題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

067:フルート

2008-12-21 | 061-070の歌
「067:フルート」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

067:フルート(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
ごく自然に背筋がしゃんと伸びるなりオーレル・ニコレのフルート聴けば...

067:フルート(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
ブルートがフルート吹けるブルーな日オリーブ嬢はお尻プリプリ

067:フルート(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
手に触れたことのないのはフルートとチェロとティンパニそれから天使

067:フルート(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
友に借りてフルート吹きし日もありき六畳一間の下宿の夕

067:フルート(みずき) (空)
まぼろしの海を奏づかフルートは静かに恋のとばり降ろしぬ

067:フルート(アンタレス) (思い出ずるままに)
フルートの音色うるわし魅せらるる奏でし乙女指も美し

067:フルート(船坂圭之介) (kei's anex room)
あめに聴く遠鳴る音のかそけさはけだし過ぎたる日のフルートか

067:フルート(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
フルートのソロの響きの弱ければスポットライトは暗そうに見ゆ

067:フルート(佐藤紀子) (encantada)
浦島の老いて覚えしフルートが竜宮城にかすかに届く(浦島太郎物語)

067:フルート(小早川忠義) (Just as I am Returns)
旧友の吹くと小倉優子のと同じき音奏でたるフルート

067:フルート(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
ひそやかな午後の憩いにフルートが耳を掻き撫で夢を誘う

067:フルート(柴田匡志) (スタートライン)
急展開告げるフルートはミュージカルのオーケストラになくてはならず

067:フルート(うたまろ) (五と七と五と七と七)
壊れたよ パパからもらったフルートが 買ってもらおう 別のパパに

067:フルート(みつき) (みそひと :: misohito ::)
フルートの冷ややかな肌にくちづけて D♭(ディーフラット)で恋に帳を

067:フルート(梅田啓子) (今日のうた)
フルートの調べに目覚むるこの朝はといふこともなく目覚しの鳴る

067:フルート(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
容疑者はブラスバンドでグラナディラ製のフルート吹いている人 

067:フルート(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
肺活量増やす特訓 フルートの音色の陰に見えない努力

067:フルート(森山あかり) (言葉の花かご)
フルートをいつかの春に奏でよう鳥うたい驚くだろう君

067:フルート (穴井苑子) (猫のように純情)
吹きながら欽ちゃん走りで逃げるならリコーダーよりフルートがよい

067:フルート(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
フルートの音色で歌う君だからアンサンブルは夜毎夜毎に

067:フルート(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
フルートを吹くように君吹きかける風をうけたら春のはじまり

067:フルート(ジテンふみお) (雲のない日は)
フルートと思しきケース膝に抱き車掌の声をなぞる唇

067:フルート (minto) (@100@)
眼閉じ湖底震はす漣のフルートの音を暫し楽しむ

067:フルート(ことり) (歌)
ゆうぐれは銀のフルート さびしくてぱたんと閉じる廊下の小窓

067:フルート(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
軽やかに奏でられたる君のそのフルートに今わたしはなりたい

067:フルート(蓮野 唯) (万象の奇夜)
白い路地角を曲がればフルートが遠く聴こえて心は異国

067:フルート(チッピッピ) (うたよみブログ)
唇に微笑みのせて音を出すそのフルートに軽い嫉妬を

67:フルート(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
傍らでフルート吹く君眺めつつ鍵盤さぐりし夜更けにけり

067:フルート(はこべ) (梅の咲くころから)
どこからか風にのりきたフルートが 夕焼けそめし晩春がゆく

067:フルート(迦里迦) (香飄)
高校(かうかう)ではフルート吹いてて図書委員 勘よき友よ 今を当ててみ

067:フルート 行方祐美 (フーガのように)
フルートの音色のような夏柑がくるんくるんと光を返す

067:フルート (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
朧月金のフルート旅に出る妖かしたちは風にまぎれて

067:フルート(陸王) (Always Walking with Yu)
演奏会迫りたるらむニット帽歩きながらにフルートを吹く

067:フルート(畠山拓郎) (あいうえおあお)
フルートの音色が春を告げたから君のもとまでスキップしたい

067:フルート(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
フルートが吹けずにやめた思い出を反芻するとき鳴らす口笛

067:フルート(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
フルートを吹けるといった強がりは心の中でたたんで下さい

067:フルート(わだたかし) (ファミレス短歌)
フルートがもし吹けたならキミだってそっと隣りで歌ってくれた

067:フルート (新井蜜) (暗黒星雲)
左手のリズムがずれてフルートの穴を数えるまた初めから

067:フルート(ふみまろ) (光る風の記憶)
冷え切ったフルートを食むくちびるでふれれば夏のかなしき果汁

067:フルート(理阿弥) (車止めピロー)
果物も楽器も通ぜぬ フルートを fruit と言へど flute と言へど

067:フルート(Yosh) (☆生短歌☆)
初恋の人の使ったフルートを唇触れて妄想をする

067:フルート(ウクレレ) (十線譜)
フルートの音色のごとき笑い声きみがこぼして変ハ長調

067:フルート(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
フルートの音はきれいと単純に思う程しか君を知らない

067:フルート(只野ハル) (Ordinary days)
中空の茎持つ植物茂るところフルートの故郷ならん

067:フルート(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
フルートの音色ながれる放課後の冷えたくちびる こぼせぬ言葉

067:フルート(のびのび) (のび短歌)
さわやかに拒絶をしたい人だからフルートの音(ね)に乗せてみました 参照記事:067:フルート

067:フルート(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
ゆふがをの柄の浴衣のをみなごは鉦や太鼓にフルート合はす

067:フルート(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
フルートの運指のようだせわしなく動いて回るようなそぶりで

067:フルート(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
古の音楽教師に教わったフルートの技鳴らせ枯れ地に

067:フルート(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
脊椎の畝を幾つと数えおりパンフルートのための唇

067:フルート(さかいたつろう) (流星文庫)
フルートが吹けたところでもう僕が一生モテることはないけど

067:フルート(こうめ) (はこにわ相聞歌)
フルートに少女の吐息は訳されて サッカー少年見上げる校舎

067:フルート(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
フルートを吹いたら似合う唇で彼への愛をささやいてみて

067:フルート(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
ふくよかな桜の胸に抱くそれはばらした銀のフルートに似て 067:フルート(題詠100首2009)

067:フルート(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
フルートが足りずサックス吹かされたけどそれなりに楽しかったよ

067:フルート(フウ) (easygoing.)
季節なら春を告げてるフルートの音色は澄んだ川面の流れ

067:フルート(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
 フルートが縦か横かも知らないで短歌を詠んでますすみません

067:フルート(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
廊下から聞こえてくるフルートの銀色の音 爽やかな風

067:フルート(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
ランパルとふ名手のありてフルートのバッハ知りける日々の遠かり

067:フルート(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
緩やかなフルートの音が僕たちを包めば薄れゆく赤と黒

067:フルート (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
孤独とふ概念を知るフルートのパート譜B♭に気付いて

067:フルート(ゆき) (ひたぶる君を)
私には生涯かかわることのなきものとしてある銀のフルート

067:フルート(藻上旅人) (創作のおと)
フルートに君は必死に息入れるその音域は指がちがうよ

067:フルート(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
私にはオカリナ君にはフルートの音(ね)が聞こえてるほどのジレンマ

067:フルート (冷静と情熱のあいだ)
フルートのソロのあの子が好きなんだ 縦笛なんかじゃ勝負にならない

067:フルート(ぷよよん)再投稿 (冷静と情熱のあいだ)
フルートのソロのあの子が好きなんだ 縦笛なんかじゃ勝負にならない

067:フルート(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
「くちびるをドナルドダック」そう言って僕の持ってるフルートを吹く

067:フルート (七十路ばば独り言)
山里にフルート奏す女あり誘われきたるか鶯連れ鳴く

067:フルート(原田 町) (カトレア日記)
フルートの音色がさそう失いて久しきもののひとつビー玉

067:フルート(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
「フルートを吹いて」とせがむ少年の科白、今更に赤面せり

067:フルート(tafots) (1年で1000首をつくる)
ハンカチの唾液のしみは淋しくてフルート吹きはいじめっ子ばかり

067:フルート(春待) (三感四音)
フルートに触れてる君の指先が僕の唇なぞった放課後

067:フルート(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
駅地下の 通路でライブ 人だかり フルート奏者 一番人気

067:フルート(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
えいえんのみらいのためにせいじゃくを奏で続ける銀のフルート

067:フルート(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
打ち明ける価値などは無いこの我にフルートのやうに澄んだ言葉で

067:フルート(nnote) (白い箱から)
ゆめだとかしょうらいだとか抽斗に忘れ去られた銀のフルート

067:フルート(かりやす) (彼方探訪)
手を合はせフルートの音を作りだすせいねん路のどこもコンサート

067:フルート(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
中庭の吹奏楽部の練習にフルートの音聞き当てられて

067:フルート(ひじり純子) (純情短歌)
フルートのか弱く見えて強きものそんな女になってみたいよ

067:フルート(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
夏風邪がまだ治らないフルートが恋敵なら油断できない

067:フルート (村木美月) (うたりずむ)
もうやめて清らかなほど罪になるフルートの音(ね)が呪縛になる夜

067:フルート (久哲の適当緑化計画。)
唇に触れたせいでしょフルートがケースの中で発火したのは

067:フルート(久哲)再投稿 (久哲の適当緑化計画。)
唇に触れたせいでしょフルートがケースの中で発火したのは

067:フルート(イマイ) (ゆびおり短歌)
フルートの音も光もまぶしくて頬杖ついて外を見ていた

067:フルート(すいこ) (すいこのうたおきば)
フルートの息継ぎの音ひそやかな心音ひとつ独奏に消ゆ

067:フルート (水口涼子) (FANTASIA )
 オーボエの調べを繋ぐフルートよソファーにもたれ膝を組む君

067:フルート(祢莉) (suger drop)
「君の吹くフルートずっと聴いてたい」声に出しては言えないけれど

067:フルート(佐藤羽美) (hinautamemo)
老齢のフルート奏者の幽霊がやって来るらし母屋の庭先

067:フルート(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
フルートが意外におもい楽器だと気づけばひづみ出す秋の膝

067:フルート(あみー) (正直なたましい)
フルートの音色のように僕たちはいつか出会ってやさしくなれる

067:フルート(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
原型をとどめないほど溶かされたあなたはアルトフルート持って

067:フルート(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
フルートとピッコロの差を唐突に訊かれるように長所を問われ

067:フルート(青野ことり) (こ と り ご と)
唇をふれた刹那の冷たさに思わず置いたフルート 君の

067:フルート(藤野唯) (Sugarmint)
フルートが音楽室から聞こえててあの日好きって言いそうだった

067:フルート(間遠 浪) (少女らせん)
通過する急行列車のような目のきみフルートの声であしらう

067:フルート(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:067:フルート フルートの音色のように涙でる君のパンティヤフオクで買う

067:フルート (みなと) (海馬)
わが部屋にしずかに棲める恋人のそのフルートのキーの多さよ

067:フルート(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
誰とでもこうなるわけじゃ、ないです、から、抗うフルート だから恋した

067:フルート(ほたる) (ほたるノオト)
「フルートにあたるひかりが眩しくて・・・」潤む瞳の言い訳にする

067:フルート(酒井景二朗) (F.S.D.)
廢工場の破れ屋根から見えるのはかすかに黒いトカレフルート

067:フルート(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
うつくしい澄んだ音色のフルートで踊るゼンジー北京とコブラ

067:フルート (a swallow under the moonlight)
雨のなか一度交わした口づけが冷たかったことフルートを吹く

067:フルート(月下燕)再投稿 (a swallow under the moonlight)
雨のなか一度交わした口づけが冷たかったことフルートを吹く

067:フルート(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
秋風がフルート鳴らす田の上の米 首をそろえて唱ってる

067:フルート(都季) (31pieces)
さっきまでフルート吹いてたその口で君は鉛の言葉を吐き出す

067:フルート(市川周) (ミルミルを飲みながら)
フルートの横の穴から謎の虫(きりがよいので七七はなし)

067:フルート(振戸りく) (夢のまた夢)
竹製のリードを削る くちびるはフルート向きじゃなかったらしい

067:フルート(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
真鍮のフルートを木管と呼ぶような感じで「愛してます」 と

067:フルート(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
フルートを吹いたあとだし痺れてる唇それでもいいならどうぞ ○一回だけ、フルート挑戦したことありますが、口が、口が痛かった……

067:フルート(村上はじめ) (雑感)
自分では吹けないフルート持て余し歩くときだけ演奏家気取り

067:フルート(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
フルートのように優しい風が吹く今日はあたしの綿毛になる日

067:フルート (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
民主党への政権交代は金属の木管楽器のフルート協奏曲第1番ト長調K.313(285c)

067:フルート(こゆり) (おかっぱ短歌)
心にもないこと言ったりフルートであなたを刺したりしてごめんなさい

067:フルート(橘 みちよ) (夜間飛行)
フルートの音色ひびかふ『牧神の午後』当直あけのまどろみのなか

067:フルート(珠弾) (seven seas tac)
収拾のつかぬ場面の転換をもたらしたのはフルート其方(ソナタ)

067:フルート(遥遥) (たんかのきりかた2)
ふるふるとフルート振ると今日も降る降るとフルートフルトヴェングラー

067:フルート(吉里) (梢は歌う)
妹は姉にせがんでフルートを買ってもらってその音を聞かせず 

067:フルート(斗南まこと) (野ウサギのように)
夕暮れの向こうに行きたい病になるフルートの音(ね)が我を誘(いざな)う

067:フルート(O.F.) (O.F.)
フルートは横笛だっけ真夜中に黒猫が吹く笛はタテヨコ

067:フルート(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
フルートと縦笛くらい違うのに ちゃんと聞いてもいないんでしょう

067:フルート(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
衣鉢継ぐ新米の僧よどみなくフルート吹きし頃もありしか

067:フルート(本田鈴雨) (鈴雨日記)
「フルートの口ね」と云はれしくちびるの老いつつ銀の笛か待ちをり

067:フルート(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
ミッキーのペットの犬をフルートと言ってる75点の男

067:フルート(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
フルートはもっかんだから泣きたくて秋も世界もばりばりかじる

067:フルート(花夢) (花夢)
街頭のフルート吹きがかっこいいくらいで弾むこころなのにね

067:フルート(岡本雅哉) (なまじっか…)
パレードの甘いムードにべたべたのチュロスもフルートめいてくる夜

067:フルート(emi) (時計をはずして)
フルート協奏曲ト長調聴く無言のままの君前にして

067:フルート(しおり) (ヒロの独り言)
フルートの音色のように心地良く心に響く愛の囁き

067:フルート(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
フルートの音色で君が「好きです」と歌ってくれてることにしちゃおう

067:フルート(Re:) (プリズム)
フルートが吹けるといえばおしとやかな女に見えると思ってました

067:フルート (お気楽堂) (楽歌三昧)
こっそりと穴のひとつを妖精に担当させるフルート奏者

067:フルート(紫月雲) (resume 1970-2009)
秋深し破れたものを縫ふ糸はフルート協奏曲にしませう

2009題詠blog067:フルート(はづき生) (生さんま定食)
フルートはふれてふるへてひかりたつ旋律奏づくらき穴より

067:フルート(sora) (追憶~娘へ)
フルートに添えたる指の細きこと言葉にしてはならぬと思つた

067:フルート(健太郎) (モノクローム文芸館)
とある冬、君と選んで買いました戸棚の奥からフルートグラス 題詠blog2009「067:フルート」

067:フルート(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
隣にはフルートを弾く職業の人が住んでてどちらも孤独

067:フルート(おっ) (だいえいの短歌専門店)
金管の中でも特にフルートが妖精の武器に最適らしい

067:フルート(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
背を屈めフルートを吹く女生徒のA音わづかに上づりしまま

[短歌][2009] 067:フルート(ezmi) (語りえぬことを。)
フルートの音は途切れて静けさの降り積もる午後きみはだれかと

067:フルート(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
セミセルフルート検索機能ありときどきそっぽ向くナビである

067:フルート(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
じいちゃんに買ってもらったフルートを吹いて六年 受験の娘...

067:フルート(暮夜 宴) (青い蝶)
サイモン&がーファンクルを響かせる体育教師の銀のフルート

067:フルート(扱丈博) (取扱)
フルートを小脇にかかえ黴臭いワインカーヴをひそひそ泳ぐ

067:フルート(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
悪魔的フルート奏者が気にかけるバイオリン美女の胸元の傷

067:フルート(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
ひだまりにフルート溶かし春陽の奏でる無音 物言わぬ幸

067:フルート(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
フルートという名を持ったネックレス輝くような音が鳴るらし

067:フルート(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
くちびるがフルートを吹く形です。きっとなにかをたくらんでるね。

067:フルート(都) (miya-momoの日記)
フルートをともに奏でるような仲にいつかなりたいいやきっとなる

067:フルート(志井一) (日記ホプキンス)
サックスの人が時々フルートも吹くのを知ったときの衝撃

067:フルート(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
フルートに希望をのせて終わらない夢をふたりで一緒に見よう

067:フルート(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
深紅のやはき天鵞絨につつまれて銀のフルートうたふとき待つ

067:フルート(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
風に乗り聞こえるフルート淋しげに私の涙知ってるように

067:フルート(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
フルートが告げるは朝の訪れと駆け落ちをしたヴィオラの噂

067:フルート(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
フルートの銀が溶けてくビロードの夜には永いキスした僕ら

067:フルート  (それから人鳥の朝食を買いに)
フルートを吹く人の唇からやがて銀細工になってはくれないか

067:フルート(村本希理子) (きりころじっく2)
やはらかい布で磨かれ休らへる妹のフルート ケースの窪みに

067:フルート(駒沢直) (題詠blog参加用。)
フルートがいいんじゃないかと思ったり 君に娘がいたとしてだが

067:フルート(Ni-Cd) (反実仮想)
フルートに巻きつけられて眠りあう君は美の音僕は裸の音

067:フルート(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
放課後のチャンバラごっこ フルートの音色が僕らの仲裁をする

067:フルート(惠無) (なんでもない一日)
フルートの練習曲は聞き飽きた 私がいること気づきもしないし

067:フルート(香-キョウ-) (Sky on Blue)
隣人のフルート練習さえずりのような音色だったら良かった

067:フルート (夢雪) (浪漫)
繁華街骸骨怪人落としたる吹いてはならぬ闇のフルート

067:フルート(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
フルートの調べにのせて疲れてる吾をあなたが睡魔に誘う(いざなう)

067:フルート(ノサカ レイ) (のーずのーず)
フルートやヴァイオリンとは程遠い音色で詠っているの 助けて

067:フルート(今泉洋子) (sironeko)
フルートに「浜辺の歌」を吹く君の夢のほとりを去りがたくをり

067:フルート(小林ちい) (ゆれる残像)
写真の中きみが奏でるフルートは心を振るう音なのだろう

067:フルート(音波) (短歌のなぎさ)
もう誰もそのフルートを吹かないで私のことはみんな忘れて

067:フルート(やすまる) (やすまる)
木枯らしの呼気こぼしては乾きゆくフルートの声でいうさようなら

067:フルート(さと) (すばらしい日々)
指紋つけてはいけない気がして触れないフルートみたいな貴方

067:フルート(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
フルートを吹く唇の形まで何に応用しようというの

067:フルート (一夜) (短歌るBlog)
凜と立ちフルート触れる唇に 吸い寄せられて堕ちる恋あり

067:フルート (寺田ゆたか) (永訣のうた)
シチリアーナ肩寄せ聞きし夜もありき冷たき秋の銀のフルート

067:フルート(kei) (シプレノート)
フルートの音の集まる階段の踊り場にいる春のはじまり

067:フルート(茶葉四葉) (ゆざまし)
ジャパニーズバンブーフルートと呼ばれても怒りはしません。篠笛ですが、

067:フルート(鯨井五香) (くじら(独唱))
さらわれた音色は遙かみずうみの底で和らぐ銀のフルート

067:フルート(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
音楽は金持ちの趣味と言ひながら母はフルートの音を好みをり

067:フルート(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
フルートを走る指先目奪われたった一度の出番しくじり

067:フルート(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
演劇部とは運動部 フルートの音色かき消すあえいうえおあお

067:フルート(緒川景子) (ezomijikauta)
一生の願い軽々口にして手に入れたフルートを吹く乙女

067:フルート(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
放課後に取り残されたフルートの銀のひかりに刻んだ傷跡    

067:フルート(桶田 沙美) (31Words Runner)
フルーツを前にフルート吹いてみて風流かしらとふざけてみせる

067:フルート(内田かおり) (深い海から)
トレモロに入るフルート二重奏渦まくリズム踊る指先

067:フルート(田中ましろ) (ましたん)
細長いフルートだって使い方変えれば立派なオトナの遊具

067:フルート(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
土曜日の職場の椅子はたちあがるたびフルートのファの音に鳴く

067:フルート (里坂季夜) (コトノハオウコク)
牧神のフルートに似たかたちしてひろがってゆくかなしい予感

067:フルート(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
フルートを鳴らせてほしい 懸命に空気を入れてならせてほしい

067:フルート(ぱん) (向日葵 と 月)
フルートが光を呼んで朝練のなかったことにされる諸々

067:フルート(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
フルートはもう気づいてるファゴットも騒ぎはじめたチェロが死んでる

067:フルート(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
運指表色褪せながら黄昏れる巻楽器店フルート売場

067:フルート(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
中庭にフルートの音の流れきてすこし濃くなるサルビアの蜜

067:フルート(星川郁乃) (Air Station)
放課後の北校舎から流れ出すフルートの音の青かったこと

67:フルート(HY) (天然通信)
フルートを吹いてる君の唇に見惚れて曲名憶えてないや

067:フルート(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
森に眠るくちびるそれはフルートの音色によく似ていたのでしょうね

067:フルート(みち。) (滑空アルペジオ。)
フルートを吹く真似をして秋を呼ぶあなたの背中にさりげなく羽

067:フルート みぎわ (たづたづし)
銀管を吹き渡る風フルートの中を甘やかに貴女が満ちる

067:フルート(ME1) (FILL mobile)
シンクロす今日に微かに震撼しフルートの音は春の風葬