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CSS2009スタッフブログ

コンピュータセキュリティシンポジウム2009事務局からのお知らせを掲載しています

富山城

2009-10-13 23:41:28 | お知らせ


全国に3名のCSSスタッフブログファンの皆様、大変お待たせしました。1ヶ月以上ぶりのブログ更新であります。
更新していないと、さすがに300人からの参加者があるイベントのブログですが、誰も見ません。。訪問者数 15 IP/日とかです(そのうちcrawlerが4、5はあるはずなので、人間何人が見ているやら)。

さて、本日からご来場いただく皆様のために情報提供を再開します。

写真は私が会場の前から撮った富山城です。なんとCSS2009会場である富山国際会議場のすぐ隣にあるのです。石垣の下半分はお堀の水面です。

このお城ですが、実は模擬天守(富山市郷土博物館)なのです。


富山城や城下町は、何度も大火で全焼し、記録資料類も焼けてなくなってしまいました。また、近年では第二次世界大戦で焼夷弾しょういだんの攻撃を受け、残った資料や城下町の姿もすべて焼き尽くされてしまいました。
 このような資料的制約が、富山城の研究が進展しなかった一番の原因です。

 戦後、富山城には鉄筋コンクリートの模擬もぎ天守てんしゅ(現在の郷土博物館)が作られました。この建設は、当時、戦後復興のシンボルとして市民を活気づける目的で行われたものですが、現在の文化財の考え方では、歴史的に存在しなかった建物を作ることには、良い評価が与えられていません。このようなことに加え、戦争で町全体が焼け野原になったという記憶から、市民の意識から「城下町」であったことがほとんど消え去ってしまったことも、富山城の研究を遅らせた原因と思います。

http://homepage2.nifty.com/kitadai/toyamajyo/q-and-a/q9.htm



富山城の天守閣があったのかどうかについて、今でも研究が行われているそうです。天守閣は作られなかったということが有力だそうですが、これはこれでロマンですね。なお模擬とはいえこの天守は平成16年には国の登録有形文化財に指定されたのこと。
今市内では市電の工事が大規模に行なわれていて、それもあり歴史の地中からの新発見もまだまだあり、CSSの開催中も貴重な出土品の展示が郷土博物館で特別に公開されています(11月8日まで)。

反対側(城址公園)から見るとこうなります。