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近日公開または公開中の最新作批評のコーナー。
■ 「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」
映画ファンよ! その“色眼鏡”を外せ!
編集部が確かめてきた「キック・アス」続編の本当の実力!
監督
ジェフ・ワドロウ
キャスト
アーロン・テイラー=ジョンソン(デイブ・リズースキー/キック・アス)
クリストファー・ミンツ=プラッセ(クリス・ダミーコ/マザー・ファッカー)
クロエ・グレース・モレッツ(ミンディ・マクレイディ/ヒット・ガール)
ジム・キャリー(スターズ・アンド・ストライプス大佐)
モリス・チェスナット
解説
「あの『キック・アス』の続編が製作される!」というビッグニュースが全世界を駆けめぐり、映画ファンはその完成の時を今か今かと待ちわびた。そして、ついに待望の続編「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」が完成。だが、いち早く公開されたアメリカではNo.1デビューを果たせず、なんとなく「続編はダメなんじゃないか?」という不安が、映画ファンの間でもチラホラ……。果たして、そのイヤな不安は的中するのか、それとも取り越し苦労に過ぎないのか。熱烈な「キック・アス」ファンでもある映画.comこそが、その真相を究明しなければならない!と熱い使命に燃え、いち早く同作の鑑賞に臨んだ。
断言しよう、ファンの不安は“大いなる勘違い”に過ぎなかった。「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」は、あらゆる不安を吹っ飛ばすクオリティを放つ続編だった。
「監督が変われば、作品のテイストやクオリティが大きく変わる」というのが、映画を見慣れているファンにとってはシリーズものについて回る心配のタネだろう。「キック・アス」についてもまた、前作のマシュー・ボーンから新鋭のジェフ・ワドロウへと監督が交代されているが、そこは心配は無用だった。ボーンはプロデューサーとして作品全体をコントロールし、そのお眼鏡に適った“コミック愛”“キック・アス愛”に満ちた男がワドロウ監督だったからだ。しかも監督以外のスタッフは全て前作からのボーン組が再結集! 作品テイストは前作通りな上に、“等身大”ヒーローが複数登場することにより、作品世界がさらにスケールアップを果たしているのだ。
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