久々にブログ書くなぁ(^_^;)
FreeNAS8でも出来ていたんだけどFreeNAS9にバージョンアップしたら設定方法ががらっと変わっていたので、備忘録も兼ねて書いてみる。
1.Directory Serviceの選択
これをやってなかったのでバージョンアップしたらAD連携できなくなってた…
FreeNASガイドにちゃんと書いてあった。やっぱオリジナルのドキュメントをちゃんと読まないとだめだね。
まずシステム-設定の画面から使用するDirectory Serviceを選択する。
2.サービス画面からActive Directoryの設定
1をやるとサービス画面に「Directory Service」の項目が表示されるので横のスパナアイコンを押してActive Directory の設定画面を開いて設定する。
3.サービスの起動
サービス画面からOFFボタンをONにすればサービスが起動しActive Directoryとの連携が完了。
4.CIFSでのアクセス権設定
CIFS共有を使う場合には共有するディレクトリにADのアカウントやグループでアクセス権がついてないと使えない。
FreeNASのGUIだけで設定してるとディレクトリのオーナーがrootになってるので、Windows側からアクセス権の変更ができない。
たとえばCIFSで/mnt/cifs-share ってディレクトリを共有設定する場合にはFreeNASにsshでログインして
# chown ikeda /mnt/cifs-share
でオーナーを自分にしておけば、後はWindows側からアクセス権の設定ができる。
winbindがきちんと動いている状態だと、ちゃんとFreeNAS上でユーザー情報とグループ情報を扱えるはずなんだけど、最初FreeNAS8でやったときはうまくできなくて無理やりアクセス権をつけたので、そのやり方も書いておく。
FreeNASのsambaは IDMAP RID でアクセス権が扱われてる。
IDMAP RIDについてはこちら↓
http://www.samba.gr.jp/project/translation/Samba3-HOWTO/idmapper.html#id486358
まずはFreeNASにログインして自分のADのアカウントで使われるuidとgidを調べる。
# getent passwd ikeda
ikeda:*:21120:20513:Ikeda Dai D.:/home/ikeda:/bin/sh
このuidとgidを使ってCIFS共有のディレクトリにアクセス権をつけてやるとうまくいく。
これでFreeBSDで動かしてたSambaをFreeNASに移行できそうだ。