和歌山県御坊市に滞在しています。
今日はお休み。どこへ行こうかとあれこれ迷っていたのだけれど、ホテルのパンフレットを眺めていたら熊野古道...という世界遺産があったので今日の目的地をそこへ決め、
お出かけしてきました。
全然調べないで向かったので、どうやって行くのかがさっぱりわかりません。完全に行き当たりばったり。ホテルで自転車を借り、とりあえず御坊駅まで...。
熊野大社というのがすごいらしいので、駅員さんに行き方を聞いてみます。どうも、紀伊田辺駅から行けるらしい...。
9時半には駅に着いていたのだけれど、本数が少なく30分待ち。リアルゴールドを買おうとして、間違えてペットボトルのなっちゃんを買ってしまいました。
シャキッと元気!って書いてあるリアルゴールドがよかったのに..
紀伊田辺駅までは45分です。
駅に和歌山県地図があり、それを見ると実はかなり遠いことがわかりました。でも、ここで帰るのもアレなので切符を買って出発。

田辺市は武蔵坊弁慶にゆかりがあるんだとか。紀伊田辺駅前に像が立っておりました。
観光案内所で聞いてみると、バスが出ているらしいのですが本数が絶望的に少なく、9:25の1本しかありませんでした。もう、11時近い。
熊野古道というのはかなり長い道。案内所のおばちゃんに色々聞いて、この時間からでも行けるコースを聞きました。高原熊野神社までのコースなら、バスに乗って行けるって..。
軽めの昼食を取り、バスに乗り滝尻というところまで..。
揺られることおよそ50分、滝尻に到着。ここは、熊野古道の入り口です。

ゆるやかな林道かなーくらいに思っていたのですが、この入り口を見てしばし迷いました。あれ?もしかして山道なのかしら?とここにきて気づいたのです。

本当に知識なしで行ったので、若干の不安を抱えながら古道に入ります。

すごくいい空気!とっても気持ちがよいです。気持ちよいですが、道らしい道はなく獣道のようなところをひたすら登る。ちょっとした登山みたい。
山歩き用の靴でもないのでつらいです。ここ数日の疲労もまだ抜けておらず、ちょっと進むと息が上がります。ですが、ここで引き返すわけにもいかないので休みながら先へ進むのです。
この道、同じところを歩いて帰ってくるんだよなあ...と思いながら。

途中、このような置き石?みたいなのがちらほら。忍者の合図でしょうか...?
何カ所か、見所のようなところを発見。

胎内くぐり。岩と岩の間に隙間ができており、洞窟のようになっています。女性がここをくぐれば安産するという岩。
私は男ですが、くぐってみました。

かなり狭いです。細身の私でも、這いつくばってようやくくぐれるくらいの隙間しかありませんでした。まだ見ぬ未来の奥さんは、安産してくれるといいな。
その近くにもう1つ、大きな岩がありました。


乳岩、という大岩。ここで出産した女性がいて、その子供は狼に育てられた..という伝説のある岩。ジャングルブックのような、そんなお話です。
ずっときつい傾斜の上り坂で、だいぶ参りました。看板が立っているからわかるものの、これ、気を抜いたら迷いそうです。
迷わないように、ところどころにこんな看板があります。

高原熊野神社までは3.7kmしかなかったのだけれど、何しろ道が悪いのでかなりの時間がかかります。
熊野古道というのはいくつもの門と神社を抜けて行く苦行の道だったそうな。私はその入り口にいます。後でそれを知りました。そりゃあ、ツライわけだよ...。
山頂らしきところからはすばらしい眺めです。

かなり汗をかいてしまい、とても水分が欲しくなります。でも、自販機なんてありません。水筒も持っていなかったけれど、駅で間違って購入したなっちゃんが手元にありました。
ペットボトルだったので、まだ飲み切らずに残っています。
これがかなり助かった。もし、あのときリアルゴールドを買っていたら...。なっちゃんを買ってよかった!
旅の安全を守ってくれるであろうお地蔵さんもいました。

だいぶ歩くと、ようやく楽な道になってきました。

こういう道なら大得意、すらすらと抜けて高原神社へ到着。


室町時代の様式を今に伝える、古い神社です。あの険しい道を抜けてきただけに謎の達成感。何の神さまなのかはわからなかったけれど、お参りをしました。

立派なご神木。樹齢千年以上とのこと。
本当はこの先も行けそうだったのだけれど、雨が降ってきました。残念だけれどここで引き返します。元々の目的地もこの神社でしたし...。
傘も持っていないので、濡れながら引き返します。もともと悪かった道がかなり滑りやすい。しかも、帰りは下り坂です。
木の根っこと枯れ葉を踏みしめながら、注意深く進みます。
私が履いていたのは革靴もどきだったのですが、ボロボロになりました。この靴はもう履けないな...。
道は悪いけれど、下り坂だったからか来たときよりも早い時間でバス停まで戻ってきました。
バスに乗り、紀伊田辺駅へ戻りましたが鈍行の電車まで1時間もある...。ずぶ濡れでかなり冷えていたので、わりとすぐの時間にあった特急に乗って御坊駅まで戻りました。
御坊駅からは自転車でホテルまで...。
ちょっとだけお日さまが顔を見せて、綺麗な虹を見ることが出来ました。

そんなこんなで、夕方にホテルへ帰宅です。
かなり適当な感じのお出かけだったけれど、なんとなく達成感はあります。と、同時にかなりの疲労感も...。
長い長い熊野古道の、ほんの入り口にしか行けなかったけれど、それなりのパワーはもらえた気がするのです。
明日からまた仕事なので、風邪を引かないようあったかくしてゆっくり休みたいと思います。
充実したお休みを過ごせました。明日もがんばろう!
今日はお休み。どこへ行こうかとあれこれ迷っていたのだけれど、ホテルのパンフレットを眺めていたら熊野古道...という世界遺産があったので今日の目的地をそこへ決め、
お出かけしてきました。
全然調べないで向かったので、どうやって行くのかがさっぱりわかりません。完全に行き当たりばったり。ホテルで自転車を借り、とりあえず御坊駅まで...。
熊野大社というのがすごいらしいので、駅員さんに行き方を聞いてみます。どうも、紀伊田辺駅から行けるらしい...。
9時半には駅に着いていたのだけれど、本数が少なく30分待ち。リアルゴールドを買おうとして、間違えてペットボトルのなっちゃんを買ってしまいました。
シャキッと元気!って書いてあるリアルゴールドがよかったのに..
紀伊田辺駅までは45分です。
駅に和歌山県地図があり、それを見ると実はかなり遠いことがわかりました。でも、ここで帰るのもアレなので切符を買って出発。

田辺市は武蔵坊弁慶にゆかりがあるんだとか。紀伊田辺駅前に像が立っておりました。
観光案内所で聞いてみると、バスが出ているらしいのですが本数が絶望的に少なく、9:25の1本しかありませんでした。もう、11時近い。
熊野古道というのはかなり長い道。案内所のおばちゃんに色々聞いて、この時間からでも行けるコースを聞きました。高原熊野神社までのコースなら、バスに乗って行けるって..。
軽めの昼食を取り、バスに乗り滝尻というところまで..。
揺られることおよそ50分、滝尻に到着。ここは、熊野古道の入り口です。

ゆるやかな林道かなーくらいに思っていたのですが、この入り口を見てしばし迷いました。あれ?もしかして山道なのかしら?とここにきて気づいたのです。

本当に知識なしで行ったので、若干の不安を抱えながら古道に入ります。

すごくいい空気!とっても気持ちがよいです。気持ちよいですが、道らしい道はなく獣道のようなところをひたすら登る。ちょっとした登山みたい。
山歩き用の靴でもないのでつらいです。ここ数日の疲労もまだ抜けておらず、ちょっと進むと息が上がります。ですが、ここで引き返すわけにもいかないので休みながら先へ進むのです。
この道、同じところを歩いて帰ってくるんだよなあ...と思いながら。

途中、このような置き石?みたいなのがちらほら。忍者の合図でしょうか...?
何カ所か、見所のようなところを発見。

胎内くぐり。岩と岩の間に隙間ができており、洞窟のようになっています。女性がここをくぐれば安産するという岩。
私は男ですが、くぐってみました。

かなり狭いです。細身の私でも、這いつくばってようやくくぐれるくらいの隙間しかありませんでした。まだ見ぬ未来の奥さんは、安産してくれるといいな。
その近くにもう1つ、大きな岩がありました。


乳岩、という大岩。ここで出産した女性がいて、その子供は狼に育てられた..という伝説のある岩。ジャングルブックのような、そんなお話です。
ずっときつい傾斜の上り坂で、だいぶ参りました。看板が立っているからわかるものの、これ、気を抜いたら迷いそうです。
迷わないように、ところどころにこんな看板があります。

高原熊野神社までは3.7kmしかなかったのだけれど、何しろ道が悪いのでかなりの時間がかかります。
熊野古道というのはいくつもの門と神社を抜けて行く苦行の道だったそうな。私はその入り口にいます。後でそれを知りました。そりゃあ、ツライわけだよ...。
山頂らしきところからはすばらしい眺めです。

かなり汗をかいてしまい、とても水分が欲しくなります。でも、自販機なんてありません。水筒も持っていなかったけれど、駅で間違って購入したなっちゃんが手元にありました。
ペットボトルだったので、まだ飲み切らずに残っています。
これがかなり助かった。もし、あのときリアルゴールドを買っていたら...。なっちゃんを買ってよかった!
旅の安全を守ってくれるであろうお地蔵さんもいました。

だいぶ歩くと、ようやく楽な道になってきました。

こういう道なら大得意、すらすらと抜けて高原神社へ到着。


室町時代の様式を今に伝える、古い神社です。あの険しい道を抜けてきただけに謎の達成感。何の神さまなのかはわからなかったけれど、お参りをしました。

立派なご神木。樹齢千年以上とのこと。
本当はこの先も行けそうだったのだけれど、雨が降ってきました。残念だけれどここで引き返します。元々の目的地もこの神社でしたし...。
傘も持っていないので、濡れながら引き返します。もともと悪かった道がかなり滑りやすい。しかも、帰りは下り坂です。
木の根っこと枯れ葉を踏みしめながら、注意深く進みます。
私が履いていたのは革靴もどきだったのですが、ボロボロになりました。この靴はもう履けないな...。
道は悪いけれど、下り坂だったからか来たときよりも早い時間でバス停まで戻ってきました。
バスに乗り、紀伊田辺駅へ戻りましたが鈍行の電車まで1時間もある...。ずぶ濡れでかなり冷えていたので、わりとすぐの時間にあった特急に乗って御坊駅まで戻りました。
御坊駅からは自転車でホテルまで...。
ちょっとだけお日さまが顔を見せて、綺麗な虹を見ることが出来ました。

そんなこんなで、夕方にホテルへ帰宅です。
かなり適当な感じのお出かけだったけれど、なんとなく達成感はあります。と、同時にかなりの疲労感も...。
長い長い熊野古道の、ほんの入り口にしか行けなかったけれど、それなりのパワーはもらえた気がするのです。
明日からまた仕事なので、風邪を引かないようあったかくしてゆっくり休みたいと思います。
充実したお休みを過ごせました。明日もがんばろう!