ASIA週間ということで、今回はYESの"Drama"を紹介してみよう。
1980年にバンドの「顔」とも言うべきジョン・アンダーソン(Vo.)とリック・ウエイクマン(Key)が脱退したことで、解散の危機に追い込まれたかに見えたYESだが、「ラジオスターの悲劇」で知られるバグルスの2人、トレヴァー・ホーン(Vo.)とジェフ・ダウンズ(Key)の加入によってバンドは存続することとなった。
このメンバーで制作された唯一のアルバムが"Drama"である。
個人的にはYESのアルバムの中でもお気に入りの1枚なのだが、当時のイギリスではかなり酷評されたらしい。CD化も最後にようやくという形だったそうだ。
知らないで聴けば、「ジョンが歌ってるんだよ」って言われても信用してしまいそうなくらいヴォーカルは違和感がないんだけれど、ジョン・アンダーソンではないことがファンには許せなかったようで、ステージ上のトレヴァー・ホーンに対する誹謗中傷は凄まじかったらしい。
本人にとってもトラウマになってしまったそうで、後にはプロデューサー業がメインになっていく。
アルバムの楽曲にしても、前作"Tormato"より全体的なクオリティは高いと思う。何と言っても、楽器隊の面々の演奏がすごくパワフルなんだよね~。
この作品は、"Machine Messiah"のヘヴィーなリフで幕を開ける。
緩急をつけながら、時にはポップに展開していくこの曲で、まず心を動かされるだろう。
"Machine Messiah"とともに、個人的に好きなのが4曲目、"Into the Lens"
YES "Into the Lens"
スティーヴ・ハウが、テレキャス、E.シタール、ラップスティールと大活躍!
今までのセミアコではなくソリッドのギターなので、ギターサウンドがシャープで際だっている印象がある。
このアルバムのリリースは1980年なんだけど、こうして聴いてみると、この時点でしっかり「80年代サウンド」になっているね。(ファッションも80年代してるしね(笑))
このアルバムの後、YESは一時解散、スティーヴとジェフはASIA結成に加わることになるのだが、そういう状況を踏まえてASIAの1stと比較すると、なるほどASIAのサウンドに似ているというか、ここからASIAに繋がっていくんだなあってことが感じられると思う。(ASIAの方がよりポップで軽いけどね。)
さて、YESのヴォーカリストとして酷評されたトレヴァー・ホーンはというと、その後、ジョン・アンダーソン復帰後のYESのアルバム"90125"のプロデュースを手がけたことで、名プロデューサーとしての地位を築くという、ちょっぴり皮肉めいた足どりを辿ることになる。
1980年にバンドの「顔」とも言うべきジョン・アンダーソン(Vo.)とリック・ウエイクマン(Key)が脱退したことで、解散の危機に追い込まれたかに見えたYESだが、「ラジオスターの悲劇」で知られるバグルスの2人、トレヴァー・ホーン(Vo.)とジェフ・ダウンズ(Key)の加入によってバンドは存続することとなった。
このメンバーで制作された唯一のアルバムが"Drama"である。
個人的にはYESのアルバムの中でもお気に入りの1枚なのだが、当時のイギリスではかなり酷評されたらしい。CD化も最後にようやくという形だったそうだ。
知らないで聴けば、「ジョンが歌ってるんだよ」って言われても信用してしまいそうなくらいヴォーカルは違和感がないんだけれど、ジョン・アンダーソンではないことがファンには許せなかったようで、ステージ上のトレヴァー・ホーンに対する誹謗中傷は凄まじかったらしい。
本人にとってもトラウマになってしまったそうで、後にはプロデューサー業がメインになっていく。
アルバムの楽曲にしても、前作"Tormato"より全体的なクオリティは高いと思う。何と言っても、楽器隊の面々の演奏がすごくパワフルなんだよね~。
この作品は、"Machine Messiah"のヘヴィーなリフで幕を開ける。
緩急をつけながら、時にはポップに展開していくこの曲で、まず心を動かされるだろう。
"Machine Messiah"とともに、個人的に好きなのが4曲目、"Into the Lens"
YES "Into the Lens"
スティーヴ・ハウが、テレキャス、E.シタール、ラップスティールと大活躍!
今までのセミアコではなくソリッドのギターなので、ギターサウンドがシャープで際だっている印象がある。
このアルバムのリリースは1980年なんだけど、こうして聴いてみると、この時点でしっかり「80年代サウンド」になっているね。(ファッションも80年代してるしね(笑))
このアルバムの後、YESは一時解散、スティーヴとジェフはASIA結成に加わることになるのだが、そういう状況を踏まえてASIAの1stと比較すると、なるほどASIAのサウンドに似ているというか、ここからASIAに繋がっていくんだなあってことが感じられると思う。(ASIAの方がよりポップで軽いけどね。)
さて、YESのヴォーカリストとして酷評されたトレヴァー・ホーンはというと、その後、ジョン・アンダーソン復帰後のYESのアルバム"90125"のプロデュースを手がけたことで、名プロデューサーとしての地位を築くという、ちょっぴり皮肉めいた足どりを辿ることになる。
DramaYes (1994/10/18)Atlantic/WEAこの商品の詳細を見る |