脳梗塞になっちゃいました|失語症|脳卒中|

右足と右腕が麻痺、失語症・・・
2006年8月発病。
以後、現在まで治療中。パソコンの入力が辛いです(^^;

4年経過

2010-08-17 23:01:02 | リハビリ秘書日記
脳梗塞を発症し本日で4年。

記憶が鮮明に残っているところから
忙しさのあまり、曖昧になってしまっているところやら。

人ごとのように「大変だったよなー」
と言えるのも、積み重ねた日々に治癒され、今ココにいるのかも!?


一方、ご当人はといいますと、能天気な日々を送っております。
先週京都に出向き、大学巡りなんぞしてきたのですが
単細胞な茶さんは、まんまと学問に火が付き只今研究中。
メデタイ人だ!!

歌を忘れたカナリアならぬ日本語を失った茶さん。
何時だったかなぁ~?テレビを見ながら会話をしていて
2人で日本語文法の討論をしておりました。
我に返ると、おったまげー たことです。

文法の「ブ」の字も言えなかった人が、あーだのこーだの言ってるのですから。
4年の月日の重さを、ここでも痛感いたしました。


4年間の日々は、学びの連続の日々でした。
心から思えることですが
こんなシンドイ学びは、正直もう御免だなっ!!


リハビリ秘書は、4年間の学びを次の人生に繋げたい。
茶さんは頂いた命を、人様の為に役立てたいとか。
シンドイにも色々あるけれど、やっぱ希望に満ちたシンドイにしたいものです。



余談ですが、ダイエット中の茶さん。食事制限がシンドイそうです。
ワタクシ1.5㎏マイナス。
茶さん1.5㎏プラス。


なんでやねん!!ダイエットしてたのは誰?


いろんな「病気」のブログがいっぱいです。よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 病気ブログへ
人気blogランキングへ
にほんブログ村 病気ブログ 脳卒中・脳梗塞へにほんブログ村


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (タンポポ)
2010-08-18 07:10:47
夫に重度の失語と右半身完まひが残ってしまいました。発症2カ月。48歳。子ども二人。只今奈落の底で道に迷っています。茶さんの回復を読んで、さっさと切り替えて、失語症の事調べなきゃと気付きました。家族が出来ることたくさんあるはずなのに、自分を嘆いてばかりいました。厚かましい質問ですが、参考になった本など教えて頂けたら幸いです。
タンポポさん (ふう)
2010-08-18 18:08:02
はじめまして。
ご主人の症状、お察し申し上げます。

茶さんも発症当時、麻痺全廃であり日本語はしべて失い、
記憶障害や注意障害などの後遺症もありました。かなりの重度でした。

失語症に関しては、本人曰く「文字はアラビア語のように見えた」と言っていました。
そんな事とは露知らず、私は不思議の連続の日々。
「敵を知らずして、どう戦う!」
と思い、失語症について調べ始め、多くの専門書を読みあさったり、
介護の合間に日本語文法の勉強をしました。


しかし、どれも約にたったと思える書籍はありませんでした。
といいますのも、発症して半年余り経過した頃
医療リハビリの進め方に違和感を覚えました。
マッチングしていなかったよう感じたんですね。

金沢の地に留まらず、方々マッチングするものを探しましたが
問題は「医学的見地」からのリハビリばかりで
患者主体ではないことに気付きました。

そんな中出逢った書籍が、「金田一瑞穂」さんの書籍です。
リハビリのヒントが盛り沢山!!
独自にリハンビリメニューを考え取り組みました。

病院でのリハビリは「目安を計るためのリハビリ」と切り替え、病院で行うこともこちらから指示していきました。


医療リハビリを中傷しているのはありませんのでご理解くださいね。

私共のリハビリは、STをはじめPT、OTも同様に進めてきました。
患者本人を一番知っているのは家族であり、本人自身です。
社会復帰するにせよ様々であり、訴えマッチしたリハビリを行っていく必要があると考えます。

ただ、その陰で家族の負担は増すのも事実です。
それも回復してしまえば、一時の出来事にすぎません。

私はズルイ人間なので、ずっとリハビリを続けるのが嫌だったんですね(笑)
一時期集中し、できるだけ早くお互いの生活スタイルを見つけようと励みました。

嘆くお気持ち、お察しいたします。
そのエネルギーをご主人との次の未来に繋げてはみませんか。

茶さんは「失語症は治る。やり方次第だ。そして家族次第だ」と申しております。
大変でしょうが、無理せずお励みください。


私共のブログの記事は
当たり障りのない記事しか掲載しておりません。
もしかすると、コメント欄の方がお役に立てる事が書いてあるかもしれませんので
お時間がお許しの際は、覗いてみてください。
ありがとうございます (たんぽぽ)
2010-08-18 21:26:00
ふう さま
温かいお返事、涙が出ます。茶さんの明るさ素敵!さりげに家族に負担させて、さらにえばってる所が。ふうさん、本当によくなさったのですね。実は、失語症の本も怖くてまだ読めませんでした。金田一さんの本、早速読んでみます。貴重な情報をありがとうございました。ご親切が身にしみて嬉しい今日でした。
タンポポさん (ふう)
2010-08-19 00:06:46
コメントをいれてから、再度思い出し考えていました。
茶さんとも話をし「何が一番役にたったけね?」
なんて、会話をしていたのですが

「早くから色んな事に取り組んだことだろうな」と申しておりました。

金田一さんの本が役だった理由に
「失語症はもう一度日本語を覚えればいいだけ」だからなのかもしれません。

「治す」という発想より「覚える」でいいのかもしれません。
単純なところから入っていった方が
楽しくリハビリを進めることがきるようにも思えます。



茶さんはとっても能天気。
単純馬鹿ともいいますが。
今は障害者になりラッキーだと、心から思っているようです。

また、疑問点等ありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。
ご無沙汰しております (Y子)
2010-08-21 16:36:55
ふうさん、茶さん
ご無沙汰しておりました。
暑い暑い夏ですが、
ふうさんの文章を読むと元気が出てきます。
茶さん発症から4年ですか・・・
我が家は9月で2年ですが、
大事な事を忘れていたように思います。
倒れた日からの絶望感は忘れることは
ありませんが、
障害というものに慣れてきた!?というのでしょうか、
頑張ってくれている主人にも慣れてきているのです。

泣いた嘆いたりするばかりの私より
逃げ出したい程の障害からも黙って逃げずに、戦ってくれてた主人にたいして、
最近はあれもできない、是もあきらめた、と不満感で一杯になって小さな事で喧嘩をする日があります。

私ってまだまだですよね。
もう一度ゆっくりと、生活や仕事、
リハビリについても考えて、
次の一年を頑張ってみようと思います。
Y子さん (ふう)
2010-08-21 23:37:18
こちらこそ、ご無沙汰いたしております。

今年は暑い夏となりましたね。
「溶けそう」なくらい暑いのに
溶ける気配もない、茶さんと私です(苦笑)


さて、ご主人もY子さんも日々お励みのご様子、頭が下がります。
何時も思うのですが、強い人って何処にも居ないと思うんですよ。
みんな弱いから懸命に頑張る。
上手くいかないから、歯を食いしばって頑張る。
経験を積み重ねるうちに、解決方法など学習していけているのかな?とね。
ご主人は、病前より仕事において、数々の苦難を経験し乗り越えてこられたからこそ
障害を持つ身となっても、受け止め励まれているのでしょうね。
素晴らしいご主人です。(とお伝えください^^)

時には、泣いても嘆いててもいいのではないでしょか。
求める気持ちを乗せなければですが。
求める気持ちは、欲求なので不平不満と繋がりお互いに辛いだけ。
「求める」を「望み」に置きかえれば
希望となるので、ポジティブに進んでいけるように思います。

私も何時も「まだまだだなぁ~」と思っています。
でも、まだまだの自分に気付けるからこそ
成長させて貰っているのかと
身勝手な解釈で、日々を過ごしています。
違う角度で、自分を計ることができるようになり、ちょっと得しちゃったかもしれません。
これも、病気、障害のお陰です。


「ゆっくり」っていいですね。
私も、ゆっくりとぼちぼちやっていきます!


ありがとうございます。
いつも有難うございます (Y子)
2010-08-24 14:17:33
思わずふう様と呼んでしまうほど、
私の気持ちを見透かされているような、
コメントの返事!
涙しながら反省しています。

本当に私は未熟な人間で、
「主人に求める」ことしかしていなかった。
「主人は可哀相。でも私も可哀相!」って
思ってきた2年間だったように思います。

ふうさん茶さん
お二人は私には先生であり、
憧れ!?尊敬する人です。
お二人のようになれるよう
私なりに反省して次の一年過ごしてみます。
頑張らずにあせらずに!!

タンポポさんへ
発症当初は私も泣いてばかりでした。
お医者様のいう事に絶望しかなくて、
怖くて悲しくて・・・
2年後の今も泣く日はあります。
(ふうさんに今でもメソメソ相談している私ですから、)
でも今は主人や子供達と笑える日も一杯あります。
辛いとは思いますが頑張ってくださいね。








Y子さん (ふう)
2010-08-29 22:24:01
朝夕秋の気配が感じられるようになってきました。
とはいっても、暑いですね。

「人間万事塞翁が馬」
昔の人は、上手く例え私達に教えてくださいました。

先日手にした本に、記してあったのですが
茶さんや私の様に、病気をしてラッキーだったと思う人が、やはり居るそうです。
病気をしたことにより、色んな事に気付き視野が広がる。
人生180度変わる。
これを「実存的変容」というそうです。

へぇ~~~
っと思いましたが、病気を体験せず元気なまま過ごしていたかと思うと
ちょっと怖くもなりますね。

それだけ、私共はダメ人間だったということです。

一歩一歩、のんびり歩んで参りましょう。

残暑厳しい折、ご主人共々お自愛の上お励みくださいね。