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太陽のあとを追って

拙い詩と、拙い散文。

大丈夫

2006年11月30日 | 行李のなか
うん
大丈夫みたいだよ 大丈夫
会えなくても恋しくないし
前みたいに 毎日何回も電話してくれなくても
さみしくない

予定に追われる日々の連続
わざわざ立ち止まって
思い出してあげる余裕なんてないわ
きっとこうしてあの人も
身近になったわたしを忘れて行ったはず

忙しさの絶大な威力
命懸けの愛も消し去ってくれる
構ってくれない さみしがらせるひどい人
そんなあの人への恨みつらみも
一息に押し流すこの爽快さ

夢から覚めて 待っていた現実
未来はいつも希望に満ちていた
大丈夫
きっとうまく行く

選択

2006年11月19日 | 行李のなか
優しかった頃の あなたの面影にすがって
ありもしない希望を
無理矢理見つけ出していた

愛しているのは
わたしの中に残ったあなたの残滓
現実に目覚めなければならない時がきたのか
それとも このまま
夢を見続けたほうがいいのか

時折訪れる神様の使いが胸ぐら掴んで
問い質す



あなたの声

2006年11月18日 | 行李のなか
あなたの声
つらいことがあった時
くじけそうになった時
あなたの声が
つつんでくれた

低くて ぬくもりを閉じこめた
あなたの声
たくさんの 苦しいと 悔しいを
乗り越えてきた
大人の男の人の声

たくさんの 信頼と 自信を
握りしめてきた
大人の男の 声

数え切れないほどの愛してるを
誰かの耳元で 囁いてきた
あなたの 声

壁にもたれて
小さな電話機から聞こえてくる
声に耳を澄ます
あなたの声
そんなこと言われちゃ
嫌うことができない どうしよう

あなたの声
憧れていた大人の男の 声

ああどうかその声で
愛していると 囁いてくれませんか
あなたの声で
たったその一言だけ
それさえあれば
わたしはもう
どうなってもいいのに

あなたの 声