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こっそり読書日記

HQの感想。ネタバレあり。

クランフォード  Cranford 第4話~

2011年05月02日 | 英国ドラマ

第4話は 1843年 4月

 

亡くなったホルブルック氏の農場は甥のエドワードによって売却されることになり競売にかけられる
クランフォードの住人が多く集まって、それぞれ気に入ったものを競り合う中
ジョンソン夫人と競り合ったドクター・ハリソンは中国製だ円形テーブルを競り落とす
だがミセス・ローズからそのテーブルが女性が使う裁縫用だと教えられたハリソン医師は
またまた考えなしにローズ夫人にあげてしまう(手袋、テーブルと贈りものがこうも続くと・・・)

 キャロライン・トムキンソンはバレンタイン・カードをくれたハリソン医師から
いまだなんのアプローチもないと姉に嘆く(ドクター・ハリソンの預かり知らぬところ)

ミスター・カーターはハリー少年に助手を務めさせながら、知識や教養を学ばせていたが
それを知ったラドロー卿夫人は怒り、使用人に教育は不要という考えを変えず
ハリーを雇うなら雑用係に限ると命じる

ジェンキンス家ではメアリーに想い出話をするミス・マティ
牧師の娘だったミス・デボラとミス・マティは、父親から毎日日記を書くよう言われたとのこと
ミス・デボラの夢が、教会の大執事と結婚して説教を書くことだったなんて・・ミス・デボラらしいわ
ミス・マティの願いはお嫁さんになって子供を持つことだったのね~、これもマティさんらしい

ラドロー卿夫人がミスター・カーターのハリー少年教育の妨害策として
ミス・ガリンドをカーター氏の助手に差し向ける
あらあらカーター氏、女性蔑視とまではいかないけど、女性が仕事をするのは認めないのね

ミセス・ローズがドクター・ハリソンから裁縫テーブルをいただいたと知った
おしゃべり雀のミス・ポール、さっそくミセス・フォレスターに教えていましたが
オールド・ミスのポール嬢と違って未亡人のミセス・フォレスターのお言葉は
素敵な結婚だったとわかるもので
{愛の喜び}なんてお言葉がミセス・フォレスターお口から発せられたとたん
喧嘩を売っているのか?と言い返す、ミス・ポールのやり取りがなんともおかしい

いよいよハットン牧師にソフィ嬢との結婚の約束をとりつけるドクター・ハリソン
これで円満ハッピーエンドに繋がるのかと思いきや・・って
(まあ予測はしてたけど、あそこまでとは)

その帰り道、ミス・トムキンソン(姉)に呼び止められたハリソン医師
妹キャロラインがいないところで確認したいと、ハリソン医師の財政状況を聞き出す
その答えが妹にプロポーズしない原因だと思いこんだトムキンソン姉は、持参金の額まで提示
ここまで会話がすれ違っているのに、見事に成り立つってすごいわ

ミス・ポールからの情報を早速ミセス・ローズに確認するミセス・フォレスター
すると、なんということでしょう!
ドクター・ハリソンはミセス・ローズに想いを寄せていらっしゃるのよと
(贈りものだけでそうなるのね)
ミセス・フォレスターの言葉にまんざらでもないミセス・ローズ
(でもね歳が離れすぎっちゅーの、気づけよ~)

ホルブルック氏の肖像画を自室に飾るミス・マティ(ミス・デボラならどう思うかを気にしつつ)
天涯孤独になってしまったというミス・マティから弟ピーターが
インドのシュンダラヤバッドにいたと聞き、インド駐留のゴードン少佐に手紙を書くメアリー
(もちろんミス・ジェシーのことにもふれてます)

ラドロー卿夫人はハリー少年がまだカーター氏の助手をしていると知り、大激怒
すぐにハリー少年は、カーター氏の保護下から外されることに

頭痛に悩まされていたメアリーは、ミス・マティを心配させないようにひそかにハリソン医師に相談
さっそく専門のマーシュランド医師によって、眼鏡を作ることになり問題解決

着実に愛をはぐくむドクター・ハリソンとソフィ嬢
(デートもこぶつきって、それでも一緒にいられるだけでってことなのよね~、いいわ~)

一方もうちょっとくだけた下々の者レベルでは、密会中のマーサがジェムとお熱いひと時を
そのジェムは亡くなった伯母から5ポンドを譲られ
さっそくマーサに贈り物をと喜び勇んで向かった先ジョンソン商店では
クランフォードのご婦人方が招待されて絹とファッションの展示会の真っ最中
さりげなく皮肉をちりばめながら(無意識なのか?)ご婦人がたが品物を吟味するなか
ジェムが買い物を銀行券で支払おうとすると、現金のみと受け付けないジョンソン氏
それを見ていたミス・マティは自分の財産のすべてを預ける銀行の信用を自ら示すために
ジェムの5ポンドを立て替えて退場する(やる時はやるのねミス・マティ)
メアリーはそんなミス・マティを心配するが、その不安は現実のものになり
銀行は倒産、ミス・マティは全財産を失う
その事実を伝えられても気丈にふるまうマティだったが
(ブラウン大尉に心配をかけたくないから)解雇を伝えるとマーサは取り乱し
無給でいい、絶対出ていかないと(羨ましい主従関係ですわ)
マーサを説得するメアリーは、大好きなマティのもとに留まりたい気持ちはわかるけど
実家から仕送りがあるメアリーはともかく、マーサに食べさすゆとりはないとさとす

ラドロー卿夫人に呼ばれたハリー少年、もうカーター氏のもとでは働けないが
牛舎で働くなら正式に雇うと厳しい宣告を申し渡される
そのラドロー卿夫人は、カーター氏に隠れてミス・ガリンドを伴って鉄道建設の現場を訪問
大切な跡取りセプティマスのために、先祖代々受け継がれた土地の三分の一を
鉄道会社に売るか、土地を担保に銀行から借金するか選択を迫られるほど状況は逼迫

ドクター・ハリソンの気持ちを一方的に勘違いする2人のご婦人
キャロライン・トムキンソンは、一向にアプローチのないことに不満だったが
姉の思わせぶりな慰めの言葉に説得され、五月祭に期待をかける
ミセス・ローズは白髪を隠すため黒髪に染めちゃって(へナかしら?)ハリソン医師の言葉も
すべて自分に都合よく考えてしまうなんて・・(罪作りな優しさだわドクター・ハリソン)

いよいよ五月祭
財産を失ったミス・マティは、内心お祭りどころではなくても表面的には冷静を装う
そんなミス・マティの前にジェムを伴って現れたマーサは、ジェムの承諾なくある提案をする
それはジェムと結婚してミス・マーサの家に住むというもの、全く寝耳に水のジェムは当惑するが
結婚した2人が住んで家賃を払えば、ミス・マティの家を出ないで済むとマーサが考えた解決法

ダンスをする人々を挟んで見つめあうドクター・ハリソンとソフィ嬢
一方この日ハリソン医師から告白されるものと期待するキャロラインは
いつもの仮病で注意を引き
先走ったトムキンソン姉の言葉を聞いたハットン牧師はハリソン医師が不実だったと知ることに
キャロラインとハリソ医師が婚約したも同然という話を聞いたからだったが
何も知らないハリソン医師は公の場で、トムキンソン姉からは妹こそが婚約者だと言われ
ミセス・ローズからも、はっきり言われたわけではないが婚約したものと思っていると言われ
さすがのソフィも説明してほしいと迫るが、傷心のご婦人2人とそのまわりが事態をさらに悪くさせ
説明する時間も与えられずソフィは父親に連れ去られてしまう(ここまでくると笑っていられない)

う~~、女性に優しすぎるドクター・ハリソンの態度があだとなったのか
(単にクランフォードのご婦人たちの恐るべき思いこみのせいなのか?)
まったくもってわけのわからん状態のハリソン医師がなんとも可哀そう過ぎた~
若い2人のカップルにハッピーエンドはあるのか?
破産したミス・マティはどうなる?と気になって、シリーズ1のラストが待ち切れなかった~

第5話  1843年 5月

マーサとジェムは正式に結婚して、ミス・マティの家で同居することに
(もうこの時点でマーサのかかあ殿下は間違いなしでも
銀行の倒産で財産を失ったマティのもとを離れたくないマーサは
自分が結婚して同居することでマティの負担にならずにジェンキンス家で暮らせるという
一挙両得のアイデアを実行)

ラドロウ卿夫人に知的労働から肉体労働に回されてしまったハリーを気遣うミスター・カーター
ハリーの好きなトマス・グレイの詩集を渡して慰めようとするけど
希望が潰えてしまった少年にはもはや無用の長物
(ハリー君には一度素晴らしい世界を見せられた後だから、よけいに裏切られた思いよね)

5月祭でスキャンダルを引き起こしたドクター・ハリソンは傷心のまま自宅に引きこもり状態
そこへメアリーが訪ねていくが、ドクターの助手をしていたミセス・ローズは家具と共に去りぬで
ハリソン医師はソフィ以外に想いを示していない、わけがわからないとメアリーに切なく訴えるが
説明したい肝心のお相手ソフィはシュロプシャーの親戚の所へ行っていると教えられる
メアリーはその帰り道、ミス・ポールに呼び止められ、ミセス・ローズに対する見当違いの同情と
ハリソン医師への非難を聞かされるが、ミス・ポールの本当の目的はミス・マティの財政問題すでにミス・マティが財産を失った噂が広まっていて、貧乏になってしまったのかと心配する(心から)

ジェンキンス家ではお金になるものは売るしかないと、父親の残した本を整理するマティは
父親も本来なら長男であるピーター(マティの弟)に残したかったに違いないと残念そう
本の整理のお手伝いをしていたミス・ジェシーに、自分たちは似た者同士だというミス・マティお互い愛する人はインドに行ってしまったからと、マティはピーターのことを思い
一度だけインドからマティに婚礼用のモスリン生地を送るという手紙が来たと悲しそう
父親のためと思いゴードン少佐の求婚を断ってしまったジェシーも
いつか戻って来てくれるのではと淡い期待を持ち続けている自分が悲しいと

ハンブリーコートのオフィスでは、良い雰囲気のミスター・カーターとミス・ガリンド
(やっぱりカーターさんは女性蔑視主義じゃぁなかったのよね)
ところがラドロウ卿夫人が自分に内緒で土地の権利書を持ち出したと知ったカーター氏
何も知らなかったというガリンド嬢に、夫人が金策のために土地を抵当に入れたのだと大激怒
事実を知ったカーターさんにラドロウ卿夫人は、選択肢はなかったのだと答え
自分の領地に鉄道を通すくらいなら、領地を担保に銀行から借金する方がましと
ハンブリーコ-トと夫人のことを心から心配するカーターさんは、他にも手段があったと訴えるが
古い考えを貫き通そうとする夫人の頭に、カーターさんの説得は入ってこない

しっかし、本館を閉鎖して東館に住めば40人を解雇できるって・・どんだけお金持ちだったんだ?
ラドロウ卿夫人は、彼らの生活の糧がなくなることを心配して絶対首にはさせないって言い張り
時計のぜんまいを回すためだけに雇われてる使用人もいるんですよ!と迫られると
それに対する夫人の答えは、「時計はたくさんあるし、彼は口がきけないわ」って・・・
なんとまあ、恐るべし古き良き時代!(冷酷そうに見えて、実は・・って夫人も嫌いになれないわ)
夫人の願いは偏にハンブリーコートを息子のセプティマスに残すことが神聖な義務と考えていて
十分承知しているカーターさんも、収入がないのに抵当に入れて借金したらどうなるか読めるから
つい力が入ってしまうのです
(それもこれも土地とご主人様への忠誠心ってことなので、どちらの考えにも同意できる)

さて、マティに内緒でメアリーを呼びだし、ミセス・フォレスターの家に集まったいつものメンバー
(トムキンソン姉妹、ミス・ポール、ミセス・フォレスター、ミセス・ジェイミソン)
ミス・マティの窮地を知り、ミス・ポールが代表して自分たちが一致団結して救うと宣言
義務感ではなく心からマティを援助したいと、余裕のある範囲でそれぞれがお金を出し合うことに
立場が逆ならミス・マティも同じことをすると皆思いは同じ
肉屋の支払いもできないとメアリーに聞くと、トムキンソン妹嬢は自分たちに任せてと(後の伏線)
ただし恩に着せたくないから、絶対援助していることを気づかせないようにしなければならないと
ブラウン大尉の協力も得て銀行の計算違いだったと思わせことに
さらにブラウン大尉は収入を得る方法を考えた方がいいと、商売を始めることを勧め
その気になったマティは、お茶(葉)の販売に乗り出し、さっそく家を店舗用に改装

その最中ドクター・ハリソンがクランフォードを出ていく(ミス・ポール談)と聞いたメアリー
ちょうどドクター・マーシュランドから手紙を受け取り、ピンと来た彼女は事態収拾に乗り出す
(彼女の働きがなかったら、あのままソフィとハリソン医師は悲恋で終わっていたのね)
ところが肝心なソフィは体調を崩して村に戻ってくる
ソフィを心配するハリソン医師は自分が診たいが、牧師館では門前払いをくい
哀れソフィは旧式な治療法しか施さないドクターの手で、さらに病状悪化か?

ガリンド嬢の家を訪れたミスター・カーター(花束持参です!)このシーン一番ロマンスだわ!
カーターさんにしてみればガリンド嬢に激昂したお詫びのしるしと言うところなんでしょうが
花束も花がメインではなく緑の葉っぱが多いところもいかにもカーターさんらしいわ
2人ともラドロウ卿夫人に対する思いは同じで、それぞれ夫人を気遣っていて
この時カーターさんのハンブリーコートに対する思い入れがどういうものかわかる
30歳の頃前任の管理人から仕事を教えてもらい彼の娘と結婚したカーターさん
財産を持っていた妻が亡くなった時、農園でも開いて人生をやり直すつもりが
愛するこの土地から離れられなかったのだと、その後友人の工場に投資してひと財産築いたが
ある日その工場を見に行って子供たちが搾取されていると知り、投資をやめて銀行に預けたと
(まったくカーターさんったら、どこまでも素晴らしすぎじゃないの!)
その預金をハンブリーコートを借金の担保にするくらいなら使ってもいいと思っていたのに
時すでに遅しで、カーターさんはセプティマスが戻ってくるとは考えておらず
戻ってきたとしても浪費家の息子がハンブリーコートをあっさり売り飛ばすことはわかっていると
ガリンド嬢も同じ考えで、そのことはラドロウ卿夫人でさえわかっていることが悲劇だと

ミス・マティのお茶屋さんは大繁盛(紅茶がメインでも中国茶や緑茶もあるようす)

ソフィを見舞ったメアリーはドクター・ハリソンの身の潔白を保証するが
すでにソフィは危機的状態
ハリソン医師はソフィを助けたくても出入り禁止なため、まず誤解を解かなければならず
ちょうどメアリーの手紙を受け取ったマーシュランド医師が村に戻ってきた時
鉄道工事現場で爆発事故が起こり、なんと!!!カーターさんとブラウン大尉が巻き込まれる
幸いブラウン大尉は目に軽い怪我程度ですむが、カーターさんは片足を切断しなければならず
死を覚悟した彼は居合わせたガリンド嬢に遺言を書きとってもらい
手術前に駆け付けたラドロウ卿夫人は意見の衝突があったことを謝罪し、カーター氏と和解
すぐに手術が始まるが・・・・(麻酔もなしなんてショック死しないほうがおかしいわ)
手術が終わるのを待っていたラドロウ卿夫人とガリンド嬢はメアリーから悲しい報告を受ける

カーターさんの死にショックを受けていたハリソン医師のもとに、ソフィの妹たちが助けを求めに来る
牧師館では相変わらず牧師に拒まれるが、ミセス・ローズの口添えでなんとかソフィのもとへ
見当違いの治療を施されていたソフィを救うため、危険な賭けに出るハリソン医師
もちろん結果は期待通り、目覚めたソフィは愛する男性がそばにいると知り・・

カーターさんの柩の前で彼のくれた詩集の一編を涙をこらえて朗読するハリー少年
その詩集を柩に入れて別れをすませる
後日ラドロウ卿夫人に呼び出されたハリー少年は彼女の口からカーター氏の遺言を教えられ
2万ポンド贈られたことを知るハリー少年、教育を受け成人したらそのお金を受け取ることになるが
それまではラドロウ卿夫人に貸すというもので、夫人とハリー少年を救う一挙両得の遺言
夫人は銀行の借金を清算でき、ハリー少年は教育を受けた末、クランフォードに学校を建てるという
カーターさんの望み通りの完璧な計画
(どうしてカーターさんを死なせなければいかなかったのか?と思ったけど、こうくるかとあきらめた)

ジェンキンス家ではマーサの妊娠を知ったばかりで心から喜んでいたマティ
目の怪我も軽くて済んだブラウン大尉と娘のジェシーを招いてお茶をしていたところへ
インドから3ヶ月かけて戻ったというゴードン少佐がジェシーの前に
もうひとつ驚かせる贈り物があるとメアリーに言われたマティは、ついに弟ピーターと再会する
マティに約束した花嫁衣装用のモスリン生地を差し出すピーターにおかえりなさいと言うマティ
(弟ピーターさんイケメンすぎるダンディ紳士じゃぁありませんか、東洋テイストも素敵すぎ)

トムキンソン家の野外お茶会では{優雅な節約}はおしまいとばかりに食べ物に群がるご婦人がた
キャロライン・トムキンソンが肉屋のやもめ主人と婚約したお披露目なのかな
モーガン医師とミセス・ローズもカップルになったようで
予想通りよと言うミス・ポールの口調はこころなしか(当然か)悔しそう
キャロラインは結婚しないと落ち着かないタイプなのと言う姉、自分はそういうタイプではないと
やさしいミセス・フォレスターが健康を気遣ってあげてと声をかけると
すかざず夫がいては健康は無理と返すミス・ポール(骨の髄まで独身だから病気にかからないと)
確かに納得できるお答だわ、あら、あの時代を想像すると納得できる私も実は独身派ってことか?
そして目下のご婦人がたの話題の的はもちろんマティの弟ピーター・ジェンキンス
その時ピーターを伴ってマティとメアリーがやってくると、たちまち乙女化するご婦人たち
ミス・ポールのあの表情はうっとりしてたってこと?

ピーターのお土産の花嫁衣装用のモスリン生地を持ってソフィを訪問したマティ
(牧師館はマティのもとの家でもあったのね)
マティから譲られたモスリン生地で作ったウェディングドレスでハリソン医師と結婚式を挙げるソフィ
馬車に乗りこんで去っていく若い2人をクランフォードの住人が見送るラストは
マティの表情が幸せそうでめでたしめでたしというところ
(それにしてもカーターさんは生かしてほしかったと、この期に及んでも悔しいわ)

とにかく毎エピソード次が待ちきれないほどなにかしらツボにはまれるお話でした
ミス・デボラは本当に残念で、彼女が生きてたらダントツ好きなタイプ
次にマティも好きだけど、ミセス・フォレスターもお茶目で好き
ミス・ポールは滑稽なんだけど愛すべきおばさまって感じで捨てがたい
トムキンソン姉は自分にも姉がいるせいか、妹に対してあんな愛情と責任感があることに感激した
(うちは2つ違いだからか、私の方が姉のような気分なので)
ミセス・ジェイミソンはオースティン作品で比べると「エマ」の家と同じくらいの階級かと見た
気のいいところもあるけど、スノッブなところもありで、一人乗りのセダン(っていうらしい)に乗る姿は
なんとも担ぎ手が可哀そうで滑稽なんだけど、あの時代はあれで普通だったのね
ラドロウ卿夫人はドラマ内の台詞にあったのかもしれないけど、字幕に目を凝らしてもわからず
ウィキで調べたら、どうやら伯爵夫人のよう(間違っていたらすみません)
My Lady Ludlow というお話があるようで、それだけでも読んでみたくなりました
架空の町の架空の人物とわかっても、こんな素敵なご婦人たちがいるクランフォードになら
一度は住んでみたいと思わせてくれるお話だわと、ラークライズとはまた違うけど楽しめました

評判が良かったからなのかどうか2009年のスペシャル版もみたのですが
これはまたショックな展開もあったりで、やはりシリーズ1のほうが良かった
カーター氏が出てこないからというのもあるけど、スペシャル版の感想はあとまわしになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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