宮澤賢治という詩人は、
自然を愛し、
人間を愛し、
四次元の世界を夢見ながら、
短い人生を
駆け抜けていった人です。
高村光太郎という詩人は、
美しいもの、
真実なものに
深い感動を寄せ、
病気の妻、
智恵子に対する愛を
歌いあげた人です。
寺山修司という詩人は、
『さよならだけが人生だ』と
いつも つぶやきながら、
現代人の孤独をうたって、
言葉の階段を
昇っていった人です。
まったく違ったタイプの
三人の詩集から、
私たちは
いくつかの作品を選んで、
朗読してみたいと思います。
現実の世界から
詩の世界に入りこんで、
やすらぎの一時(ひととき)を
つくることができたらいいなぁ
と、願っています。
上記の文章は
短大時の卒業研究で、
「朗読」を選び、
私が前ふりとして
作った文章です。
当時の手帳から、
懐かしい
薫りがしました。