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太陽のあとを追って

拙い詩と、拙い散文。

癒しの時間

2014年05月28日 | 書付
もうわかってる
言わなくたっていい知ってるから
知っての上で
こっちだって行動してるんだから


誰も何も言わないで
知ってるからもう言わないで
この先どうなりたいとか
どうしてほしいとか
そもそも人格が合ってるのかとかどうか


そんなの もう 知ってるから
何も言わないで
知りたくないの


ひとときの現実逃避
それが癒しの時間
抱いて抱かれて
一時の嘘が 永遠になるような錯覚

確信

2014年04月19日 | 書付
絶対にうまくいく
絶対にしあわせになれる
確信がある

自分だけじゃなく
かかわる人すべてをしあわせにできる
自信がある

華やかじゃないし
目立たない
リーダーにもなれないし
大勢を楽しませることもできない

でも
私は私のやりかたで
確実にたくさんの人たちを
しあわせにできる
必ず


私は私のやりかたで
しあわせにできる人がいる
たくさんの人を

華やかでなくても
目立たなくてもいい
必ずしあわせにできる

もう会えないんだね

2013年11月02日 | 書付
人ごみの中で探す
最後の姿

横顔を忘れないよう
もう少しここで じっとしてたいな



あなたのいた場所は 今
ぽっかりと 陽だまりが傾いて
忘れるわけがない
嫌いになんてなれない
本当の気持ちに 向き合わせてくれる


あの時間は消えない
気持ちだって 消えない


もう会えないけれど
あなたとのことが 無意味に帰するわけじゃない
どんなひとときもふたりには永遠で
たとえあなたがいつか忘れても
世界のどこかではずっと 
生き続けてくれる


今でも好き
でも もう会えないんだね

横顔を忘れない
人ごみにまぎれて見送る
ひとひらの 精一杯の恋

秋の日の陽だまり
どこかでいつまでも 息づいている
人ごみにまぎれて
見えなくなるまで


それくらいの縁

2013年10月08日 | 書付
ようやくここまで
たどりついたと思う

あなたとわたしは
ながいながい人生の中で
一瞬だけ手と手が触れ合って
見つめ合ったことがあった

ただそれだけのこと

ながいながい人生の中で
それは一瞬のこと


それは
今朝 電車で席を譲ったらお礼を言ってくれた
背中の曲がった小さなおばあさんとおなじくらいで

それは
きのうコンビニでお釣りをくれるとき
くじをすすめてくれた店員さんとおなじくらいで

それくらいの縁


すぐに 思い出から消える
それくらいの縁
大切にしたいけど
気が付いたら 記憶から消えてる縁



高い空に雲が消える
ただひたすらに清々しい
それくらいの縁