題詠blog2008

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013:優

2008-01-01 22:03:42 | 011-020の歌
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[題詠2008]013 優(此花壱悟) (此花帖)
優秀の優か秀かをあらまほしされどわれ禿憂れう人なり

013:優(赤城尚之) (うたかた)
優れてるひともいるけど優しさにあふれてるからきみが優勝

013:優(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
厨子王を兄と呼びたる安寿姫いもうと女優のしろたへゆかし ※溝口健二監督『山椒太夫』で香川京子の安寿姫は厨子王丸の妹役だった。香川京子自身、「私は妹専門でしたから」と後年語っている。

013:優(柴やん) (明日はきっといいことがある)
『送ろうか?』と優しすぎた君はもう誰かのものかとふとラプソディ

013:優 行方祐美 (フーガのように)
光源氏の頤ゆっくり動くよう優雅に咲きぬ裏の紅梅

013:優(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
気に入りの女優の名前出て来ずに脳の回路をまさぐる午前

013:優(史之春風) (はちぶんめblog)
容貌で損する率を出しなさい優良可不可配点20

013:優(猫) (ことばあそび)
人偏に憂うと書いて優しいと読ませた人はひねくれ者だ

013・優(玻璃) (玻璃と水晶)
その笑みの優柔不断は慣れたけど  週に一度は 優しくしてよ

013:優(蓮野 唯) (万象の奇夜)
優しくはないのにいつもそう言われ 冷えた心を隠すヤサシサ

013:優(千歳) (夏山千歳の手記)
旧校舎 優しい時間は悠遠に色褪せぬまま 群青の日々

013:優(やましろひでゆき) (短歌とか短歌とか短歌とか)
優生学極めた祖父の骨壷の底に光るもののあるとか

013:優(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
優しくて好きだったけどあの人の無邪気さもっと見てみたかった

013:優 (kei's anex room)
まやかしを見る心地して「塚本」の優れたる歌読めば法悦 http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/ff8a4239afe63ad403a9811d0028f1c2/e7

013:優(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
まやかしを見る心地して「塚本」の優れたる歌読めば法悦

013:優(米庄引汰) (白粉花)
決断に時間をかけてもあなたには   優しく、柔らかいのを渡す

013:優(詠時) (短歌の花道)
自らにKEEP OUTを巡らせて優しく世界を拒絶している

013:優(究峰) (現し波(うつしなみ))
真夜中に優しき声で夢を見る母を叱るに声を荒げる...

013:優(藻上旅人) (創作のおと)
優しさのむこうがいつも気にかかり立ち止まっては縮まらぬ距離

013:優(もよん) (もよん日記)
優しさは 麻薬に似たり だからこそ 時々 ちょっと もらえればいい

013:優(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
ひんやりと湿りてやはらかく沈む優しき椅子をかたはらに置く

013:優(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
嬉しさを悟られぬよう下を向き準優勝の盾を授かる

013:優(はらっぱちひろ) (テクテク)
毎日がひねくれながら優しくて泣いてしまうし笑ってしまう

013:優(晴家渡) (晴家渡の二酸化短歌)
友達の優子が好きだかみさんに悪いが子の名優子にしたい

013:優(駒沢直) (題詠blog参加用。)
あんなにも優しい彼と他人(ひと)の言う 笑う我にも裏表(うらおもて)あり

013:優 (穴井苑子) (猫のように純情)
神様が優しすぎたのかもしれない きみも優しい神様になる

013:優(ゆきすずめ) (朝焼けの赤と青)
抱き合えば はだかの肌はこの肌に 優しく染みるように馴染んで

013:優(みずき) (空)
ひんやりと額に触れし指つたふ優しさ重さ春は間どほく

013:優(那美子) (100首詠む2008)
優しさを試してみたき夜(よ)のありて    メールで告げる「今ここに来て」

013:優(西原まこと) (羽根があること)
あなたから別に優れた遺伝子も欲しがらないし偽善者でいい

013:優(本田あや) (明晃晃)
絶望をしよう 隣がぬくくても最優先は互いではない

013:優(泉) (つれづれ亭)
「妻」「母」は演ずるものと気付きし夜女優の哀をはつかに知りぬ

013:優(草蜉蝣) (草蜉蝣)
いつかなれ添いたる男(ひと)の足裏(あうら)踏み いちにいちにと優しき妻に

013:優(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
何にしても優越感はあるぞかし 学校もまた一社会なれば...

013:優(椎名時慈) (タンカデカンタ)
「優しい」と「優れている」が同じ字であるのは皆がそう願うから

013:優(宇津つよし) (PUNK!BOOM!BANG!-EX)
優秀な部下だと言われたいのです 二度とウンコはできませんから

013:優(たちつぼすみれ) (花・鳥・風・月)
遺伝子の業か己の優越を主張し合いし民族紛争

013:優(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
みちづれに影も落さぬ不死者にはかくも優しきおぼろなる月

013:優(天昵 聰) (きりはりなりけり)
散髪の優良店でヒゲをそる 金魚鉢から泡がでている

013:優(小椋庵月) (みのたけのしぃの実)
ラジオからひびくその声優しくて ジャイアンあててる人と思えず

013:優(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
宙空に真っ赤に映える装甲はストライクルージュの優越

013:優(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
顔見れば優しい言葉聞きたくてあのねあのねと今日の話を

013:優(松下知永) (題詠ショコラ)
正夢があなたに優しくひらくようこんばんわじゃなくこんばんはとして

013:優(秋ひもの) (あの日冷たい葉っぱがひとつ)
公園で遊ぶ幼女がノコノコとついて来そうな優しい笑顔

013:優(はこべ) (梅の咲くころから)
優し気なお顔なつかし技芸天永久にかわらず秋篠寺に

013:優(清水ウタ) (“疾走パラノイア”)
「優しさはバファリンよりも多いです」私に言うな彼女を作れ

013:優(振戸りく) (夢のまた夢)
おじさんが急に優しくなったからちゃんとさよならすることにした

013:優(梅田啓子) (今日のうた)
女優になると母を泣かしし日のありき駅の灯に蛾のぶつかりて飛ぶ

013:優(haruko) (森のぬくもり)
優しくないふりをしている(知っている)君はきっとずっと優しい

013:優(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
優れたる耳朶もつ人よ黒髪を端切れに包む様ぞやさしき

013:優(こはく) (プラシーボ)
(ゆるゆると)蛇口ひねれば(思い出す)いつも(優しい)さびしい(あなた)

013:優(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
結んでもすぐにほどける靴紐のように優しい 男の人は

013:優 (新井蜜) (暗黒星雲)
冬の日の優しきひかり海の上(え)に彼岸に至る道をつくりぬ

013:優(酒井景二郎) (F.S.D.)
森へ行かう眞似て作つたインチキな優待劵をポッケに入れて

[うたう]013:優(しろうずいずみ) (花と石ころ)
 優しさはもたなくていい 誰よりも自分を好きでいてくれていい

013:優(天国ななお) (お月様は許さない)
勉強ができれば優等生だって思ってたのは先生だけさ

013:優(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
女優の名を思い出せずに昼中のバスに揺られて行く花の下

013:優 (鹿瀬叶) (*After-Image*)
優しいね そう言われても嬉しくないよ 欲しいのは好きの一言

013:優(村上きわみ) (北緯43度)
ぬしさんのよこす優文うれしゅうて でたらめになるほどうれしゅうて

013:優(萩原健之) (猫とピストル会議室)
優しい石鹸の販売人がこぶたを抱いてももいろの夢を見る夜

013:優(野坂 りう) (のーずのーず)
険しいね 見たこともない優しさを開拓していく夢見る僕ら

013:優(原田 町) (カトレア日記)
優美なる鳥と思うにシラサギの増えすぎたれば公害という

013:優(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
優しさは ちょっと横ちょへ置いといて 勝手気ままで良いよ 今夜は

013:優(伊藤真也) (クラッシュボク)
橙に照り映えた君がうつむいたまま優劣を下す 2秒後

013:優(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
何回も千何回も繰り返し君が言ってた「優しくしてね」

013:優(ちりピ) (Die Füchse brauen)
結局のところあなたの優しさは確信犯的オナニーでしょう...

013:優(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
とほしろき三千界の優曇華に巡り合ひたき今夏でありぬ

013:優(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
資格には何か基準があるらしく優良マークの人間が行く

013:優(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
  ほしたらここビュッといってこっちビャーッていくねんて 優柔不断であかんかった

013:優(岡本雅哉) (なまじっか…)
「優しい」といわれるための優しさが優しく僕の首を絞めます

013:優 (斉藤そよ) (photover)
三月の優美な夕陽 ごおんおん 地鳴りのような恩赦のおふれ

013:優(野良ゆうき) (野良犬的)
死ぬときは優しいキスをひとつする 生きた時間に すべてのものに

013:優(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
故郷の景色や空気なにもかもどうしてこんなに優しいのだろう

013:優(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
時々ね めったにないけど 時々優しいの だから だからスキです

013:優(我妻俊樹) (vaccine sale)
罰を受ける女優の尻がはためいている南風(なんぷう)は朝までつよく

013:優(大宮アオイ) (百首歌にチャレンジ)
骨たわむほどに身体を抱き締めよ 大波うねるごとき優しさ

013:優(村本希理子) (きりころじっく2)
優しさのふりをしたがる弱さには薄荷油塗つた包帯まくよ

013:優(水都 歩) (水都blog)
(今日12歳で逝ったてるくんに捧げます) 苦痛から解き放たれし少年は優しき笑顔で神の御許へ

013:優(みらい) (優しさと笑顔に包まれて)
ふと見せる優しきあなたの微笑みにいつまでもいたいずっと隣に

013:優(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
【優しい】の意味を教えてあなたではないってこともいっそ教えて

013:優(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 雨みたく優先席の陽だまりを集める窓に手をふる別れ

013:優(矢島かずのり) (蟲短歌)
過去になる 優しくなんてしなかった今夜の事もどうせいつかは

014:泉(矢島かずのり) (蟲短歌)
耳たぶは鉄鉱泉の味がした ピアスホールが二個増えていた

013:優(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
なんだかねすごくすっごくくやしいの きみがみんなに優しいことが

013:優(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
周五郎、周平亡くも江戸びとを優三郎のよりそひ描く

013:優(蓮池尚秋) (ハスタンカ☆ブログ)
「午後予定してた優勝パレードは雨天中止」と寝言で君が

013:優(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
優しいと弱さの違いも判らずに優しきゃいいと思ったりする

[◆]013:優(コノキ) (キノコの栽培≫)
道徳の教科書広げそろえ前優しさの型ひとつ生産

013:優(月子) (月の寝言)
ただいまの声が運んでくる風はふわりと君の優しさ薫る

【短歌】「題詠blog2008」013:優 (心の詩人~夢幻の世界~(心を一休み、させてみませんか。))
愛紡ぎ 心を重ね 時の瀬を  優しき瞳 あなたと渡る

013:優(美久月 陽) (眠り舟)
あたらしき暮らし始めしこの町に散りゆく桜はらはら優し

013:優(空色ぴりか) (美利河的題詠百首)
とてもとても優しいひとのさびしさはあけがたにのぼる星のみぞしる

[短歌][2008] 013:優(ezmi) (語りえぬことを。)
この星の最後の二人になりましただから踊ってせめて優雅に

013:優(吉准吉) (真夜中の缶蹴り)
「もう二度と会いたくない!」と言わせたい 優しい別れは心にわるい

013:優(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
Googleが見つかりませんと答ふ朝。夢の中では優しかつた人

013:優(橘 みちよ) (夜間飛行)
ことばでは伝へられない優しさを病犬(やまいぬ)どうし月夜に交わす

013:優 (志保) (ころろん堂)
優しさと 気が弱いのは 紙一重 ヤキモキするの もう疲れたわ

013:優 (葉月 きらら) (組曲を奏でるように・・・)
私より愛していると言う人の 優しい嘘と腕に抱かれて

013:優(暮夜 宴) (青い蝶)
手のなかであたためてきた言の葉を優しい鳥のかたちでそらへ

013:優(やすたけまり) (すぎな野原をあるいてゆけば)
まっすぐに飛ぶものを優先させて流星群のなか すれちがう

013:優(橘 こよみ) (aglio-e-olio)
まどろめる優先席の学生の肩にも春のひかりは満ちて

013:優(冬の向日葵) (冬の向日葵)
痛いから…あなたの声もぬくもりも優しささえももう痛いから…

013:優 (一夜) (短歌るBlog)
草木からいでる春の香時として 優しき人を狂人に変え

013:優(花夢) (花夢)
小刻みに優しくなるの どうぶつのような愛しかたしかしらない

013:優(カー・イーブン) (ほぼ31音)
夕月夜小倉優子のウエストのほそながい色鉛筆の白

013:優(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
カラっぽの浴槽みたいな優しさに抱かれて果てるしらけた夜さ

013:優(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
むくむくと優しい言葉が湧いてきて真一文字に結ぶ唇

013:優(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
いつまでも十六歳でゐたい娘が優しげな手でチキンをむしる    娘:こ

013:優(幸くみこ) (わらびもち食べたい)
そういえば誰にも優しくしていない ちかごろ私はのっぺらぼうです

013:優(白田にこ) (さようなら)
ふわふわのきれいなあのこともだちですとても優しいおんなのこです

013:優(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
わたしなどいらないひとのうるわしい優越感にえぐられている

013:優(西巻真) (ダストテイル-短歌と散文のブログ-)
ああこんな優しい雨の降る夜を素足で生きているかなしみは

013:優(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
諦めることがほんとの優しさと淋しい嘘をついたことある

013:優(kei) (シプレノート)
いつだって私は女優真っ青な涙を胸に隠し続ける

013:優(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
だまされるのも優しさのつもりです大事な人がつくうそだから

013:優(ほたる) (ほたるノオト)
まだ青い檸檬ころころ転がして優先順位がまだ決まらない

013優(七十路淑美) (七十路ばば独り言)
薬師寺の二体の菩薩寺い出て上野の森に優美なお姿

013優(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
僕の持つたったひとつの「優」の字は残念ながら「優」柔不断

013:優(紺乃卓海) (作品小箱)
電線に舞台女優のぬけがらがひっかかってる 空は焦げてる

□013:優(ME1) (FILL mobile)
  柔らかな朧に願う。優しさを雲に隠してしまわないでと /やわらかな おぼろにねがう。やさしさをくもにかくしてしまわないでと

013:優(藤野唯) (Sugarmint)
雨音を聞きながら卵をゆでる 優しさ全部つぎこみながら

013:優:(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
今は未だ、偽善と呼ばれて構わない 信じ切れない己の優しさ

013:優(Asuka) (明日はハレルヤ)
たばこ香に 吸い寄せられて顔うずめ 騙され女は優しき小悪魔

013:優(あまのなづな) (ちこつづり)
優れてる人より優しい人がすき人よりちょっぴし優れなくていい

013:優(文) (f_blueな日々 題詠blog2008 )
優しさは媚薬のやうでひとつまみシナモンロールにふりかけてみて

014:泉(文) (f_blueな日々 題詠blog2008 )
湧きいずる泉のやうな言葉てふ常套句によりかかる 安逸

013:優(夜) (官能小説しぐま)
どちらかといえば優しいといわれたい 優勝してねと言われるよりは

013:優(健太朗) (モノクローム文芸館)
春うらら 優しいキスの 花びらに 水を差すなら せめてもの雨

013:優(絢森) (夢の名前を呼んではいけない)
「優秀な子だけを貰う」懸命に歌いだすひと逆立ちするひと

013:優(遥遥) (たんかのきりかた)
かわいいと或いはかわいそうと言うけれどもこれは優しさでない

013:優(文月育葉) (冷たい夜の向こう側)
咲くときも散るときさえも優しくて 桜にこころ乱されていく

013:優(きくこ) (きくこ)
ミルクティー甘き香りも早春のひと日の午後は優雅に過ぎぬ

013:優(さくら♪) (さくら草紙 ~第参章~)
○つけの赤ペン止めて見直せば 笑みがこぼれる一喜一優

013:優(emi) (時計をはずして)
優しさを彩る桜ほころべば去りゆく人も微笑み返し

013:優(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
自転車のサドル優曇華(うどんげ)揺れていて「孵化を見てて」と小さな声が

012:優 (和泉悠陽) (つきあかりのいずみ。)
優しさの押し売りをする方が簡単 そう知っているだけ君は凛凛しく

013:優(萩 はるか) (Betty's second Bar)
せめて今宵みる夢だけは優しさに溢れて明日の現実に克つ

013:優(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
溺れないように両手で抱きしめる記憶の中の優しさボンベ

013:優(小早川忠義) (ただよし)
愛すがにあるべき気持ちの多くして「タフでなければ」「優しくなければ」

013:優(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
優しさを履き違えている夕飯のあとに苺を頬張りながら

013:優 (村木美月) (うたりずむ)
優等生していたころの名残ですアナタのことをほっとけないのは

013:優(五十嵐きよみ) (晴れ、ときどきため息まじり)
傾ける熱意はおなじかもしれず意地悪するのも優しくするのも

013:優 (砺波 湊) (トナミミナト2008)
夏帽子かぶせて去っていく指が宙に描いた優しいカーブ

013:優(yuko) (31文字の風景@BLOG)
エセのつく優等生の眼差しは見抜かぬ人の愚かを妬む

013:優(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
優しいね強いね全部お手本にしたくて私まだ死ねません

013:優(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
困るのは優柔不断のやさ男いっそキライと言え言わないで

013:優(天野 寧) (三十一文字の毒薬?)
「優しいね」なんて言葉をかけてみた ほんとは「あんた馬鹿ね」と思った

013:優(ハナ) (象の求愛ダンス)
こころからちからがぬける優しくて風邪をひきそうゆるいくちづけ

013:優(越後守雪家) (越の国)
いいわよ あなたが決めたことだからこの子の名前は優子にしましょ

013:優 (惠無) (なんでもない一日)
ただぎゅっと音がするほど抱きしめて 優しさなんて見えやしないから

013:優(本田鈴雨) (鈴雨日記)
君と吾とここに絶へなむ優性の遺伝やさしくなみうつ髪も

013:優(本田鈴雨) 再投稿です (鈴雨日記)
君と吾とここに絶えなむ優性の遺伝やさしくなみうつ髪も

013:優(深町ななみ) (Sleeping Bag)
「優しさで愛されてるの」まぼろしを追いかけて見た、一瞬の夢

013:優(鳴井有葉) (そのための日記)
やましさが優しさになる来客用カップに注ぐ高価な紅茶

【短歌】「題詠blog2008」013:優 (変身忍者 ヒロ)再送 (心の詩人~夢幻の世界~(心を一休み、させてみませんか。))
愛紡ぎ 心を重ね 時の瀬を  優しき瞳 あなたと渡る

013:優(天鈿女聖) (白線まであがって。)
= ニ、三年 前の優香の 勢いで 期末テストを 乗り越えていく =...

013:優(きゅん) (えむたん2)
優しさに溺れておこう今だけは 靴下焼けがただ青い日々

013:優 (雨谷佳以) (しがらみにしがみつく日記)
酸い雨がまるく包んで優しいね優しくないね涙かくして

013:優(岩井聡) (あと100年の道草)
果樹園に幾たび棄てた名のあるも女優は蛇に似て蛇でない

013:優(キヨム) (ぼくはこんなことが好き。)
たそかれに優柔不断な君のため伸びた影ごと引き込む おいで、

013:優(虫) (次郎)
みくちゃんに優しくしたら怒られた 何故か次郎が投げ飛ばされた

013:優(太田ハマル) (**hamal通信**おっこちた変光星)
良いところは神様に悪いところは我に似ている優しいこども...

013:優(メイダイ) (蝶の羽音を追いかけて)
優れてるものなどないが我は今呼吸をしてるそれだけは忘れたくない

013:優(池田潤) (神様、ぼくは。)
望まれない優しさだった驟雨でも君を濡らすに十分ならば

013:優(音波) (短歌のなぎさ)
優しさを盗みたくなる人といて蛍光灯もつけずに泣いた

013:優(海子) (歌)
優しさ たとへば小鳥が抱いているたまごに触れた指先のやうに

013:優(渡邊 琴永) (言葉と泳ぐ。)
夕映えをもっと濃くした薔薇のごと優しさ伝う日はそこに在り...

013:優(和良珠子) (the strange of stranger)
あいにくと持ち合わせておりメール打ちつつ髪を撫でる優しさ

013:優(イツキ) (FINE DAYS)
「優しいね」って微笑むあなたを見る僕が傷ついてるって想像出来る?

013:優(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
出会ひとはあるとき無残 あさがほの芽を濡らす今朝の優しき雨も

013:優(サオリ) (みどりいろのめのかいじゅう)
優しい子になるようにという名前を持つ私の手を照らす月。

013:優(さかいたつろう) (流星文庫)
今日だけは優しいキスをしてください アタシをひとりにしないでください

013:優(水音) (~言の葉~)
夕闇にゆがんだ世界に拒絶され優しい人ほど傷ついていく

013:優(Yosh) (☆生短歌☆)
・優劣は臨終息の切れ際に決まるもんだよ 落胆するな

013:優(佐藤紀子) (encantada)
躊躇はず優先席に座りたり 六十八歳資格十分

014:泉(佐藤紀子) (encantada)
温泉の素を入れたる浴槽に今日の疲れをすつぽり漬ける

013:優(峠加奈子) (青い鳥同盟)
優秀なあなたに直される漢字どうでもいいよと言いつつ尊敬...

013:優 (沼尻つた子)   (つたいあるけ)
ばあちゃんの風呂敷は別に地球への優しさとかは包まなかった

013:優(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
さんざんな一日のあと優勝の決まったチームを応援させて

013:優(翔子) (花こみち)
 いま少し人を憂うる優しさを我が手に欲しい桜散る里

013:優(市川周) (ミルミルを飲みながら)
もちづき夜見知らぬ人に手わたされどこに飾ろうこの優勝旗

013:優 (寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
一年生「優」のハンコに笑みてゐる桜の中の「よくできました」

013:優(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
優しくも強くもなくていいからと言ったあの日を取り消し希望

013:優(A.I) (Private Window)
装ってかわいく笑う代償にわたしは優しくされて当然

013:優(あおゆき) (メソトリウム)
さみどりの軌跡を描くつばめたち優柔不断の似合わぬ五月

013:優(やや) (言の葉たち)
泣きべその赤子目ざめる胸のうち知られぬように優しくあやす

013:優(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
目指すわょ! 明日のスターは アタシだゎ! 女優の卵 気合満タン

013:優(Re:) (31-100@Re:)
誰にでも優しいことは私には優しくないってことだと気付け

013:優(間遠 浪) (壊れたわたしの百の欠片)
中学で知る呪物崇拝のちから黒前髪の声優のこえ

013:優(秋月泛) (precious stone)
優しさと違う気持ちがほの見えて何でもないよ今の忘れて

013:優(しおり) (ヒロの独り言)
悲しいね 優しい嘘に包まれて 幸せ芝居 いつまで続く

013:優(星野しずる) (タンカdeシズル)
太陽のあなたがひとつ 火のような優しい星を浴びながら歌

013:優(土州) (犬自慢)
いくつもの実現しない約束は僕の弱さと君の優しさ

題詠blog013:優(はづき生) (生さんま定食)
実体のない優しさに逃げないで理解させてよ直接触れて

013:優(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
優しさを手に持ってみてその感触にドキマギのあの頃二十歳

013:優(あんぐ) (風の短歌)
可よりもわずかに多い優の数 不可なきだけを喜びとする

013:優 (Sky on Blue)
母親が怒っていたこと何もかも優しさだったと子を産み解る

013:優(香-キョウ-)再投稿 (Sky on Blue)
母親が怒っていたこと何もかも優しさだったと子を産み解る

013:優(滝秋おうか) (OOPS!)
優しさを現状打破を欲しがった 万能薬を塗った刃を

013:優(紫月雲) (resume 1970-2008)
偽善すら許せるほどの包容は優しさではなくきっと逃亡

013:優(白辺いづみ) (Iduming☆World)
誰よりも泣いてた新井君の棚にみんなで取った優勝カップ

013:優(たかし) (象と空)
会えぬ日々女はABBAを聞きながら優しい涙溜めるだろうか

013:優(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
祈りあう(何を?)(何かを)祈りあうたとえば朝が優しいように

013:優 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
待つことの辛さと甘さ知るひとの「おかえり」という声の優しく

013;優(永時) (Holy Noises)
6月の天気が味方する日には優越感とにらめっこする

013:優(ruru) (花鳥風月諸々。)
夢も見ず列島照らす 灯りより優れて星は欄干と咲く

013:優(石の狼) (Wolf-Stone's confessio amantis)
    優駿のターフ軽やかその尻の筋肉にこそ満つエネルギー

013:優(小林ミイ) (題詠マラソン2008)
いつだってカメラ係に回るから優しい彼女は残らなかった

013:優(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
優しさがまとわりついてくるように車道を黒く濡らす霧雨

013:優(やすまる) (やすまる)
空(から)の手にちいさなこころが触れてくる優せいいでんの四角い爪の

013:優(拓哉人形) (銀鱗歌)
苦しさを気付かせまいとする君の他人行儀な遠い優しさ

013.優(いろは) (いろはのゆっくり短歌日記)
最後まで優しかったね君の声カルアミルクは二度と飲めない

013:優(新津康) (NOTHING WORKS)
「優しくしておくれ」誰か私に。もうきっとひとりでは歩けない。

013:優(ゆふ) (草のこゑ抄)
将来は優遊暮らすつもりです。それまでどうかがんばらせてね。

013:優(かずみん) (ふわふわ卵のオムライス)
大きな手優しくくしゃって撫でるから泣いてもいいと言われた気がした

013:優(サヨ) (サヨノウタ)
優しさを履き違えてる。言えぬまま頷く私のあたまをなでて

013:優 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
にんべんにうれふと書いて優ならば、「ゆふ」とふ音の不意にやさしき

013:優 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
にんべんにうれふと書いて優ならば、「ゆふ」とふ音の不意にやさしき

013:優(里原志穂) (空の下で)
風待ちの露草しずく降る雨に流れる記憶優しくはなく

013・優(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
次の世は演技派女優になる夢を見てゐるわたし ダンスはすんだ?

013:優(本田瑞穂) (おなかの前で歌をかかえて)
庭先にふきだしている優秀な桃だとおもうまっすぐ落ちろ

013:優(ジテンふみお) (雲のない日は)
裏面に書いてあるやんどんくさい優待券は只とちゃうのよ

013:優(FOXY) (ぎゃらりーFOX通信)
優駿馬・チョーペガサスの脚ならばほんの5秒で着くはずの星

013:優(下坂武人) (s.w.)
みかんの白いすじを全部とるような優しいだけのばあちゃん、嫌い

013:優(内田かおり) (深い海から)
 曇り日に連なる山は遠いほどブルーグレイを優しく見せて

013:優(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
優しさが理想の教師と女生徒の話題の端に我も上がりぬ

013:優 (ことのはうた)
鳥の巣のような手指のやさしさの天然酵母パン店主人

013:優(冬鳥)再投稿 (ことのはうた)
鳥の巣のような手指の優しさの天然酵母パン店主人

013:優(原 梓) (題詠blog百首を走る。)
ただ静かに見つめるという強さもありて蒼井優の美しき眉尻 (※「美しき」=「はしき」)

013:優(綾倉) (乙女)
みんなからうっかり八兵衛と呼ばれたらあんな優しい顔はできない

013:優(今泉洋子) (sironeko)
如何ほどの優しきこころに筆持てば描けるものかユトリロの白

013:優(伴風花) (風日記*花日記)
脱ぎたてのTシャツひょいと投げられてくすぐったいほど優しい温度

013:優(氷下魚) (氷下魚が私的な文字遊びをする時に・・・)
優しさを押し付けないでくれないか 寂しくは無いよとうそぶく僕

013:優(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
優しいと言われることに戸惑いを覚えないなら偽善者と呼ぶ

013:優 (minto) (@100@)
アクセスの良さは優しさ仕事終へ次の仕事に取り掛かる時

013:優 (如月綾) (お気に召すまま)
今ならば女優になれる あのひとに嫌いと言ったときの演技で

013:優(雪海) (snow-sea)
探してる永遠に優しい夕暮れの空風流れ雲をゆるませ

013:優(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
日盛りに車を駆れば行きあたる「この先ひつじ優先道路」

013:優(繭コトハ) (コトバ交差点)
ひたむきな瞳をした貴方の優しさが致死量を超えたようです さ よ な ら

013:優(祢莉) (泡沫)
消えぬ傷 優しさが犯す過ち知らないままに過ごせたならば

013:優(井関広志) (はじめの家)
耳奥の海の記憶は夕なぎてジーンズの裾を優しく濡らす

013:優(伊藤なつと) (やわらかいと納豆2008)
優しいねあなたはとっても優しいね 一人でそっと泣かせてくれる

013:優 (お気楽堂) (楽歌三昧)
十五年遡らねば思い出にたどり着かない東京優駿

013:〓 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
あきらかに優しくはない感情を厨のひかりに放していたり

013:優(久瑠木ぱる) (星屑メトロ。)
神様にもらった私のセンテンスが優しい人を傷つけている

013:優(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
熱帯夜上がる花火を眺めつつ君と優しく手と手重ねる

013:優(東京テレポート博士) (猫背の犬養先輩はネズミにそっくり)
こちらの商品はあびる優さんもパクられていかれましたよ と店員に勧められたので衝動買いしちゃいました

013:優(吹原あやめ) (ちいさくひかりかがやくもの)
瘡蓋にいざなってゆく星明かり淡く優しく指をほどいて

013:優(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
みちみちてみちみちみちてみちみちてみちみちみちて優しい光。

013:優(K.Aiko)  (「夢幻館」-別館-)
優しさは弱さ 切れずにいる君と並んであるく3度目の春

013:優(藤原湾) (ことの葉の雨雫)
涙する背中に置かれた一つの手 優しさぬくく雨はとまらず

013:優(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
バファリンを半分に割って飲みました 治ったのは優しさのせいじゃない

013:優(佐山みはる) (月待ち人の窓辺)
優美なる曲線を見せダンサーは腰の飾りをシャラシャラ揺らす

013:優(夏端月) (Cantabile!)
優しさのつもりだろうかこんなにも私が傷つき泣いているのに

013:優(寒竹茄子夫) (Sing Me Back Home Before I Die)
優柔不断なプリンを一個飲みこんで月の笑ひを待つてゐるのだ

013:優(小野伊都子) ( cahier bleu)
シャッターを優しく切って笑うたびきみからあふれる金平糖は

013:優 (夏椿) (夏椿)
またきみが紫陽花色の嘘をつく優しさゆゑと言ひ訳しつつ

013:優(長月ミカ) (創作ブログ とかげのしっぽ)
わが心ときほぐすように君の手が「優しい」という言葉を紡ぐ

[題詠blog2008]013:優(坂口竜太) (さんじゅういち×えぬ)
恋をして人に優しくなれるならもっと世界が恋すればいい

013 優 (まなまま) (のんびりパンダ)
誰にでも優しい君と、君にだけ優しくない意地悪なアタシ

013:優(みゆ) (*** ことのはあそび ***)
誰の為 優しい嘘も時に罪 ばれる嘘ならそんなの要らない

013:優(春畑 茜) (茶話なごやん)
広辞苑第六版に優曇華の一語はありぬ九月ここのか

013:優(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
感情の類は喉に引っ掛けて優しく抱かれているだけでいい

013:優 (八百長鑑定団) (八百長鑑定団)
ひさびさにツケもなくなり太鼓腹 俺は優勝力士付け人

013:優(不破慎司) (バズンガウン)
二人乗り 後ろから抱く 貴女の手 優しき思い 伝わってくる...

013:優(みち。) (暴走シンドローム。)
あなたから出てくるものが優しさで優しさだけで恐ろしくなる

013:優(陸王) (Always Walking with Yu)
「優」の字を女の子なら付けたいね 読みが同じで混乱するね

013:優(八朔) (I am still here.)
いつになく(寝起きが悪いあなたとは思えないほど)優しく甘い

013:優(つばめ) (ツバメタンカ)
許してはならないことをいくつまで許してきたか。我の優しさ。

013:優(yui) (Romantic irony)
優しさを剥いでは捨てるたび痛む瞼  あのひとはたまねぎでした

013:優(天井桃) (天然通信)
苦しみを一人で背負い去るなんてそんな優しさ哀しすぎるよ

013:優(濱田花香) (紅葵爽♪)
深と空(くう)---祠森(ほこらもり)や神秘舞ふ。優り草、色映ふとりまき

013:優(水野加奈) (水の中)
を一枚 なんとなくチケット売り場の姉さん優し

013:優(水野加奈)再投稿 (水の中)
「刑務所の中」を一枚 なんとなくチケット売り場の姉さん優し

013:優(宵月冴音) (銀星亭~Villa Argentee D'Etoile~)
本当に愛してないからどこまでも優しくできると笑うひとづま

013:優(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
優しさに甘えるための理由まで優しいひとにつくってもらう

013:優(翔) (ノーベル賞にほど遠く・・・)
右ななめ後ろの席のマキさんは優等生で雀斑美人

013:優(藤矢朝子) (トイレのうず/たんかん)
優しくて頼りがいがある彼は優柔不断で頑固な夫に

013:優(平岡ゆめ) (le petit cahier)
優しさの薄皮めくればはさはさと君は睫毛を靡かすばかり

013:優(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
本当の事を知るのにどれ程の時間(とき)見守るか優しき君は

013:優(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
車椅子押す彼は越えられないで優しい気持ちでまた目を開けた