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066:角(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
角行(かくこう)が正しき名前なれどつねに略されにけり将棋の角は...
066:角(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
角道を空けた飛車取り王手だぞ秒読み過ぎた直ぐに指しなよ
066:角(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
ブレーキを踏まずに角を曲がろうとしていた頃の想い出はない
066:角(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
この角を曲がれば桜あるらしく花びらあまた風に舞いおり
066:角(みずき) (空)
角といふ角に不安の溢れゐて真中に置きし夜の携帯
066:角(アンタレス) (思い出ずるままに)
焦りいて角ある言葉いでしとか老いと病のせいにはすまい
066:角(船坂圭之介) (kei's anex room)
虚無僧のわれかも知れぬ影を追ひ月粛々と照る街角を行く
066:角(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
虚無僧のわれかも知れぬ影を追ひ月粛々の街角を行く
066:角(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
消しゴムのとがった角で消すような守りきれない約束もある
066:角(佐藤紀子) (encantada)
太郎には見せずにおきし角を出し乙姫はもとの竜に戻りぬ(浦島太郎物語)
066:角(小早川忠義) (Just as I am Returns)
角将の頭は丸し口のみの部下に告げたる「論より証拠」
066:角(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
角田さん角笛持ちて牛の角直角にする角隠しかな
066:角(柴田匡志) (スタートライン)
死角より飛び出して来し学生に急ブレーキ掛けクラクション鳴らす
066:角(うたまろ) (五と七と五と七と七)
ドアの向こう 教室の隅 曲がり角 木陰で悪が待ち続けてる
066:角(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
おとなしい羊が角を生やすほど追い詰めるこの群れの指導者
066:角(みつき) (みそひと :: misohito ::)
ていねいに角はしまっておきました どうか封印とかれませんよう
066:角(梅田啓子) (今日のうた)
言ひたきを飲み込みのみてゐるやうにつね口角を上げてゐるひと
066:角(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
アブサンを燃やし溶けゆく角砂糖 見つめる先にふたりの未来
066:角(森山あかり) (言葉の花かご)
角が取れた丸くなったと言うけれど君の芯には激しい炎
066:角 (穴井苑子) (猫のように純情)
角野卓造じゃねえよといいながらまんざらでもない顔をしている
066:角(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
街角で風を含んだスカートは僕との記憶そっと隠した
066:角(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
その道をまっすぐ行ってつきあたり角を曲がれば君の笑顔が
066:角(ジテンふみお) (雲のない日は)
ナビよりも街に詳しいじいさんが角を曲ればなるほど桜
066:角 (minto) (@100@)
牧童の角笛響きアルプスの山に木霊す草原は夏
066:角(ことり) (歌)
頭に生えるからこわいの角って お尻に生えたら可愛いのに
066:角(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
人生がとり残してきたものたちがひしめいている三角コーナー
066:角(蓮野 唯) (万象の奇夜)
やれ選挙選挙だ選挙だと角出して大騒ぎして結局落選 ※ 負けたのはヒラメw
066:角(チッピッピ) (うたよみブログ)
サントリー角のCM小雪見て琥珀色した恋思い出す
066:角(はこべ) (梅の咲くころから)
その角に咲き初め小藤においきて きけばしみじみ君に逢いたい
066:角 行方祐美 (フーガのように)
すき家から角煮の匂いを提げ来たり弟と呼ぶ桜夜の男
066:角(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
昼休み覚えたての角動かして一人前の顔するひよこ
066:角(迦里迦) (香飄)
角(かど)とれたといはれ素直に喜べず夜な夜な励む造顔マッサージ
066:角 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
いつだったか森で出会った鹿の角魔法の粉は深い碧
066:角(陸王) (Always Walking with Yu)
しみこんで膨張してはとろけゆく角砂糖など昔のものね
066:角(畠山拓郎) (あいうえおあお)
山道の角を曲れば立山が永久のごとくに姿現す
066:角(わだたかし) (ファミレス短歌)
角を取る努力をしてきた人生で30過ぎてメタボになって
066:角(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
角砂糖みたいに君の約束は思い出だけを甘くはしないね
066:角(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
「角があるものをこちらに向けられる」「アレこわいよね、何でなのかな」
066:角 (新井蜜) (暗黒星雲)
煙草屋の角を曲がって三軒目お茶屋の二階に一人で暮す
066:角(ふみまろ) (光る風の記憶)
容赦ない直角だらけの空間にころがる君のまあるいお尻
066:角(理阿弥) (車止めピロー)
雪吊りをする庭師なぞ眺めつつなぞるミチコの中斜角筋
066:角(Yosh) (☆生短歌☆)
新妻は角を隠して 新郎は袴で隠し 決戦の家
066:角(ウクレレ) (十線譜)
「嘘じゃない」オセロの角をすべて取りまっ白にして「好き」と言いたい
066:角(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
置き去りにされた温もり座布団の四角がやけに大きく見える
066:角(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
初恋が二度も三度もあるものか 一角獣よ嘘つきを蹴れ
066:角(只野ハル) (Ordinary days)
いつもの角を曲がってなくなった何かを思い出せないそこにあったもの
066:角(のびのび) (のび短歌)
角張った言葉でも殻を破って生まれてくるから研磨も出来る 参照記事:066:角
066:角(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
きさらぎの一角獣座は薔薇をいだき天のうえから罪びとを見る
66:角(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
たばこ屋の角を廻りて夏来たり少年はドロップハンドル握り
066:角(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
「踝の妙ね、くるくる踊れる訳は」角張った眉ひそませた
066:角(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
関係をふたつの図形に表わしてその内角の総和を求めよ。
066:角(こうめ) (はこにわ相聞歌)
デッザン中三角錐(すい)を重ねたるごとき流星窓より流るる
066:角(さかいたつろう) (流星文庫)
どうしてもごめんなさいという時に角と舌が隠しきれない
066:角(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
根元から折れた角持ち「ありがとよ」と笑った父が最後の記憶
066:角(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
十字路の左角では月光に犬の言葉が液化している 066:角(題詠100首2009)
066:角(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
コーヒーを淹れたよ 角砂糖みっつ もう十年のおつきあいだね
066:角(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
内角に甘く入った告白が鋭くショート頭上を越える
066:角(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
紅暗き器見るたび惜しみけり角偉三郎漆の異才を
066:角(フウ) (easygoing.)
とうふの角でぶつけたものがグシャグシャ世界は実にやわらかいな
066:角(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
若者が未来を刻む街角にわたしは黒い蝋燭をみる
066:角(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
丸四角記号みたいな彼の国の言葉覚える あなたのために
066:角(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
しなやかに落ちてゆく葉の一枚になりたく探す東南角部屋
066:角 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
少年よ!ダメだ!その発射角ではキスは軌道に乗れず墜落!
066:角 (七十路ばば独り言)
秋立てば鹿寄せの笛飛び火野に流れて角切る儀式始まる
066:角(ゆき) (ひたぶる君を)
ほろほろと角のとけゆく角砂糖世界はこんな脆く儚い
066:角(藻上旅人) (創作のおと)
大丈夫?君こそ怪我は無かったかい?出会いはしないあの角の話(こと)
066:角 (水口涼子) (FANTASIA )
遠い日に飛車角落ちで負けたこと庭にのびする猫が尾を振る
066:角(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
角瓶で作ったきついハイボールお前のことは今日で飲み干す
066:角(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
痛い目にあえば見えないものも見え例えば君の額に角が
066:角(原田 町) (カトレア日記)
政争も小ぶりになりて往年の三角大福その面構え
066:角(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
水牛の角に半月刀を挿しアラブ男子の正装とす
066:角(春待) (三感四音)
角刈りが好みの父は髪が減りため息をつき丸刈りにする
066:角(tafots) (1年で1000首をつくる)
青空の下に読むには偽善めく角川文庫のパステルカラー
066:角(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
足の指 柱の角に ゴッチンコ♪ 激痛走り 涙チョチョ切れ(T_T)
066:角(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
三つ目の角の先まで来ているって今あきらかに今年の夏が
066:角(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
紙マッチ擦(す)って月日を燃やす夜少し残した角瓶空ける
066:角(nnote) (白い箱から)
街角で配られている何かよりかるくてうすいものになりたい
066:角(かりやす) (彼方探訪)
運命の人は死角にゐるのだらう気づかず蹴りてひとりで生きる
066:角(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
気をつけず角を立つ言葉発しおり世渡り下手は未だ変えれず
066:角 (村木美月) (うたりずむ)
見送りはこの角どまり待っているひとがいるからお帰りなさい
066:角(ひじり純子) (純情短歌)
角隠し隠しきれずにいるようで もっと鋭い角を隠してる
066:角(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
三角に折っては返しのど飴の包みを小さな鶴に変えゆく
066:角(イマイ) (ゆびおり短歌)
音のない夕暮れのなか立ち竦む角々しく咲く曼珠沙華
066:角 (久哲の適当緑化計画。)
入射角計算中にみつばちを飲み込んだ過去思い出す夏
066:角(久哲)再投稿 (久哲の適当緑化計画。)
入射角計算中にみつばちを飲み込んだ過去思い出す夏
066:角(すいこ) (すいこのうたおきば)
二等辺三角関係的恋愛一卵性双生児はてごわい
066:角(祢莉) (suger drop)
「角生えているよ般若みたいだね」「違うのラムちゃん目指しているの」
066:角(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
おにいさまとジョルジュ・ブラックを呼びたい日、四角い鳥が胸に飛び交ふ
066:角(佐藤羽美) (hinautamemo)
この家のこの部屋のこの壁のこの角からとろりと溶けてゆく昼
066:角(あみー) (正直なたましい)
オレ様が本気を出すと怖いぜー オセロの角も裏返すぜー
066:角(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
四角形のお皿にせいいっぱい盛ったおれのこれまでを鼻で笑うな
066:角(青野ことり) (こ と り ご と)
しっかりと角が立つまで泡立てたクリーム 真夏の空のただ中
066:角(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
角席でFreeTibet語りだす人はストローくわえずに飲む
066:角(藤野唯) (Sugarmint)
傷つけることも出来ないこの角(つの)をまあるくするよう乳液を塗る
066:角(間遠 浪) (少女らせん)
空気にも色があるって知らないで角を曲がれよ僕が知ってる
066:角(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:066:角 なまはげが角の代わりにめっちゃくちゃ鋭角の君のパンティ被る
066:角 (みなと) (海馬)
あたらしき街にあがなう青い花 忘るるように角を曲がりぬ
066:角(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
メレンゲの角がきれいに立ったから決心をする午前二時半
066:角(ほたる) (ほたるノオト)
目を閉じるタイミングとか傾ける首の角度は教科書にない
066:角(酒井景二朗) (F.S.D.)
どこで吹く角笛なのか 自轉車を停めた途端に秋が來てゐた
066:角(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
行き止まり、埃、虫、陰、狭い、隅 そういう角に座りたいかい?
066:角(都季) (31pieces)
角が立つくらいに固く泡立てた生クリームに葬る痛み
066:角(月下燕) (a swallow under the moonlight)
四つ角をあちらへ往く人還る人 俺たちみんな一人じゃねえよな
066:角(市川周) (ミルミルを飲みながら)
家政婦を角の地蔵が見ておりぬ(きりがよいので七七はなし)
066:角 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
曖昧に溶けゆく感じが好きだった近頃見ない白角砂糖
066:角(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
角っこに小指をぶつけただけだからアイツのせいで泣いてなんかない
066:角(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
その月は角川文庫ばかり買い野分の風が財布にひそむ
066:角(遥遥) (たんかのきりかた2)
遠い夏角笛の音聞いたよう、なんてそんな音全然知らない
066:角(振戸りく) (夢のまた夢)
不揃いな野菜は売れてゆくけれど四角いスイカがまだ残ってる
066:角(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
その頬に風を受けただひとり立つHighlanderの見上ぐ仰角
066:角(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
舌の上お仕置きみたく角砂糖 とかしつくしてとかしつくして ○甘いもの嫌いなヒトには拷問ですね
066:角(村上はじめ) (雑感)
角張った頬緩ませるため私あなたを変えていきますやんわりと
066:角(こゆり) (おかっぱ短歌)
別れても友達だよね ランチバックには角田光代のエッセイ
066:角(橘 みちよ) (夜間飛行)
透明な三角定規「ごほうびに先生くれた」と子が持ちてこし
066:角(珠弾) (seven seas tac)
四角(コーナー)先頭そのままそのままあ あらんかぎりの あらんかぎりを
066:角(斗南まこと) (野ウサギのように)
夏の夜に大三角を探すとき心はいつも君に寄り添う
066:角(吉里) (梢は歌う)
角番の自覚あるのか新政府結 果出さなきゃ次はないから
066:角(O.F.) (O.F.)
長髪の給食当番振るお玉 三角巾にカレー跳ね飛ぶ
066:角(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「これ読んだ?」「これ面白い?」背表紙の青い角川文庫の前で
066:角(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
手もすまに鬢結ひ上げし黒髪の名残辿りて総角に触る
066:角(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
水牛の角で作った笛を吹く彼は世界を変えると呟く
066:角(本田鈴雨) (鈴雨日記)
あの角を南と北にわかれませう ユリノキごしに残照おいて
066:角(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
どの角もまがらないこと、どの人のこころもあやめることのなきよう
066:角(音波) (短歌のなぎさ)
牛角の三階席で無秩序な日々を反省してる向日葵
066:角(紫月雲) (resume 1970-2009)
何もない直角の持つ頂をなぞれば愛しフェティシズムゆえ
066: 066:角(しおり) (ヒロの独り言)
スーパーと会社と家の三角形ほぼその中で過ぎてゆく日々
066:角(花夢) (花夢)
すこしだけ角ばっている字のクセも相変わらずで生きていますか
066:角(岡本雅哉) (なまじっか…)
曲がり角はあまりに急でまたもとにもどってしまいそうで止まった
066:角(健太郎) (モノクローム文芸館)
あの角を曲がった先の煙草屋に忘れたライター 君の面影 題詠blog2009「066:角」
066:角(emi) (時計をはずして)
あの人が最後に見せた白い歯を忘れられずに戻る四つ角
066:角(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
三角関係の内角の和は平和の和 そんな論理でしあわせになれ
066:角(Re:) (プリズム)
あの角を曲がった後に走り出す どうか私を探さないでね
066:角 (お気楽堂) (楽歌三昧)
大量に角形5号買う人よセドリは上手くいっていますか
2009題詠blog066:角(はづき生) (生さんま定食)
万が一死んだらわたし困るから豆腐の角をとっておいたよ
066:角(sora) (追憶~娘へ)
冷える午後は娘のとおりに入れてみるミルクティに角砂糖を三つ
066:角(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
お互ひに角突き合はせりクラス替え4月はじめの教室のなかで
066:角(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
いくら鈍感とはいえそこは角なので今触らないで下さい
066:角(おっ) (だいえいの短歌専門店)
敵陣に侵入するなり血に染まり角は龍馬に姿を変えた
066:角(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ポスト色にじんだ曲がり角目指し切手にDNAを残して
[短歌][2009] 066:角(ezmi) (語りえぬことを。)
誰も見ていないときだけ角砂糖ふたつ入れます甘いのがすき
066:角(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
毎日と言えるほど角突き合わす子らほど後になつかしくなる...
066:角(暮夜 宴) (青い蝶)
アピタ横牛角前で待ち合わせ恋と呼べないふたりの明日
066:角(扱丈博) (取扱)
入射角も横這いになり 静寂がふたたび鏡の国に訪れ
066:角(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
さうこれが最後の我慢あの角を曲がれば姿見えなくなれば
066:角(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
「まァだだよ」影に潜りて角隠す ほくそ笑む子ら鬼の笑顔で
066:角(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
秋空に一対の鳥行きにけりゆったりビルの角から角へ
066:角(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
「つのだろう」「かどだと思う」クリームを、角が立つまで泡立てながら。
066:角(都) (miya-momoの日記)
角っこをついつついたりしたくなるけど天然の笑顔にがまん
066:角(志井一) (日記ホプキンス)
空缶は横から見ると四角だが上から見ると灰皿になる
066:角(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
眠らない街角でまだ決めかねている唇を重ね合わせて
066:角(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
三角を四枚寄せたるパックにてコーヒー牛乳一合を飲む
066:角(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
まんまるになれない心 角だらけせめてキラキラ星になれたら
066:角(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
明け方の森の湿り気充ちる部屋 触角だけを震わせている
066:角(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
あの角を逆に曲がってくれたってほんとはいいんだ 一緒にいられる
066:角(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
祖父の部屋に角行一枚落ちていて 飾られていたのかもしれない
066:角(村本希理子) (きりころじっく2)
後悔は箸を入れればかんたんに崩れる豚の角煮のやうに
066:角(ノサカ レイ) (のーずのーず)
じゃあね、って角を折れてくきみのこと虹のようだと少し思った
066:角(香-キョウ-) (Sky on Blue)
動じない強い性格演じてる ホントは弱く角っこに縮まる
066:角(駒沢直) (題詠blog参加用。)
水牛の角なんですよ水牛とつながりたくてその指輪買う
066:角(Ni-Cd) (反実仮想)
鋭角で構成された街にいて君を飴ごと買ってしまった
066:角(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
「二角形描いてくれたら今回のコトはなかったことにするから」
066:角(惠無) (なんでもない一日)
完熟のトマトを頭の角っこにぶつけっちまえって泣きながら君は
066:角 (夢雪) (浪漫)
角のない小悪魔の君にだまされてそのままずっとだまされてたい
066:角(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
多角形かどがだんだん取れていくやがて優しいあなたに変わる
066:角(今泉洋子) (sironeko)
へとへとに歩き疲れた晩秋に六角堂よりみゆる二重虹
066:角(小林ちい) (ゆれる残像)
生えかけた角にあなたの指が触れ今日も悪魔になれない私
066:角(やすまる) (やすまる)
看板は角に座って傾いた笑顔を見せて指さすそらへ
066:角(さと) (すばらしい日々)
角がとれたと言われたけれど腑に落ちないそれは誉め言葉かなあ
066:角(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
角膜を保護するようにあの人の姿が今も焼きついている
066:角 (一夜) (短歌るBlog)
ひとことに角持つ女(ひと)の横顔が 紅葉の色に寂しく霞む
066:角(kei) (シプレノート)
新しい世界開けるでで虫の触角少し傾いている
066:角 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
その角を曲がればわが家 庭の花世話するひとを幻に見る
066:角(鯨井五香) (くじら(独唱))
ああ、なんかそんな気がして、水割りにさくら泡立つ春の角打ち
066:角(茶葉四葉) (ゆざまし)
角かくしという言葉は比喩でなくことばのままに嫁ぎ来しひと
066:角(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
きっちりと角々あはすことのみを強く守れり鶴を折るとき
066:角(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
明日まで休みが欲しい 角のないオセロでずっと遊んでいたい
066:角(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
角笛のけだるい音を聞き逃し凍える山にひとり佇む
066:角 (ezomijikauta)
テーブルの角にぶつけた小指などいたくていたくて死ぬほど泣けた
066:角(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
南向き角部屋今でも間取り図の中の妄想家族ごっこを
066:角(桶田 沙美) (31Words Runner)
将棋盤ここで決め手の駒を打つ王手飛車角覚悟めされい
066:角(内田かおり) (深い海から)
曲がり角は木々に隠れて小道ひとつ探せぬ時の足元の風
066:角(田中ましろ) (ましたん)
テーブルの角のほうがまだマシねって言われて軽く自信をなくす
066:角(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
督促状の角をめくれば滞納の額がにやにやならんでいます
066:角 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
シリウスとベテルギウスと むかしきみに教わったのに冬の三角
066:角(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
君の息づく街角で確かめるきらきらこぼれだした足音
066:角(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
やさしさに慣れないためにつながない右手に角をつくりつづける
066:角(ぱん) (向日葵 と 月)
角だとか生えてないから大丈夫 頭をぎゅっと抱いてあげるよ
066:角(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
角砂糖ひとつおとして蟻たちに学ぶべきこと手紙にしたい
066:角(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
龍角散の銀の容器をあたためてゆっくり閉じる冬の西陽は
066:角(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
うつくしき一角獣を誘いだす三色すみれのしとねの睡り
066:角(佐山みはる)再投稿 (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
きっちりと角と角あはすことのみを強く守れり鶴を折るとき
066:角(星川郁乃) (Air Station)
インドサイユキヒョウアマミノクロウサギカンムリバトよ 角笛が鳴る
66角(HY) (天然通信)
奥方の見えない角に威嚇され亭主の酔いも早々と醒め
66:角(HY) (天然通信)
奥方の見えない角に威嚇され亭主の酔いも早々と醒め
066:角(みち。) (滑空アルペジオ。)
本能は削ぎ落とされていくもので柵の中には角のない鹿
066:角 みぎわ (たづたづし)
般若顔に角が生えゆく無惨なる写真ばかりが残されて 女(ひと)
066:角(ME1) (FILL mobile)
午後の陽のひさしにかかる傾斜角 まどろみよりもキスが欲しくて
066:角(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
角行(かくこう)が正しき名前なれどつねに略されにけり将棋の角は...
066:角(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
角道を空けた飛車取り王手だぞ秒読み過ぎた直ぐに指しなよ
066:角(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
ブレーキを踏まずに角を曲がろうとしていた頃の想い出はない
066:角(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
この角を曲がれば桜あるらしく花びらあまた風に舞いおり
066:角(みずき) (空)
角といふ角に不安の溢れゐて真中に置きし夜の携帯
066:角(アンタレス) (思い出ずるままに)
焦りいて角ある言葉いでしとか老いと病のせいにはすまい
066:角(船坂圭之介) (kei's anex room)
虚無僧のわれかも知れぬ影を追ひ月粛々と照る街角を行く
066:角(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
虚無僧のわれかも知れぬ影を追ひ月粛々の街角を行く
066:角(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
消しゴムのとがった角で消すような守りきれない約束もある
066:角(佐藤紀子) (encantada)
太郎には見せずにおきし角を出し乙姫はもとの竜に戻りぬ(浦島太郎物語)
066:角(小早川忠義) (Just as I am Returns)
角将の頭は丸し口のみの部下に告げたる「論より証拠」
066:角(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
角田さん角笛持ちて牛の角直角にする角隠しかな
066:角(柴田匡志) (スタートライン)
死角より飛び出して来し学生に急ブレーキ掛けクラクション鳴らす
066:角(うたまろ) (五と七と五と七と七)
ドアの向こう 教室の隅 曲がり角 木陰で悪が待ち続けてる
066:角(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
おとなしい羊が角を生やすほど追い詰めるこの群れの指導者
066:角(みつき) (みそひと :: misohito ::)
ていねいに角はしまっておきました どうか封印とかれませんよう
066:角(梅田啓子) (今日のうた)
言ひたきを飲み込みのみてゐるやうにつね口角を上げてゐるひと
066:角(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
アブサンを燃やし溶けゆく角砂糖 見つめる先にふたりの未来
066:角(森山あかり) (言葉の花かご)
角が取れた丸くなったと言うけれど君の芯には激しい炎
066:角 (穴井苑子) (猫のように純情)
角野卓造じゃねえよといいながらまんざらでもない顔をしている
066:角(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
街角で風を含んだスカートは僕との記憶そっと隠した
066:角(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
その道をまっすぐ行ってつきあたり角を曲がれば君の笑顔が
066:角(ジテンふみお) (雲のない日は)
ナビよりも街に詳しいじいさんが角を曲ればなるほど桜
066:角 (minto) (@100@)
牧童の角笛響きアルプスの山に木霊す草原は夏
066:角(ことり) (歌)
頭に生えるからこわいの角って お尻に生えたら可愛いのに
066:角(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
人生がとり残してきたものたちがひしめいている三角コーナー
066:角(蓮野 唯) (万象の奇夜)
やれ選挙選挙だ選挙だと角出して大騒ぎして結局落選 ※ 負けたのはヒラメw
066:角(チッピッピ) (うたよみブログ)
サントリー角のCM小雪見て琥珀色した恋思い出す
066:角(はこべ) (梅の咲くころから)
その角に咲き初め小藤においきて きけばしみじみ君に逢いたい
066:角 行方祐美 (フーガのように)
すき家から角煮の匂いを提げ来たり弟と呼ぶ桜夜の男
066:角(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
昼休み覚えたての角動かして一人前の顔するひよこ
066:角(迦里迦) (香飄)
角(かど)とれたといはれ素直に喜べず夜な夜な励む造顔マッサージ
066:角 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
いつだったか森で出会った鹿の角魔法の粉は深い碧
066:角(陸王) (Always Walking with Yu)
しみこんで膨張してはとろけゆく角砂糖など昔のものね
066:角(畠山拓郎) (あいうえおあお)
山道の角を曲れば立山が永久のごとくに姿現す
066:角(わだたかし) (ファミレス短歌)
角を取る努力をしてきた人生で30過ぎてメタボになって
066:角(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
角砂糖みたいに君の約束は思い出だけを甘くはしないね
066:角(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
「角があるものをこちらに向けられる」「アレこわいよね、何でなのかな」
066:角 (新井蜜) (暗黒星雲)
煙草屋の角を曲がって三軒目お茶屋の二階に一人で暮す
066:角(ふみまろ) (光る風の記憶)
容赦ない直角だらけの空間にころがる君のまあるいお尻
066:角(理阿弥) (車止めピロー)
雪吊りをする庭師なぞ眺めつつなぞるミチコの中斜角筋
066:角(Yosh) (☆生短歌☆)
新妻は角を隠して 新郎は袴で隠し 決戦の家
066:角(ウクレレ) (十線譜)
「嘘じゃない」オセロの角をすべて取りまっ白にして「好き」と言いたい
066:角(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
置き去りにされた温もり座布団の四角がやけに大きく見える
066:角(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
初恋が二度も三度もあるものか 一角獣よ嘘つきを蹴れ
066:角(只野ハル) (Ordinary days)
いつもの角を曲がってなくなった何かを思い出せないそこにあったもの
066:角(のびのび) (のび短歌)
角張った言葉でも殻を破って生まれてくるから研磨も出来る 参照記事:066:角
066:角(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
きさらぎの一角獣座は薔薇をいだき天のうえから罪びとを見る
66:角(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
たばこ屋の角を廻りて夏来たり少年はドロップハンドル握り
066:角(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
「踝の妙ね、くるくる踊れる訳は」角張った眉ひそませた
066:角(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
関係をふたつの図形に表わしてその内角の総和を求めよ。
066:角(こうめ) (はこにわ相聞歌)
デッザン中三角錐(すい)を重ねたるごとき流星窓より流るる
066:角(さかいたつろう) (流星文庫)
どうしてもごめんなさいという時に角と舌が隠しきれない
066:角(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
根元から折れた角持ち「ありがとよ」と笑った父が最後の記憶
066:角(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
十字路の左角では月光に犬の言葉が液化している 066:角(題詠100首2009)
066:角(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
コーヒーを淹れたよ 角砂糖みっつ もう十年のおつきあいだね
066:角(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
内角に甘く入った告白が鋭くショート頭上を越える
066:角(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
紅暗き器見るたび惜しみけり角偉三郎漆の異才を
066:角(フウ) (easygoing.)
とうふの角でぶつけたものがグシャグシャ世界は実にやわらかいな
066:角(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
若者が未来を刻む街角にわたしは黒い蝋燭をみる
066:角(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
丸四角記号みたいな彼の国の言葉覚える あなたのために
066:角(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
しなやかに落ちてゆく葉の一枚になりたく探す東南角部屋
066:角 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
少年よ!ダメだ!その発射角ではキスは軌道に乗れず墜落!
066:角 (七十路ばば独り言)
秋立てば鹿寄せの笛飛び火野に流れて角切る儀式始まる
066:角(ゆき) (ひたぶる君を)
ほろほろと角のとけゆく角砂糖世界はこんな脆く儚い
066:角(藻上旅人) (創作のおと)
大丈夫?君こそ怪我は無かったかい?出会いはしないあの角の話(こと)
066:角 (水口涼子) (FANTASIA )
遠い日に飛車角落ちで負けたこと庭にのびする猫が尾を振る
066:角(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
角瓶で作ったきついハイボールお前のことは今日で飲み干す
066:角(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
痛い目にあえば見えないものも見え例えば君の額に角が
066:角(原田 町) (カトレア日記)
政争も小ぶりになりて往年の三角大福その面構え
066:角(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
水牛の角に半月刀を挿しアラブ男子の正装とす
066:角(春待) (三感四音)
角刈りが好みの父は髪が減りため息をつき丸刈りにする
066:角(tafots) (1年で1000首をつくる)
青空の下に読むには偽善めく角川文庫のパステルカラー
066:角(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
足の指 柱の角に ゴッチンコ♪ 激痛走り 涙チョチョ切れ(T_T)
066:角(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
三つ目の角の先まで来ているって今あきらかに今年の夏が
066:角(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
紙マッチ擦(す)って月日を燃やす夜少し残した角瓶空ける
066:角(nnote) (白い箱から)
街角で配られている何かよりかるくてうすいものになりたい
066:角(かりやす) (彼方探訪)
運命の人は死角にゐるのだらう気づかず蹴りてひとりで生きる
066:角(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
気をつけず角を立つ言葉発しおり世渡り下手は未だ変えれず
066:角 (村木美月) (うたりずむ)
見送りはこの角どまり待っているひとがいるからお帰りなさい
066:角(ひじり純子) (純情短歌)
角隠し隠しきれずにいるようで もっと鋭い角を隠してる
066:角(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
三角に折っては返しのど飴の包みを小さな鶴に変えゆく
066:角(イマイ) (ゆびおり短歌)
音のない夕暮れのなか立ち竦む角々しく咲く曼珠沙華
066:角 (久哲の適当緑化計画。)
入射角計算中にみつばちを飲み込んだ過去思い出す夏
066:角(久哲)再投稿 (久哲の適当緑化計画。)
入射角計算中にみつばちを飲み込んだ過去思い出す夏
066:角(すいこ) (すいこのうたおきば)
二等辺三角関係的恋愛一卵性双生児はてごわい
066:角(祢莉) (suger drop)
「角生えているよ般若みたいだね」「違うのラムちゃん目指しているの」
066:角(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
おにいさまとジョルジュ・ブラックを呼びたい日、四角い鳥が胸に飛び交ふ
066:角(佐藤羽美) (hinautamemo)
この家のこの部屋のこの壁のこの角からとろりと溶けてゆく昼
066:角(あみー) (正直なたましい)
オレ様が本気を出すと怖いぜー オセロの角も裏返すぜー
066:角(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
四角形のお皿にせいいっぱい盛ったおれのこれまでを鼻で笑うな
066:角(青野ことり) (こ と り ご と)
しっかりと角が立つまで泡立てたクリーム 真夏の空のただ中
066:角(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
角席でFreeTibet語りだす人はストローくわえずに飲む
066:角(藤野唯) (Sugarmint)
傷つけることも出来ないこの角(つの)をまあるくするよう乳液を塗る
066:角(間遠 浪) (少女らせん)
空気にも色があるって知らないで角を曲がれよ僕が知ってる
066:角(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:066:角 なまはげが角の代わりにめっちゃくちゃ鋭角の君のパンティ被る
066:角 (みなと) (海馬)
あたらしき街にあがなう青い花 忘るるように角を曲がりぬ
066:角(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
メレンゲの角がきれいに立ったから決心をする午前二時半
066:角(ほたる) (ほたるノオト)
目を閉じるタイミングとか傾ける首の角度は教科書にない
066:角(酒井景二朗) (F.S.D.)
どこで吹く角笛なのか 自轉車を停めた途端に秋が來てゐた
066:角(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
行き止まり、埃、虫、陰、狭い、隅 そういう角に座りたいかい?
066:角(都季) (31pieces)
角が立つくらいに固く泡立てた生クリームに葬る痛み
066:角(月下燕) (a swallow under the moonlight)
四つ角をあちらへ往く人還る人 俺たちみんな一人じゃねえよな
066:角(市川周) (ミルミルを飲みながら)
家政婦を角の地蔵が見ておりぬ(きりがよいので七七はなし)
066:角 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
曖昧に溶けゆく感じが好きだった近頃見ない白角砂糖
066:角(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
角っこに小指をぶつけただけだからアイツのせいで泣いてなんかない
066:角(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
その月は角川文庫ばかり買い野分の風が財布にひそむ
066:角(遥遥) (たんかのきりかた2)
遠い夏角笛の音聞いたよう、なんてそんな音全然知らない
066:角(振戸りく) (夢のまた夢)
不揃いな野菜は売れてゆくけれど四角いスイカがまだ残ってる
066:角(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
その頬に風を受けただひとり立つHighlanderの見上ぐ仰角
066:角(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
舌の上お仕置きみたく角砂糖 とかしつくしてとかしつくして ○甘いもの嫌いなヒトには拷問ですね
066:角(村上はじめ) (雑感)
角張った頬緩ませるため私あなたを変えていきますやんわりと
066:角(こゆり) (おかっぱ短歌)
別れても友達だよね ランチバックには角田光代のエッセイ
066:角(橘 みちよ) (夜間飛行)
透明な三角定規「ごほうびに先生くれた」と子が持ちてこし
066:角(珠弾) (seven seas tac)
四角(コーナー)先頭そのままそのままあ あらんかぎりの あらんかぎりを
066:角(斗南まこと) (野ウサギのように)
夏の夜に大三角を探すとき心はいつも君に寄り添う
066:角(吉里) (梢は歌う)
角番の自覚あるのか新政府結 果出さなきゃ次はないから
066:角(O.F.) (O.F.)
長髪の給食当番振るお玉 三角巾にカレー跳ね飛ぶ
066:角(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「これ読んだ?」「これ面白い?」背表紙の青い角川文庫の前で
066:角(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
手もすまに鬢結ひ上げし黒髪の名残辿りて総角に触る
066:角(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
水牛の角で作った笛を吹く彼は世界を変えると呟く
066:角(本田鈴雨) (鈴雨日記)
あの角を南と北にわかれませう ユリノキごしに残照おいて
066:角(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
どの角もまがらないこと、どの人のこころもあやめることのなきよう
066:角(音波) (短歌のなぎさ)
牛角の三階席で無秩序な日々を反省してる向日葵
066:角(紫月雲) (resume 1970-2009)
何もない直角の持つ頂をなぞれば愛しフェティシズムゆえ
066: 066:角(しおり) (ヒロの独り言)
スーパーと会社と家の三角形ほぼその中で過ぎてゆく日々
066:角(花夢) (花夢)
すこしだけ角ばっている字のクセも相変わらずで生きていますか
066:角(岡本雅哉) (なまじっか…)
曲がり角はあまりに急でまたもとにもどってしまいそうで止まった
066:角(健太郎) (モノクローム文芸館)
あの角を曲がった先の煙草屋に忘れたライター 君の面影 題詠blog2009「066:角」
066:角(emi) (時計をはずして)
あの人が最後に見せた白い歯を忘れられずに戻る四つ角
066:角(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
三角関係の内角の和は平和の和 そんな論理でしあわせになれ
066:角(Re:) (プリズム)
あの角を曲がった後に走り出す どうか私を探さないでね
066:角 (お気楽堂) (楽歌三昧)
大量に角形5号買う人よセドリは上手くいっていますか
2009題詠blog066:角(はづき生) (生さんま定食)
万が一死んだらわたし困るから豆腐の角をとっておいたよ
066:角(sora) (追憶~娘へ)
冷える午後は娘のとおりに入れてみるミルクティに角砂糖を三つ
066:角(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
お互ひに角突き合はせりクラス替え4月はじめの教室のなかで
066:角(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
いくら鈍感とはいえそこは角なので今触らないで下さい
066:角(おっ) (だいえいの短歌専門店)
敵陣に侵入するなり血に染まり角は龍馬に姿を変えた
066:角(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ポスト色にじんだ曲がり角目指し切手にDNAを残して
[短歌][2009] 066:角(ezmi) (語りえぬことを。)
誰も見ていないときだけ角砂糖ふたつ入れます甘いのがすき
066:角(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
毎日と言えるほど角突き合わす子らほど後になつかしくなる...
066:角(暮夜 宴) (青い蝶)
アピタ横牛角前で待ち合わせ恋と呼べないふたりの明日
066:角(扱丈博) (取扱)
入射角も横這いになり 静寂がふたたび鏡の国に訪れ
066:角(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
さうこれが最後の我慢あの角を曲がれば姿見えなくなれば
066:角(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
「まァだだよ」影に潜りて角隠す ほくそ笑む子ら鬼の笑顔で
066:角(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
秋空に一対の鳥行きにけりゆったりビルの角から角へ
066:角(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
「つのだろう」「かどだと思う」クリームを、角が立つまで泡立てながら。
066:角(都) (miya-momoの日記)
角っこをついつついたりしたくなるけど天然の笑顔にがまん
066:角(志井一) (日記ホプキンス)
空缶は横から見ると四角だが上から見ると灰皿になる
066:角(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
眠らない街角でまだ決めかねている唇を重ね合わせて
066:角(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
三角を四枚寄せたるパックにてコーヒー牛乳一合を飲む
066:角(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
まんまるになれない心 角だらけせめてキラキラ星になれたら
066:角(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
明け方の森の湿り気充ちる部屋 触角だけを震わせている
066:角(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
あの角を逆に曲がってくれたってほんとはいいんだ 一緒にいられる
066:角(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
祖父の部屋に角行一枚落ちていて 飾られていたのかもしれない
066:角(村本希理子) (きりころじっく2)
後悔は箸を入れればかんたんに崩れる豚の角煮のやうに
066:角(ノサカ レイ) (のーずのーず)
じゃあね、って角を折れてくきみのこと虹のようだと少し思った
066:角(香-キョウ-) (Sky on Blue)
動じない強い性格演じてる ホントは弱く角っこに縮まる
066:角(駒沢直) (題詠blog参加用。)
水牛の角なんですよ水牛とつながりたくてその指輪買う
066:角(Ni-Cd) (反実仮想)
鋭角で構成された街にいて君を飴ごと買ってしまった
066:角(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
「二角形描いてくれたら今回のコトはなかったことにするから」
066:角(惠無) (なんでもない一日)
完熟のトマトを頭の角っこにぶつけっちまえって泣きながら君は
066:角 (夢雪) (浪漫)
角のない小悪魔の君にだまされてそのままずっとだまされてたい
066:角(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
多角形かどがだんだん取れていくやがて優しいあなたに変わる
066:角(今泉洋子) (sironeko)
へとへとに歩き疲れた晩秋に六角堂よりみゆる二重虹
066:角(小林ちい) (ゆれる残像)
生えかけた角にあなたの指が触れ今日も悪魔になれない私
066:角(やすまる) (やすまる)
看板は角に座って傾いた笑顔を見せて指さすそらへ
066:角(さと) (すばらしい日々)
角がとれたと言われたけれど腑に落ちないそれは誉め言葉かなあ
066:角(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
角膜を保護するようにあの人の姿が今も焼きついている
066:角 (一夜) (短歌るBlog)
ひとことに角持つ女(ひと)の横顔が 紅葉の色に寂しく霞む
066:角(kei) (シプレノート)
新しい世界開けるでで虫の触角少し傾いている
066:角 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
その角を曲がればわが家 庭の花世話するひとを幻に見る
066:角(鯨井五香) (くじら(独唱))
ああ、なんかそんな気がして、水割りにさくら泡立つ春の角打ち
066:角(茶葉四葉) (ゆざまし)
角かくしという言葉は比喩でなくことばのままに嫁ぎ来しひと
066:角(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
きっちりと角々あはすことのみを強く守れり鶴を折るとき
066:角(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
明日まで休みが欲しい 角のないオセロでずっと遊んでいたい
066:角(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
角笛のけだるい音を聞き逃し凍える山にひとり佇む
066:角 (ezomijikauta)
テーブルの角にぶつけた小指などいたくていたくて死ぬほど泣けた
066:角(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
南向き角部屋今でも間取り図の中の妄想家族ごっこを
066:角(桶田 沙美) (31Words Runner)
将棋盤ここで決め手の駒を打つ王手飛車角覚悟めされい
066:角(内田かおり) (深い海から)
曲がり角は木々に隠れて小道ひとつ探せぬ時の足元の風
066:角(田中ましろ) (ましたん)
テーブルの角のほうがまだマシねって言われて軽く自信をなくす
066:角(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
督促状の角をめくれば滞納の額がにやにやならんでいます
066:角 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
シリウスとベテルギウスと むかしきみに教わったのに冬の三角
066:角(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
君の息づく街角で確かめるきらきらこぼれだした足音
066:角(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
やさしさに慣れないためにつながない右手に角をつくりつづける
066:角(ぱん) (向日葵 と 月)
角だとか生えてないから大丈夫 頭をぎゅっと抱いてあげるよ
066:角(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
角砂糖ひとつおとして蟻たちに学ぶべきこと手紙にしたい
066:角(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
龍角散の銀の容器をあたためてゆっくり閉じる冬の西陽は
066:角(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
うつくしき一角獣を誘いだす三色すみれのしとねの睡り
066:角(佐山みはる)再投稿 (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
きっちりと角と角あはすことのみを強く守れり鶴を折るとき
066:角(星川郁乃) (Air Station)
インドサイユキヒョウアマミノクロウサギカンムリバトよ 角笛が鳴る
66角(HY) (天然通信)
奥方の見えない角に威嚇され亭主の酔いも早々と醒め
66:角(HY) (天然通信)
奥方の見えない角に威嚇され亭主の酔いも早々と醒め
066:角(みち。) (滑空アルペジオ。)
本能は削ぎ落とされていくもので柵の中には角のない鹿
066:角 みぎわ (たづたづし)
般若顔に角が生えゆく無惨なる写真ばかりが残されて 女(ひと)
066:角(ME1) (FILL mobile)
午後の陽のひさしにかかる傾斜角 まどろみよりもキスが欲しくて