抜けば、このオーバー気味の体重も少しは減るかも知れない。
そんな、よこしまな考えで献血に初挑戦した。

献血中は、きれいな看護師さん達がとても優しくて気遣ってくれた。
血を抜けば、サラサラの新鮮な血が再生されるし
後日、血液のデータが郵送されてくるので、健康管理にも役立つ。
献血の後にはジュースや歯磨き粉が貰えるし
何より、人のために役立つというちょっと誇らしい感覚が味わえる。
こんな楽しいところがあったのか！と
その日から「献血」のファンになった。

社会人になってからは、暇があれば、
博多の献血ルームへ、成分献血しに出かけた。
献血ルームでは、お茶菓子や流行の雑誌が豊富に置かれ
ドリンクサービスの機械で好きなだけジュースが飲めた。
成分献血は、１時間ほどかかるので、個別専用のテレビで
好きなビデオを見ることが出来た。
台に上がって、降りるまで、スタッフや看護師さん達が
「大丈夫ですか？きつくないですか？」と
常に、優しい言葉をかけてくれる。
あんまり優しく労ってくれるので、悪いことをしていないのに
つい「私がやりました！」と自首したくなってしまうくらいだ。
人間関係に疲れて、気持ちがささくれ立った時は
とにかく「献血」がオススメだ。

先日、飯塚のライオンズクラブ主催の献血が開催された。
この献血は、お土産がすごい。
200mlなら砂糖１㎏、400mlなら砂糖２㎏。
それと歯磨き粉１本のおまけ付き。
昔は、お米や自転車が当たる抽選付きだった。
ライオンズクラブ主催の場合、集客に力を入れるようで
日頃、会社で叱りとばしているような社長さん達が
自ら、車を誘導しながら「ありがとうございます」と
汗だくになって、声をかけてくれる。
「献血後は重いものをなるべく持たないように」と注意されながら
献血車から降りると、いつも渡される砂糖の袋を手に下げ
ついつい首をひねってしまうが、あんまり気にしないことにしている。

うっかり、その日が献血だったと忘れて行き損ねてしまったが
夫がちゃっかり献血して帰ってきた。
しっかり、砂糖２㎏と歯磨き粉を持って。（よしよし）

妊娠した女性、産後のママは、献血が出来ない。
しかし、母乳も止まりミルクに切り替えてしまった今日この頃
また、献血に行って、優しくされたいなぁと思ってしまう。

うーーん、疲れているのかなぁ…。